2003/11/22(SAT)〜24(SUN)
山口県美祢市豊田町
久しぶりに、本当に久しぶりに家族そろった連休です。思えば4月からこれまで、これほどゆっくり家族で過ごす機会はありませんでした。ということで、わたしんちは早速、地図と電話を片手に連休の計画を立てました。
国道315線を北上して、まず目指すは十種ヶ峰ウッドパークです。標高約500mに位置するこの施設は、充実したオートキャンプ場が通年でオープンしていて、ゲレンデも隣接して冬はスキーを楽しむこともできます。この週末はスキー場の整備日だったらしく、町の方々がたくさん草刈りに来ていました。
結構寒い一日でしたが、十種ヶ峰のふもとをハイキングしたり、近くの野外活動センターで遊んだり、のんびり一日を過ごしました。今日の泊まりはスキーロッジの2階です。初めてここを使用しますが、あまりの広さと設備の充実ぶりに驚きました。4部屋にしきれる40畳くらいの大広間と、なんとお風呂が3つ、他に部屋が1つ別にあってキッチン・トイレ完備です。これで、布団のレンタルも含めて1人1,500円。人数料金なので明朗会計です。1人で泊まっても良いというのでこれも驚きでした。
夜は、勤労感謝の日ということで子どもたちからカレーをプレゼントされ、ほかほか暖かくなって布団に入りました。
スキー場草刈りの軽トラックを横目に十種ヶ峰ウッドパークを出発し、2日目の目的地「豊田湖」へ向かいました。この湖は、木屋川ダムにせき止められたダム湖で、実は山口県屈指のワカサギ釣りのメッカなのです。
9号線を南下して山口市に入ってから、435号線で美祢市に向かいます。豊田から豊田湖へ方向を変え、十種ヶ峰から2時間かけて豊田湖へ着きました。豊田湖のワカサギ釣りならここ!の「山本ボート店」に着くと、思ったより車が少なくて驚きましたが、ワカサギのシーズンはもう少し先ということです。今日の釣果はあまり期待できそうになかったので、無理してボートを借りることはやめて、桟橋から釣り糸を垂らすことにしました。
ワカサギ釣りは、イメージとしては堅く張った氷に穴をあけ、寒さに震えながら釣り糸を垂らす感じですが、この日は暖かい秋の日に背中を照らされて、ほかほかと居眠りでもしそうな陽気でした。思い出したように竿先にあたりが来て、それでもぼちぼち釣果をあげることができました。芽衣ちゃんは大きなフナを釣り上げ、竿を投げ出すこともなく歓声を上げていました。ワカサギの他には外来魚のブルーギルも釣れていましたが、これも天ぷらにしたらおいしいということで食べることにしました。 |
今日の宿泊は「豊田湖畔公園」のケビンです。4人用で1万2千円ですが、設備はきれいで満足できます。お皿やお鍋や洗剤などの調理設備が全くなく、全てが持ち込みかレンタルになるのでこれがちょっとマイナスポイントですが、冷暖房完備の冷蔵庫付きは良いですね。お部屋の名前が「ワカサギ」なのは気に入りました。夕食は今日釣ったワカサギと、ブルーギルとフナの天ぷらです。来る道で買った田舎市の芋と野菜も食卓を囲み、新鮮な幸の食卓となりました。
朝の6時に起きて、お父さんとお母さん、大輝君はワカサギの朝釣りに出かけました。湖畔公園のボートの発着場です。朝もやに煙る桟橋からいそいそと釣り糸を垂らすと、「朝の方がワカサギは良く釣れるねぇ。」という山本ボート店の主人の言うとおり、ものの30分で、あっという間に昨日分の釣果をあげました。もっともっと釣っていたかったのですが、あまりの寒さに足や指先の感覚がなくなり始め、がまんができなくなってケビンに帰りました。
寝ぼけている芽衣ちゃんを起こして朝食を食べ、家族で改めて桟橋に出かけました。管理人の面白いおじさんとお話をしながら昼過ぎまでのんびりと釣りを楽しみました。昼近くはなかなかあたりもありませんでしたが、おじさんからボートを貸してもらって湖面で遊んだり、これでもかと思うくらいのんびりとした時間を過ごすことができました。
早朝の豊田湖畔 | ワカサギゲットvol.1 | ワカサギゲットvol.2 | ボート遊び |
たっぷり遊んだ3日間。家族が元気なことに感謝しつつ、帰路に着きました。芽衣ちゃんから「お父さん。またお休みを取ってね。」と言われ、また今度、少し無理してでも一緒に過ごす時間を取ろうと思いました。