人間関係づくり実践プロジェクト

第1回 小学校校内研修

2007.7.18(水)
1時間30分
教職員 : 10名


挨拶
 皆さんこんにちは。多くの方とは初めての出会いだと思いますので、はじめまして、山口県十種ヶ峰青少年野外活動センターで、冒険を担当しております、○○と申します。

 今回こうしてプロジェクトを通して、皆さんと一緒に研修する機会に恵まれて、本当に嬉しく思っています。
 実はこのプロジェクトは、現在山口県で研究されているAFPYという体験学習の教育手法を、少しでも多くの先生方に知って頂こうと立ち上げられたプロジェクトです。3年計画のプロジェクトで、毎年、県内の小・中・高校から40校、1年ごとに新規の40校を募って、3年間で120校の学校に、その手法を伝えていこうとしています。
 今年度は、その2年目ですが、県内から多数の学校から手が上がりました。そして私が○○小学校の担当となり、こうしてやって参りました。1年を通して3回の研修ではありますが、少しでも皆さんのお役に立てたら幸いだと思っています。どうぞよろしくお願いします。

 さて、今回の研修の大きな目的ですが、まず、AFPYについて少しでもポジティブに理解してもらうことと、実際に体験して頂いて、「悪いものじゃないなぁ。」と、体感して頂きたいと思います。

 ではまず、AFPYの概要ですが・・・

OBS・PAのクイックチェック
  皆さん「OBS」って聞いたことがありますか。
 イギリスで誕生してアメリカで発展した長期の冒険学校です。20年前に当時の教育長がアメリカの教育施設を視察して、そこで出会ったのがこのOBSです。
 当時荒れた子どもたちを更正させるきっかけになればと、その考え方と手法が山口県に取り入れられました。問題を抱える子どもたちを優先的に集めて、10日近い長期のプログラムが始まりました。今でも続いている、「チャレンジプログラム」や「クエストプログラム」それです。
 その教育効果が認められ、現在もプログラムは続いているのですが・・・・・

 そこで開発されたのが、「PA」です。少しでも身近に、学校の教育課程で活用することがねらいです。まず、山口県は国立徳地にその施設ができあがりました。そして6年前に、県立の施設として十種ヶ峰にPAの施設が誕生しました。現在も活発に活用されており、来年度の予約も7月まではいっぱいの状態です。
 ただ、そこに行かないとできませんし、気軽に行ける距離でもありません。

 そして、この手法を学校現場で生かせないかと現在研究が進んでいる手法が、AFPYです。「いつでも・どこでも・だれでも」がコンセプトですので、大げさな道具や時間を使わないでも、現場で活用することができます。

 OBSもPAもAFPYも、基本はアドベンチャーです。冒険と表現したら、危険を冒すというイメージで捉えられがちですし、まさにそういうリスクを活用することもありますが、
 アドベンチャーの語源をたどると、
    アドベンチャー=アドベント+ベンチャー
      リスクを覚悟して一歩進むと、そこには何かが待っているよ。さぁ、変化を楽しもう!!
というイメージになります。
 アドベンチャーとは、自分の変化を意識すること、そして、変化を受け止めることです。コミュニケーションを取ること自体がリスクの固まりだから、まさに人現関係作りはアドベンチャーだといえます。
 だから、意識して練習することで、コミュニケーションというアドベンチャーを楽しむことができるようになるのですね。

 では、少しずつ、変化する自分を楽しむ練習をしてみましょう。

AHA体験

 フィンガーソーセージ
 手のひらボールペン

出会いの練習

 コンフォートゾーンと、パニックゾーン
 バースディラインナップ
 キャッチ(ストレッチゾーン)
 手をつなぐ行為から見える自分
 変化を意識すること

  ※意識しないで距離を詰められるやり方「整列!前ならえ!」※グループ分け
  自分たちで距離を詰める練習をしていないから、実際のコミュニケーションでは活用できるわけがない。

だから、遊ぶ!!!

 ミラーストレッチ
   相手を観察して、相手に会わす練習
 ハンドクラッピング
   互いのタイミングを合わす練習
   達成感を味わう練習
 ウエスタンジャンケン
   相手を変える練習 ※まさにコミュニケーション
  ※ チキンで避難!!! チャレンジバイチョイス!!

協力ってなに???

 キーパンチ
 フライドチキン

信頼ってなに???

 トラストリーン
 Wind & Wind
 ブラインドウオーク

課題解決ができる!!

 エブリバディアップ
 魔法の絨毯

チャレンジできるグループ

  キーパンチ