寒波到来 冠山!今回はやばかった・・・

R5.1.28


今季2回目の寒波です。
寒波対策をしながら
心は山に向かっています。

職場でも大きな声では言えないけれど
夫婦で向かう山を探しています。

日曜日に相棒の仕事が入り
土曜日に日帰りで行ける距離

冠山に決定しました。

昨年
雪が少ないコンディションで
往復6時間

6時間なら日帰りも可能です

いくぜ!



着いたぜ!牧ノ戸峠!
8:45出発!

8:50

牧ノ戸峠の登山道路入り口です。
あれ?
民家がない・・・

焼けた炭の匂いがします。
母屋も形がありません。
木も黒焦げです。

火事があったのですね。
全焼です。
9:06

気を取り直して歩きだしました。
前回は雪のある所を選んで歩いていましたが
今回の積雪はこの場所で50cm

ふっかふかです。
9:18

まだまだ入口
最初の登りが続いています。

今回は板を持っていかずに
スノーシューで歩くことを選択しました。
実にいい選択でした。
9:20

時折雲が切れて日差しが差し込みます。
この景色を見に来ました。
9:26

左が山口県側
右が広島県側

政策の違いで樹木帯が変わっています。
この県境沿いに登山道が続いています。

ヒノキの林だったと思います。
奥まで続いている木々に雪が吹き付けられているようです。

9:55

2つのアップダウンを越え
左右が落ちる稜線をあるきます。

標高が高くなって
吹き付ける風が肌を刺します。
この場所から山口県側を見ると
ヒノキの林が続いています。

雪の付き方から
こちらから風が吹いていることが分かります。
広島県側です。
そもそもの
稜線の風景ですね。
10:25

広島側に雪庇ができていました。
踏みぬくほどの雪庇ではありませんが
崩してしまうと雪崩のきっかけになるかもしれません。

気を配りながら歩いていきます。
この時は
何を血迷ったか私が前にいますが
コースのほとんどを
相棒がラッセルしてくれました。

スノーシューを履いた足が
膝まで埋まります。
改めて体力がすごい。

10:53
標高が1,100mを越えて
景色も空気も変わりました。

正午まであと一時間・・・

動画へリンク

10:59

歩く先から雪が崩れていきます。
これほど手ごわい雪は
昨年の砥石郷山以来かもしれません。

12:00 を越え、歩きはじめて3時間
未だルートの3分の2に達していません。

13時には引き返さないと
景色が凍り始める16:00までに戻ることができなくなります。

あと2つ急斜面を登ると分岐手前の雪原にとどきますが
二人で話して撤退を決めました。
わたしんちで山頂を目指し、稜線で撤退を決めたあの年を思い出します。

2004.2.14 冠山スキー登山



こうなったら今を楽しみましょう!

12:05
風を避ける木の陰を踏みしめて
お昼ご飯を食べる場所を作りました。
持ってきたスノースコップが役に立ちます。

暖かい食べ物が体に入り
体の中から温まっていきます。
最高に幸せな瞬間です。

タイミングよく雪が止み
太陽が顔を出しました。

風もおさまって気持ちのよい時間です。

動画へリンク

天気が味方して体は温まりましたが
手袋を外すと手が凍り付きそうな気温でした。

12:30
急いで支度をして歩き始めます。
さあ
無事に帰るぞぉ!

13:05

動画へリンク

少しでも温かくと
手袋を3重にしましたが、
薄い手袋が湿っていてそこが冷えて手がやられました。

横から叩きつける雪が降り始め
顔が刺すように痛みます。

やばい
まじでヤバイ

引き返して1時間も経っていませんが
稜線の足跡が雪で消えています。
相棒がいるから
安心して過ごすことができています。

相棒歴ながいからなぁ
13:38

切り株に雪が積もって
人間の頭部のようになっていました。
さらに降る雪が強くなり
改めて景色が白く染まっていきます。
相棒も
白く覆われてきました。
13:45

時折太陽が差し込んできます。

標高が低くなってきた証拠です。
13:50

枝に積もった雪が重そうです。

落としてあげましょう!
13:55

太陽が木々を照らして
木漏れ日が雪原を照らします。

まじきれい!
14:20

k-ai まで帰ってきました。
3時間以上かかった登りが
2時間で下ることができました。

全身を使って体がギシギシいっていますが
無事に帰れたことが何より

いい登山でした。

風が木に積もった雪を巻き上げ
太陽に照らされてきらきら光りながら舞い降りていきます。
ダイヤモンドダストに似た景色でした。

今回着かなかった山頂は
次回リベンジの楽しみにとっておきます。
相棒との楽しみはこれからも続きます。


アウトドアレポート