三瓶山
R6(2024).12.17
(さんべさん)
男三瓶1126m
島根県大田市 大山隠岐国立公園
女夫松登山口 | 8:11~9:33 | 孫三瓶 | 9:44~10:33 | 大平山 | 10:37~11:09 | 女三瓶 | 11:18~13:06 | 男三瓶 | 14:06~15:28 | 子三瓶 | 15:36~16:37 | 女夫松登山口 |
7:53 | 9:39 | 10:33 | 11:10 | 13:59 | 15:28 | 16:37 |
12月に入り寒波がやってきました。
日本海側のお山に雪が積もっているというお話
行くっきゃない
行先は島根県三瓶山
とことこ旅の今年の納め旅です。
三瓶山は4000年前に噴火した活火山です。
火口を囲む山々が外輪山を形成していて
男三瓶(1126m)女三瓶(953m)子三瓶(958m)孫三瓶(907m)大平山(854m)などの山々に囲まれています。
12年前は4月1日に東の原から登り
左周りにお鉢参り(ぐるり一周)をしてきました。
山頂付近にはまだ雪が残り
女三瓶から男三瓶の縦走路が非常に危なかったことを覚えています。
今回はさらに雪が深いことが予想され
新たなギアとして10本爪アイゼンを用意しました。
前回こわかったからねぇ
4本は持ってるけど
多分無理でしょ_
今回はこれが大活躍
っていうかこれなしでは安全な登山はできなかったでしょう。
西の原の駐車場で車中泊をしました。 この駐車場のトイレは完璧です。 むっちゃキレイで清潔で温水シャワー便座完備でした。 ここはいい 朝起きると夜から降った雪でうっすらと雪景色でした。 手前に子三瓶 その奥雲に山頂を隠された男三瓶が見えます。 |
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三瓶温泉の国民宿舎の駐車場に車を停めて 装備の準備をしました。 前日温泉に入ったけど 露天風呂がいっぱいあっていいお湯でした |
7:48 三瓶山登山出発です。 |
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女夫松の横が登山口でした。 ここから子三瓶と孫三瓶に登れます。 |
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スノーシューも準備していたのですが いきなり階段の積雪が現れたので ここからアイゼンを装着しました。 |
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8:25 登り始めて10分程度で東屋が現れました。 休憩するには早すぎる・・・ |
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8:52 孫三瓶山頂に至る稜線を踏みしめます。 |
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9:08 山頂が近づくにつれ岩場が露出してきます。 考えてみたら 三瓶山は活火山でその外輪山を登っているのですね。 本当は東の原から大平山経由で行くつもりでしたが 孫三瓶を起点にすることに前日決まりました。 90mUP付加です |
9:39
着いたぜ
まずは孫三瓶(907m)
山頂到着動画
9:58 山頂に10分くらいいたかなぁ 大平山に向かっています。 山頂寒いし |
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10:00 分岐ですねぇ 雪がひざ下くらいかなぁ 時折 ずぶっとはまります |
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さぁいこうかぁ この景色を見に三瓶山に来ました |
10:33
大平山に到着しました!
山頂到着動画
11:06 大平山には10分程しかいませんでした。 そこから女三瓶は30分程度の斜面 11時過ぎには山頂への分岐に到着していました。 孫三瓶から女三瓶までのラッセルは相棒がやってくれて 私の体力は温存できています。 ありがとう! 次の電波塔が大平山だと思っていたから リフトの終点大平山は突然でした |
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目の前は子三瓶 孫三瓶が左で雲をかぶっています。 |
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女三瓶から見える男三瓶 何度か過去に遭難があった厳しいルートです。 |
11:09
女三瓶山頂到着しました。
山頂到着動画
12年前は電波塔はなくて
寒風吹きすさぶ山頂だった記憶があります。
ここからラッセルをかわって男三瓶に向かいます。
がんばります!
男三瓶への稜線が始まります。 雪はまだくるぶしくらいです。 |
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11:28 女三瓶を出発して10分程度ですが 最初の急峻な斜面が現れました。 犬戻しにはまだ早いですが 相棒のヤマップでは危険個所と記されていました。 |
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岩が雪で覆われていて 一歩一歩足元を確認しながら刻んでいきます。 |
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よじ登り感半端ない ロープが雪の下に埋もれていました。 けっこう凄かったんだよぉ |
11:57 30分程度格闘して ひとまず稜線に出ました。 |
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こんな感じです。 | |
12:22 しばらく進むとふたたび雪が深くなってきました。 |
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アイゼンを付けた足はすっかり埋まってしまいます。 | |
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12:30 さあいこうかぁ |
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12:33 ここが犬戻しかなぁ |
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行くっきゃないねぇ |
振り返るとこんな感じ 高度感はありますねぇ |
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12:44 犬戻しを越えると斜面を右巻きにトラバースしていきます。 |
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記憶がよみがえります。 前回もここが雪で足元が悪く アイゼンもつけていなかったためむっちゃ怖かったです。 |
これどこいくの・・・ 鎖がかろうじて見えているから ここが登山ルートなんだろうけど |
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13:00 完全に足元がくずれていて・・・ ここは本当にすごかった 雪がない時に来たことがないから 本当なら踏み跡があるのかなぁ |
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斜面を一歩一歩踏みしめながら雪を固めて トラバースルートを作っています。 アイゼンすごい! 雪の表層さえ落ちなければ 足元はしっかり雪に食い込んでいます。 アイゼンはすごかった |
13:07 斜面と格闘20分 ようやく稜線にでました。 |
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ほっとひといき 笑顔がこぼれます。 |
13:10
山頂手前に山頂小屋がありました。
13:37 実はここではじめて正確な時間を知って驚きました。 予定では12時には到着しているはずだったのですが 深い雪で時間がかかってしまいました。 でもお湯を沸かしてカップヌードルで温まります。 体力回復です。 |
13:50 小屋でしっかり休ませてもらっている間に 雲が晴れて太陽が出てきました。 太陽ってあったかい さぁ 山頂へ行こう! |
13:59
標高1126m
男三瓶山頂到着しました!
休憩も含めてですが
ここまで6時間かかっています。
14:03 時間が迫っています。 三角点を触って男三瓶を出発しました。 ここで出会った夫婦は 西の原から男三瓶ピストンだと思うのですが アイゼンを着けている様子はなかったので ちょっと心配です。 |
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14:06 さぁ子三瓶へ向かおう うおー むっちゃきれー |
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南西に太陽の光が差し込んでいます。 きれー |
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この方向に大山があるんだけれど さすがに県をまたいでは見えないかぁ・・・ |
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うおー きれー |
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14:38 男三瓶から子三瓶への下りは半端なく急な斜面でした。 ここは逆線したくないなぁ |
14:48 時には斜面を転げ落ちるように下りていきます。 雪が岩を覆っていて逆に下りやすかったかも |
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15:09 ようやく鞍部まで下りて ここから子三瓶へ登り返しです。 |
15:32
男三瓶を出発して約一時間半
子三瓶へ到着しました!
山頂到着動画
リミットとしている16:30まであと一時間
帰るぞ!
15:33 本当に一瞬滞在して下山を始めました。 |
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太陽の高度が日暮れが近いことを知らせてくれています。 |
三瓶山外輪山の全貌 すげー かっけー |
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15:40 目の前に孫三瓶が見えています。 今朝9:30にはあそこにいました。 |
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15:49 もうすぐ鞍部 分岐です。 |
15:51 子三瓶と孫三瓶の鞍部まで下りてきました。 ここで16時を過ぎていたら 実は 下山への踏み跡がある孫三瓶まで登り返そうと思っていました。 そうしたら日没しても踏み跡をたどって帰れます。 |
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鞍部から新しい登山道を降りることにしました。 差し込む太陽がきれいです。 太陽高度がもうすぐ日暮れを知らせてくれます まじやばい |
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雪で斜面が覆われていて なかなか分かりにくいルートになっていましたが 二人でルートを確認しながら外さずに進むことができました。 相棒といると本当に安心です。 |
16:48 車のある駐車場まで無事に下山してきました。 朝8時前にここを出発してほとんど9時間 歩き切ることができる体力が嬉しい! |
思いがけず時間はかかったけれど
安全のための装備と基本となる体力は準備できていました。
これができる二人でいられることがうれしいです。
来年もいい山になるぞ