豊かな人間関係作り実践プロジェクト
県立高等学校
2006.5.22(MON)
13:30〜15:00
27名
挨拶
皆さんこんにちは。面識がある方々には、どうもご無沙汰しております。そして、初めての方とは、はじめまして。
山口県○○野外活動センターで、冒険を担当しております。○○と申します。
今回こうしてプロジェクトに関わり、皆さんと一緒に研修する機会に恵まれて、本当に嬉しく思っています。実は、このプロジェクトは、OBSやPAで活用される教育手法を、少しでも多くの先生方に知って頂こうと立ち上げられたプロジェクトです。3年計画のプロジェクトで、毎年、県内小・中・高校から40校、1年ごとに新規の40校を募って、最大120校の学校に伝えていこうとしています。
今年はその初年度ですが、県内から多数の学校が手を挙げました。そして私が貴校の担当になり、こうしてやってきた次第です。貴校の先生方とも今までいろいろとお話をさせて頂き、この教育手法にたいへんポジティブな印象を持たれていると実感しています。だからこそ、少しでもそのお役に立てたら幸いだと思っています。
さて、県内諸学校での校内研修を担当する我々の役目ですが・・・
実はこの教育手法は、現在AFPYと呼ばれています。というか、そう呼んでいます。
OBS・PA・AFPYについてのクイックチチェック
大自然を相手にした規模の大きい体験学習であるOBSの教育手法、その手法や考え方をもっと教育現場で扱いやすくと工夫され発展していったPAの教育手法。その、全てを含めながら、「いつでも、どこでも、だれでもできる」をテーマに、山口県独自で発展真っ最中のAFPYです。
山口県にOBSの考え方が入って15年がたちました。その5年後に日本でPAJが設立されています。だから、山口県はPAJに先んじて、この手法に取り組んでいると言うことができます。
実は、今までも、多くの先生方がこの手法に着目し、自ら現場に取り入れて理解してもらおうと努力しておりましたが、なかなか肯定的に理解してもらうことが難しく、個人レベルでの研修で終始終わっている場合が実に多くありました。
このプロジェクトは、各校のリーダーとなる方が中心になって進めていきます。その時に、その学校のメンバーが、同じ目線と同じ意識で取り組んでいけるように、活動への前向きな意識のベース作りのお手伝いをさせて頂くのが、我々の責務です。
1年で数回しか来ませんが、意味のある数回になればと思っています。
で、今回は、AFPYって何?という部分を、できるだけポジティブに紹介することと、実際に体験して頂いて、「悪いものじゃないなぁ。」と、体感して頂きたいと思います。
この手法は、荒い言い方で表現すると、「アドベンチャー」です。日本語で言えば「冒険」です。冒険は、読んで字のごとく「危険を冒す」というイメージで捉えられがちですし、まさに、そういうリスクを活用する事もあります。が、
と受け止めると、アドベンチャーとは、自分の変化を意識すること、そして、変化を受け止めることだといえます。そして、小さな変化はどこにでもあり、それを意識するかしないかで、学習になるかどうかが違ってきます。
たくさんの学び |
・ 学びの瞬間が到来するときの感情「分かるという快感」 ・ ゴールをもつという事 ・ 分かった瞬間置いてきてしまった自分の負の感情 |
※冠の上の部分は、分からないものを両手で包むという象形。
学ぶという意味は、安全に守られた場所で、分からないものを慈しみ育てるということです。学ぶ者は、心も体も安全でなくてはならないし、分からないと言うことをみんなが大事にしなければいけないということです。そして、学びには受け止める器が必要で、その器は、心が開いていなければ存在しませんし、心は楽しくなくては決して開きません。
だからこそ、AFPYの指導要領には「楽しく」を実現させるために「安全に」「公平に」「真剣に」というルールがあります。
「学ぶ」は、「まねる」の音から来ている言葉で、まさに日本の学び方は、まねることから始まります。
手のひらボールペン |
※って勝手に名前を付けましたが、手のひらを合わせて、親指の付け根で挟んだボールペンを、手のひらをこすりながら回すと、あら不思議!いつの間にか手のひらに入っています。っていう遊びです。まねることでできるようになります。 |
考え方、しゃべり方、物腰、子どもたちは大人をまねて育つわけだから、大人の責任は重いですよね。教師の背中はでかくなくてはいかんですよね。
人混みに立つという行為から
コンフォートゾーン
バースディラインナップで
ストレッチゾーン
手をつなぐ行為はまさに
パニックゾーン
だから、キャッチというストレッチ
手をつなぐ行為から見えること
手をつないだ自分の手の形から、自分の生き方が見える場合があります。「手をつないでください。」と言った瞬間、手を差し出して相手がつなぐのを待つ人。相手の手の向きを確認して、自分の手のひらの向きを調節する人。自分を変えようとしない人のことを、わがまんまの人。「わがまま」と言います。でも、そういう人がいないと、手は上手くつながりません。大切なのは、自分はどうなのかを意識することです。
では、もう一度つないでください。
その、改めてつなぐときに起こる感情が、変化を意識すると言うことです。
ここにいるということ
インパルス
フルボディじゃんけん
ディインヒビタイザー(アイスブレイク)
フルボディじゃんけんあいこ
何が起こっているのかを意識する
空気を読む機能
アイドルをさがせ・VIPとSP
隠れるという負の行動は、集団を拡散する。
守るというプラスの行為は、集団を集結させる。
ヘリウムフープ
成功のキーワードは何?
何を意識するとうまくいく?
魔法の鏡
どんな言葉が聞こえましたか。
自分は何を発信しましたか。
今回の研修は、皆さんに楽しいと感じてもらうことが最優先のテーマです。次回は、学級や学校で使える活動を、紹介していこうと思います。
ゲームが中心なのは、短い時間でインパクトが強くて、効果を実感できるよい手段だからです。この手法は、生活でも使えるぞ!という実感を持って頂ければ本当に嬉しいことです。では、またお会いできることを楽しみにしています。