2004/11/20(SAT)〜21(SUN)
山口県美祢市豊田町
山口県の豊田湖は、知る人ぞ知るワカサギ釣りのメッカです。昨年はちょうどこの頃、ここで夕食を賑わすワカサギを釣りました。そこで味を占めて今年もやってきましたワカサギ釣り。今年はティーピーテント持参です。
このティーピーテントは、十種ヶ峰青少年野外活動の職員の手作り!テント地の帆布をミシンで縫って作られました。大きさは直径4m弱。中でたき火をたいても、家族4人が十分横になることができます。 ティーピーの語源は、ネイティブの言葉で「移動する住処」といった意味があるそうです。テントの中で火をたくと、料理はもとよりテント全体が温かくなって冬場でのキャンプも居心地よく過ごせそうです。 上部には空気抜きの穴が開いており、全体が煙突状になっていて、たき火の煙もこもらずにテントの中は結構新鮮です。 |
コンセントのないオートキャンプ場には、自分たち以外誰も利用者がおらず、いちばんロケーションの良い場所を選んで、みんなでテントをわいわい組み立てました。
そこから湖面までは歩いて数分。目の前です。昨年度と同じボート乗り場の桟橋に腰を下ろして、ワカサギを釣り始めました。
つり道具屋さんから桟橋の管理人の方まで、「今年はまだ釣れないなぁ。」と言われます。それでも数匹ぐらいは釣れるだろうと数時間粘りましたが、やはり情報は正確でした。 なぁんにも釣れません・・・。 釣果はハヤの稚魚2匹と何者かのあたりが数回・・・。 身体が冷えたのでいそいそとテントに戻りました。 |
テントの中は、コンロまで通じる土間があり、コンロを囲むようにシートが敷き詰められて靴を脱いでくつろげる居住空間になっています。冷えた空気も、火が上がるごとに暖かくなり、のんびりした温かい時間が流れていきます。最初はこもりがちだった煙も、空気が暖まると上部の空気穴から抜けていき、クリアな空間が現れました。
それぞれが思い出したように木ぎれをたき火に入れながら、おしゃべりや言葉遊びに興じます。いつもと同じように家族で過ごす夜ですが、キャンプの楽しさは同じ時間を共有する実感なのかもしれません。
ボタン鍋が空になり、ちろちろとたき火の炎に照らされながら眠りにつきました。
テントの中に朝日が差し込んで朝が来ました。4人ともじっくりスモークされて香ばしい香りがしています。2日目もこりずにワカサギをねらいましたが釣果はゼロ!それでも、思ってた以上の楽しい2日間を過ごしてほかほかの気持ちでテントをたたみました。
次回のワカサギ釣りは2月末頃。ティーピーテントがわたしんちのお気に入りとなり、2月のキャンプもティーピーキャンプになりそうです。