台風18号の襲来!その次の日からの研修でした。お互いの日程の都合で、不便は承知の上での研修開催決定をしました。研修目的は、子どもたち同士の人間関係作り。対象年齢は小学1年生から6年生までの6学年にわたり、加えて幼児を1名含む16名での研修です。 小さい子どもたちを対象にしたグループ活動は、その成長過程からなかなかグループとしてのまとまった動きが難しく、afpyとしての流れを組み立てるのが難しくはあります。加えて今回は対象年齢の幅も広く、3日間の組み立てにファシリテーターは頭を悩ませていました。 ライフラインが分断されて水も電気も止まったまま、コンディションは最悪です。では、自活をベースに生活と密着させてプログラムしようと、環境を逆に使ってみることにしました。っていうより、そうせざる得なかったのです。 しかし、始まってみると、そのメリハリのあるプログラムは子どもたちの集中力を途切れさすことなく進んでいき、太陽のリズムで変わる生活圏と普段の生活ではあり得ないような不便さは、子どもたちお互いの心をもつないだようです。夜のふりかえりで16人全員が輪になり、幼児までもが皆の声にも耳を傾けている姿に感動すら覚えました。 下記は、ファシリテーターがまとめた3日間の流れです。記録としてのまとめで、子どもたちの様子やファシリテーターの感想などはあえてのせていませんが、行間から子どもたちの姿が垣間見えたら幸いです。 十種ヶ峰にはすばらしいフィールドがあり、関わる内外のスタッフにはそのフィールドを活用するスキルがあります。森のチャレンジコースのエリアにとらわれないこと、季節ごとのフィールドの魅力をプログラムのスパイスとして取り入れること、野外炊事等の一般研修も立派にafpyとしての活動になること。まさに視点を変えることの大切さ感じた研修となりました。 |
小学校宿泊研修
期 間 : 9月8日(水)〜9月10日(金)
参加者 : 全校生徒(+幼稚園児1名)+引率教員 計22名
幼稚園年長:1名 1年生:3名 2年生:2名 3年生:1名
4年生:5名 5年生:2名 6年生:2名
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台風の被害により入所が遅れる。電気・水道不通のままスタ−ト
(1日目)
13:30 入所式・OR
14:00 おトイレ・トレーニング
ネ−ムゲ−ム(自分の好きな色と一緒に紹介してもらう)
CP場へ移動(2人1組で布製フリスビ−パス)
みんなで台風被害見学
タグ系(みんなオニ → 右手・左手・ヒップアタックver. → Help me ver.)
15:30 野外炊飯準備(使用する道具を持って調理する場所を探す)
・(無作為に)エビさんチ−ム、カニさんチ−ムの2チームに分かれて開始
センタ−職員に採ってきてもらった山の水を使ってカレ−ライス作り
18:00 食事終了。片付け
19:30 夜のつどい(会議室)
ラインナップ(サイレントで誕生日順に並び替え → 1回目で成功!!)
ふりかえり
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今日朝からの出来事をみんなで出し合う
(クイックチェックで)
@ 自分自身は今日楽しかったかな?
A 他のみんなも楽しく活動できるようにできたかな?
20:00 おやすみなさい
(2日目)
6:00 起床
6:30 朝のつどい
6:45 そうじ
7:30 朝食(パン等の軽食)
9:00 十種ヶ峰散策(センタ− 〜 方丈原 〜 神角林道水場)
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栗拾い、植物観察をしながら
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神角林道の水場で休憩・水浴び
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帰りに栗園で栗を大量Get!
11:30 センタ−帰着
12:00 昼食(仕出し屋の折り弁当 → 大人向けのため不評)
13:00 森のチャレンジコ−ス(2班に分かれる)
・おのっちチ−ム: 幼稚園、小学校1〜2年生 計6名
・チョリチ−ム : 小学校3〜6年生 計10名
おのっちチ−ム
・タ−ザンゲ−ム、目玉のおやじ(パイプライン)、プラトンボ
チョリチ−ム
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キャットウォ−ク
15:30 夕食準備(2班編成昨日と同じチ−ム)
夕食:バ−ベキュ−
19:00頃 片付け中に電気が復旧!! → 水も復旧(トイレも流れる!) ⇒大歓声!
20:30 夜のつどい
ふりかえり(前日と同様にクイックチェックで)
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今回の体験を学校、寮での日常生活につなげよう
インパルスで終了
21:00 入浴後就寝
(3日目)
6:30 起床
7:00 朝のつどい
7:10 朝食
7:45 清掃
9:15 退所式
(昨日みんなで拾った栗をゆでてお土産に)