(しりたかやま)249.2m
高壺山
(たかつぼやま)255.8m
下松市笠戸島
H22.5.26
カシミール3Dで作成
北部・中部と縦走してきた笠戸島。 今日は南部を踏波して、笠戸島をつなぎたい。 6月にはいると、例年のキャンプの踏査が始まるので、今日の縦走を最後に、しばらくファン登山は登り納めです。 |
||
縦走終点の白浜駐車場に車を置いて、自転車で深浦まで。深浦バス停に自転車を置き、登山開始です。 | 海岸線を西に向かいます。海岸線が途切れる頃、道なりに左に曲がります。 |
外野林道入口。尻高山に向けて北西に進みます。 | アンテナを通り過ぎ産業廃棄物処理場を過ぎると、 道は、未舗装路に変わります。 |
道が大きく左カーブしたところに広場があり、車が数台止まっていました。 ここまで上がってくるのは尻高山に登るために違いありません。 大ヤブを覚悟してきたので、人がいることにちょっと安心感を感じます。 ここが登山口。スパッツをつけて、ヤブに備えます。 |
|
覚悟してきたのですが、どこまでいっても ヤブにはならず・・・ おかしいなぁと思ってふと足元を見ると・・ |
|
切り取られたばかりの切り株。 樹液がしみ出ています。 ということはさっきの車の方達はここを整備 してくださっているようです。 |
|
思った通り。山頂までもう少しといところで、左右に道が分岐しており、そこに草刈りの道具が 置いてあります。右手にもテープがありましたが、左の切り開かれたシダの中を進むと、その先 で作業されている方達に出会いました。お話を伺うと、この登山道を通りやすいように整備 してほしいとの要望に応え、整備してくださっているのだそうです。 登山ブームといわれる昨今。私のようにインターネット等でこのルートを知り、登ってみたいと 思われる方がたくさんいらっしゃるのでしょう。 登るだけでも大変なのに、なたをふりつつ進むのは本当に骨の折れることです。 お礼を言って、先に進ませて頂きました。 |
これが本来のヤブ道か・・ でも、踏み跡もあり、進めないことはないのだけれど・・・ |
|
今日一つ目のピーク 尻高山到着です。 | |
東側の木が切り開かれていて、わずかですが、展望を望むことができました。 |
山頂からの下りはまだ整備されていなかったので、たしかに歩きづらかったですが、踏み跡はしっかりあるし、テープのついていて迷うことはなさそうです。トトロの森のようなこんな道が楽しいと思う私はおかしいのかな??ここもやがて、歩きやすく快適な道になるでしょう。 | |
やがて、ぽっかりと広場のような所に出ました。 ここを直進すると、象の肩との分岐につきます。 |
|
象の肩の分岐から東に快適な縦走路が続きます。 | |
縦走路はとても快適です。しかし道にせり出すかのように伸びているシダに、先日の深淵のシダ地獄が蘇ります。 |
大浦峠。 北東−深浦へ 南西−海岸へ 東(直進)−高壺山へ |
|
二つ目のピーク 高壺山 | |
高壺山から下り始めると、あちこちに旧日本軍の遺構がありました。そういえば不自然に盛り土がしてあるところもあり、周南の大高神山。宇部の霜降岳が思い出されます。 | |
一番大きな遺構を見た後、しばらく下ると、変則四差路。 そして、地蔵峠に着きました。 |
|
ここから海岸までは地図の等高線を数えると200mダウン。ということは、また200m登ってこなくてはなりません。勇気を奮い起こし、下り始めます。小さな石仏様の納めれている御堂を過ぎ、こんなにくだらなくてもいいのに・・と内心思いながら、廃屋の横を過ぎていくと沢が現れました。 そして海岸へ。 |
|
海岸に着きました。海抜0mです。 |
この岩が沖浦観音?岩の上に観音様が置かれていたと思われる台座がありました。 |
このあたりの岩の模様は。波の浸食を表していて、とても特徴的です。 子どもたちに見せたいと考えてしまいます。 しかし、何となく荒れた風景といい、ここは沖浦観音というより、沖浦観音跡と呼ぶ方が ふさわしいかも・・・。ちょっぴり残念な気持ちであがる200mはきつかった・・・。 |
やっとの思いで、地蔵峠まで引き返し、縦走を続けます。地蔵峠から5分。先日撤退を余儀なくされた深淵との分岐につきました。 確かめずにはいられず、ほんの少しだけ進んでみました。 |
|
210.2ピークまで進んでみました。 この跡の行程も考え、ここで引き返しました。シダが刈り取られた跡はあるものの、その先の道も荒れ加減でした。しかし、テープは続いていたので、通じているはず・・ |
|
気になっていた深淵への道も確認し、転がるように下りていくと江の浦貯水場に着きました。 | |
貯水タンクを右手に見て、坂を下りていくと、左手に笠戸ドックの社員寮がありました。 その横から再び山道に入り、坂道を登っていきます。 |
|
29番・30番石仏を左に見て、次の交差路を直進。次の分岐も岩の多い左手の道を上がっていきます。 沖浦観音の200ダウンアップが足に響いています。99mピークが遠く感じる・・・ |
|
大岩がでんと坐す99mピーク | |
わずかに展望を望むことができました。 | |
先日登った白浜山を見ながら下りていくと、墓地の横に出ました。 | |
白浜駐車場。スカイ3号入口に到着しました。 |
本日の走行距離11km。累積標高は1300mでした。 久々に足応えのある縦走に満足感と疲労感がどっと押し寄せました。 スカイ1号(本浦起点) スカイ2号(尾郷起点) スカイ3号(白浜起点) いずれも、登山道がよく整備されており、快適でした。 時間、体力等にあわせていろんな楽しみ方ができるでしょう。 ただ、スカイ1号(本浦〜天狗岩〜摺鉢山)は周回ができなくはないと思うのですが、 他は起点と終点が離れているので、一人では厳しいかな? いずれにしても、青い海と山の緑に囲まれて幸せな時間でした。 |
20分(自転車) 10分 20分 20分 15分 20分
白浜駐車場 → 深浦バス停 → 外野林道入口 → 登山口 → 尻高山山頂 → 象の肩分岐 → 大浦峠
15分 10分 20分 15分 20分 5分
→ 高壺山 → 旧日本軍遺構(最大) → 地蔵峠 → 沖浦観音 → 地蔵峠 → 深淵との分岐
15分 20分 5分
→ 江の浦貯水場 → 99ピーク → 白浜駐車場
( 休憩を含め4時間)
笠戸島北部:本浦〜摺鉢山周回コースを見る
中央部:白浜山〜大城を見る