人間関係づくり実践プロジェクト

平生町立平生中学校第3回校内研修

2008.2.20(水)
近隣校参加による授業研究会
14:00〜16:30
研究授業 5校時


研究授業

○ 生徒・場所   中学2年生(男子17名、女子18名 計35名)・体育館

○ 題材名      流れ星

○ ねらい      
  自分の陣地にあるバスケットボールが一番少なければ勝ちという簡単なルールの活動を通して、グループの役割分担の大切さや、それぞれの役割で目標を達成するためにどのように活動すれば良いのかを体験し、自分の役割を確実に果たしていこうとする態度を養う。

○ 準備する物 バスケットボール(14個)、バレーボール(35個)、デジタイマー

○ 題材設定の理由から
 ・ 学級目標「一致団結〜折れない心〜」
   ※ どのようにしてこの学級目標が決まったのか。メンバーは、普段どれくらいこれを意識していると思うか。
 ・ 男女で会話、男女で協力して活動
   ※ どの程度仲良くなることを望んでいるのか。
 ・ AFPYを通して、話し合いができる場面が多くなってきた。
 ・ AFPYの考え方とは
   ※ アドベンチャー(冒険)教育と体験学習の手法を使って、個人の成長とグループの成長を目指す。
    ・ アドベンチャー(冒険)教育とは
     ※ アドベンチャー(冒険)に立ち向かうことで、脳に「協力・信頼」という本能のスイッチが入る。
    ・ 体験学習とは
     ※ 体験学習のサイクルをくり返すことで、個人とグループは成長していき、現実への適応が可能になる。
 ・ なぜ「流れ星」 ※なぜAFPY
   ※ 楽しく、違和感なく、活動が行える。 !!!これがすごく大事!!!
    ソフトボールやバレーボール、ドッジボールもAFPYに成り得る可能性がある。しかし・・・
 ・ 活動、ふりかえりを通して
   ☆ 自分の意見を伝えることや、相手の意見を聞き入れ、取り入れようと知る態度を身につける。
   ☆ 自分のかかわりかたをふりかえる。
   ☆ 相手ががんばっていることを認める姿勢を身につける。

○ 学習課程から
 ・ 今回の活動のGOAL(目標)の確認は・・・
 ・ アイスブレイキング
   ※ メンバーのモチベーションと感情・行動
 ・ 「流れ星」5分×3回 最初と間に計3回の話し合いの時間。
   ※ 話し合いの形態は・・・ 支援の方法は・・・

○ 評価から
 ・ 役割分担・・・グループ内の約束
 ・ 自分の役割・・・グループの中での居場所
 ・ グループで協力・・・約束の実行


評価について

○ 活動をふりかえる
 ・ 今回の活動のGOAL(目標)の達成度は。
   ※ GOAL(目標)がはっきりしていなければ、ふりかえりが難しい。

○ 自分自身をふりかえる
 ・ 感情はどうだった?
 ・ 行動はどうだった?
 ・ 何に気づいた?(何を知ることができた?)

○ グループの状態を評価する
 ・ 活動の間、子どもたちの何を見ていたらよいのだろう?
   ※ 一人ひとりは、グループの発達曲線のどこに存在しているのだろう。

◎ グループの成長をふりかえる
 ・ グループのGOAL(学級目標)がどこまで達成できているか。


人間関係作りについて

Q:人間関係作りはなぜ必要ですか?
 A:安心した環境で過ごすため。
  ※ 安心した環境だと個人もグループも効果が上がる。
 A:組織が効率的に動けるようにするため。
  ※ 実は学校も組織。学力向上の検証と実績。
  ※ SONYの社員教育は面白いらしい!

 A:いつまでも仲良く過ごすため。
  ※ 熟年離婚を止められるか・・・
 A:世界平和
  ※ PA(KATMAN)が目指しているところ

Q:人間関係作りには何が必要ですか?
 A:「一緒にすること」「楽しいこと」「一生懸命できること」
  ※ この3つのテーマが存在していれば、良い人間関係はつくられていく。

Q:ご自身は、ご自身が存在しているグループは良い環境ですか?
 Q:職員室は子どもに見せられる背中ですか?
  A:教師はエンターテナー!もしもの時には演技力が必要!
  A:3年間の研究で、一年目は「教師が変わらなければ学校は変わらない!」
 Q:職員間に3つのテーマは存在していますか。
  A:宴会・職員体育・Golf・お茶会・学校行事・園芸(菊作り)・職員旅行・コーラス(天使のラブソング)・給湯室・・・
  A:実はなかなか難しい・・・
  A:AFPYは「有効な道具」の1つにしか過ぎない!
   ※ 使い方を知らなければその価値は分からない。知っていて損はない。
 Q:ご夫婦に3つのテーマは存在していますか?
  A:お二人が大切に意識していらっしゃれば、熟年離婚はあり得ない!いまからでも遅くはない・・・

Q:子どもたちは、良い環境にいますか?
 A:部活はAFPYに成り得る!
  ※ 3つのテーマが存在していれば、ものすごく効果的な人間関係作りができるのだが・・・
 A:音楽で子どもを変えることも!!!

Q:3つのテーマを維持・進化させるためには?
 A:GOALがはっきりしていること。(達成可能で計測可能であること)
 A:決定権は自分たちにあること
 A:約束(契約)が存在し、実行されているかどうかを確認すること。


まずは自分
まずは職員室
教師が変われば子どもも変わる。

まさに!ここに取り組んでいらっしゃるのですね。

ありがとうございました。