２００４．２．１４（ＳＡＴ）〜１５（ＳＵＮ）
広島県廿日市吉和村
ついにこの日がやってきたって感じの、２月の週末です。一回り大きくなった子どもたちと一緒に、今回は冠山のスキー登山に挑戦です。それぞれの板に、手製のロープシールを用意して、目指すは冠山山頂！そのまま、稜線を寂地山まで縦走するのが今回のさらなる目的です。
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県境の松野木峠からすぐに雪は深くなり、ロープシールを取り付けて標高を稼ぎます。次第に傾斜がきつくなっていく登山道に喘ぎながら、それでも、黙々と登っていきました。
ここから先は、夏場ではロープを頼りに登っていく岩場が続きます。
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板を外したり、時にはつけたりしながら、わたしんちのメンバーは、誰にも相談することなく自分の意志で状況を乗り越えていきます。子どもたちは随分たくましくなりました。
標高をかせぐにつれて、ますます風は強くなっていきました。高度計は１，３００ｍ。あと、３０ｍ稼げば山頂です。しかし、風はあられ混じりの氷雨に変わり、横殴りの雪が子どもたちの服を黒く染めていきます。大輝くんは「おー！植村直己だぁ！！」と、興奮していたようですが、今回の装備でこれ以上進むことはできませんでした。標高にして後３０ｍを残して撤退を決めました。
びしょぬれの子どもたちは歌を歌いながら下山していきました。たくましく育った子どもたちの姿に目頭が熱くなります。「よーし！来年リベンジだぁ！」わたしんちの来年の目標ができました。
自分たちも、まだまだ現役で頑張らないといけないようです。
この日は魅惑の里のケビンで疲れをいやして、次の日は「もみの木森林公園」のゲレンデでダウンヒルの練習をしました。次々に新しい目標ができて、わたしんちの一年は楽しい刺激でいっぱいです。
