(りゅうがたけ)
365.5m
H14.10.27
カシミール3Dで作成
熊毛町にある三丘温泉から、北へ3kmほどの県道脇に黒岩峡の入り口がある。黒岩峡の最後の駐車場から100mほど進んだ左手に、竜ヶ岳へと続く縦走路の入り口がある。 |
登山口からしばらくはアカマツやアセビなどの疎林の中を登っていく。縦走路はこの先もいくつかのピークを越えて続いている。札の尾の先のピークから、縦走路は一旦鞍部へと下っていく。下りきったところが「相ノ見峠」である。立木に囲まれた静かな峠で、一体の石仏が迎えてくれる。この峠は古くから利用されていたようで、今も両側の谷へと続く旧道がはっきりとわかる。 |
峠からは反対斜面を登り返し、尾根から最後の急斜面を登り切れば遮るものもない大展望の龍ヶ岳山頂である。この山頂からの眺めはまさに絶景で、しばらくは見惚れてしまう。大岩の上から眼下にきらめく島田川の流れや、遠くそびえる氷室岳や蓮華山など、いつまで見ていてもあきない眺めである。 |
竜ヶ岳を十分楽しんだら相ノ見峠まで戻り、東側の谷と下る踏み跡に入る。この旧道は多少のヤブ道となっているが、静かで涼しい別世界のような雰囲気が楽しめる。下っていき植林地を抜けると、谷がひらけて山陽自動車道のトンネル入り口そばに出る。それからこの自動車道沿いに下っていくと、西午王の内と坊ヶ原を結ぶ車道に出る。
登山口から竜ヶ岳山頂まで
標高差 : 約300m
推定時間 : 2時間
竜ヶ岳から西に延びる急勾配の下り。どうやら島田川沿いにぬけそうだと、地図を見ながら思っていました。そして、12月今年最後の竜ヶ岳山頂を拝むべく、気になっていた登山道を踏査してみました。
島田川沿い、高速高架下に今まで見落としていた看板 |
看板から入り、一旦高架をくぐって山沿いに入ったところにある登山口 | 登山口横には案内図?も |
谷沿いをほぼ東の方角へ歩きます。道は少々荒れている感はありますが、自然な感じがして、私はこの方が好きです。谷沿いにありがちな、道が消えかかっているところでは、先ほどの案内図の主のおかげか、テーピングもあり、迷うことなく歩けました。 |
木立をぬけると、今はもう見慣れた相ノ見峠が・・ | ||
竜ヶ岳山頂。いつ来てもその雄壮な姿に惹かれます。 |
下りは西へ延びる稜線の急勾配。こちらは登山道がシダに覆われてますが、尾根線なので、道を見失うことはないと思います。ただ、この方向から登ると、結構きついかも・・・・。下りきったところは先ほどの案内図より、数百メートル先の民家の前でした。 |
今年いろんなルートから登山して、その魅力を教えてくれた竜ヶ岳。その雄姿にありがとう。とつぶやきました。
案内図から山頂まで:約50分