(しらはまやま)下松市笠戸
188.8m
H22 5.18
カシミール3Dで作成
先週、摺鉢山を中心とした笠戸の北コースをまわり、今日は白浜山を中心とした笠戸中央部に行ってみることにしました。しかし、天気予報では、午後から雨。勝負は午前中です。大城の近くに駐車をし、そこから深淵までは、自転車で20分。ここから縦走路に合流できるかは情報がないので、どきどきしながら上がりました。
深淵と書かれたごみステーションの前に自転車を置き、いよいよ登山開始です。 まずは、地図の波線に沿って、西の尾根を探そうとしましたが、民家があり、その先、道が途切れているようだったので、谷の東側から上がって見ました。しかし、帰りはここに下りてきたので、谷をはさんで道はつながっていました。 |
谷を右に見ながら上がっていくと、テープやペンキがやたらと付いていて、これは縦走路までつながっている?と期待したのも束の間、テープが何重にも巻かれた谷のドンツキで道はぷっつりと消えてしまいました。 | |
ここで道はぷっつりと消えてしまいました。 |
ここからは、右を見ても左を見ても上を見てもシダ・シダ・シダの海でした。 西側の尾根にもテープは続いていましたが、稜線に上がろうとすると、シダに阻まれます。 シダが薄いところを探し、何とか稜線をあがろうとするも、やがてシダは背丈を超え、どこが地面か 分からなくなってしまいました。 稜線を思わせる日の光をたよりに、シダをロープ代わりに登ろうと思っても、足がシダの中で空回り・・ まさに、シダの海でした。こんなシダの洗礼は田尻山以来です。 ”地面の見えないシダの海をあがることはできない。” あの時学んだ教訓を思い出し、シダと格闘すること40分。撤退しました。 |
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谷のドンツキに戻り、西側の尾根についていた テープに従って、下りていくと、最初に上がった 民家の所に出ました。 ここが昔登山口であったことは間違いないようですが・・ ちょうど上がってこられたその家の方に話を聞いてみると 「もう今は誰も上がる人がいないので、道は無くなっているでしょう。」といわれました。 |
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このまま帰るのもさびしいし、天気ももう少しもちそうなので、気を取り直して、白浜まで自転車で戻り、そこから白浜山にトライすることにしました。 | ||
江の浦小学校の看板から入り、分岐を左へ。 現在白浜は遊泳禁止になっていて、車止めがしてありました。その前の広場に自転車を停めました。 そこには、嵐でなくなったインドネシア船乗組員22名の慰霊碑がありました。 |
広場にある江の浦方面へのスカイ3号入口 | 広場から道路を渡って左手にあるスカイ3号入口 “ハイキングコース・本浦4.6km”とかいてあります。 |
白浜山山頂 さっきまでのシダの海とは違う快適な道。 勾配は急ですが、出した足が土を踏める幸せ。山頂手前には展望もありました。 |
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下りていくと、変則三叉路に出ました。右手には、東風浦・白浜の分岐がありました。 左に曲がり、尾郷方面へ向かいます。 |
すぐにスカイ2号の標識がありました。左手には尾郷の民家も見えます。直進し、右手の山にあがっていきます。 |
もがいただけの40分も登りと見れば、本日3回目の登り。さすがに応えました。 雲が次第に厚みを増して、風も強くなってきます。気持ちは先に進むのですが、足がついていきません。白浜・尾郷と本浦・天狗岩の分岐についた時は、ホッとしました。 |
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高速道路並の立派な道を大城に向けて下ります。 | |
やがて展望が開け、笠戸島家族旅行村が見えてきました。「なつかしい!」思わず声が出ます。ここのオートキャンプ場には、子どもたちが小さい頃何度もお世話になりました。 夜みんなで大城までお風呂に入りに行った道もそのままでした。 |
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思い出深いトリケラトプスとティラノサウルス・・。はしゃぎながら通った子どもたちはもう20歳と18歳になりました。
時の流れって本当に早い。そう思いながら、ふと我が身を見ると、シダの洗礼で惨憺たる姿になっていました。
久しぶりにやられてしまったと一人苦笑いしながら車に戻りました。
20分(自転車) 1時間15分
大城手前駐車場 → 深淵ごみステーション → シダの海との格闘 → 深淵ごみステーション
10分(自転車) 15分 13分 22分
深淵ごみステーション → 白浜(スカイ3号)登山口 → 白浜山 → スカイ2号入口 →本浦・天狗岩との分岐
10分 10分 5分
→ 家族旅行 → 大城入口 → 駐車場
笠戸島北部:本浦〜摺鉢山周回コースを見る
南部:深浦〜尻高山〜高壺山〜沖浦観音〜白浜を見る