AFPY実践事例

岩国市小学校校内研修

2009.2.25
参加者:教職員12名
時間:1時間
16:00〜17:00


目的 : AFPYの体験と、教育活動で使える活動の実践

ニーズアセスメント
  どのような研修を望んでいますか?
   1 自らが楽しむアクティビティの体験
   2 教育活動で活用できるAFPYの研修
   3 AFPYとは何?理論がわかる校内研修

 1時間という短い時間だが、全ての教員が「2 教育活動で活用できるAFPYの研修」をチョイスした。以下はその組み立てである。

AFPYクイックチェック
  AFPYについてどのくらい知っていますか?
  AFPYが山口県で認知される中、AFPYという言葉が一人歩きし、いくつかの誤解が生まれている。
  例えば、
  ・ ゲームをやらなくてはAFPYではない。
  ・ AFPYは、人間関係作りのためだけのスキルである。
   「学力向上の今、そんなことをやっている時間はない。」
  ・ 構成的グループエンカウンターとどう違うの??

OBSとPAについて
  OBS : Adventureが入れる本能のスイッチ
        生きるためには、種を保存するためには、自分一人では無理!
        人を求め、自分を開く感情と行動が「協力」や「信頼」などの形容詞で表現される。
        スイッチONの状態でのグループ活動は、最大の効果を上げる。
  PA  : 大規模なOBSからの脱却
        取り組みやすい冒険教育
        スイッチONの状態での学びは、教育活動においても非常に効果的である。

AFPYについて
  「アドベンチャー・フレンドシップ・プログラム・in・山口」の略
  アドベンチャーをベースに、個人とグループを成長させる教育手法
   アドベンチャーとは
   ・ リスクを覚悟して行動を起こした先に、自他共に肯定的に評価される環境があり、それが次の一歩につながる感情を呼び覚ます。
   ・ 自らのコンフォートゾーン(安全圏)をひろげていく。

「やってごらん。あなたならできるから。できたの。すごいじゃない!」
すでにAFPYの手法

ベテランの先生方はすでにこの手法を武器として、人間性として使っている。

グループの発達曲線について
  出会いからのグループの発達
  ・プラス曲線・・・協力・・・信頼・・・課題解決・・・チャレンジ
  ・マイナス曲線・・・不信感・・・不安・・・恐怖

マイナス曲線をたどっているグループ(個人)に、グループ活動はあり得ない。
同じ空間、同じ時間同じ間隔を共有する、個人レベルの活動の工夫を!
AHA体験

フィンガーソーセージ
  指の間に見えるソーセージ
   ゴールがなければ、ゴールをしっかり見据えていなければ現実はあり得ない。

でんでん虫
  よいでんでん虫とわるいでんでん虫
   脳の思いこみからの脱出

グループのスタートには、向かうべきゴールと安心のための約束(契約)が必要

リレー習字
  よいイメージの中でのグループの目標作り
   グループの目標はグループが決定する!

カチッと5(ファイブ)※大人バージョン
  親指・・・親から言われている自分
  人差し指・・・人から見られている自分
  中指・・・自分が思っている自分
  薬指・・・薬になった出来事
  小指・・・これからの自分と約束するとしたら

手のひらビーイング
  グループの目標を実現するために自分ができること
   することを守ることと、しないことを守ること

ゴール(Be−ing)があるから、ふりかえりができる。

ふりかえり(話し合い)の練習
  ブルーディズを使って、感情の表出の練習
  インプットしたことのみアウトプットできる。