奥穂高に行きました。



      芽衣の旅行記


 日時  平成14年8月6日(水)〜8月10日(土)
 だれ  家族
 どこ  信州
 長野県 あずみ村 上高地
 目的  奥穂高(3190m)に登るため
 目ひょう  高山は、たくさんお花があるみたいなので、お花をたっくさん見て記録したいです。

 私は、今回とても高い山に登るので、一生けんめいがんばって登りたいです。


8月6日(火曜日)晴れ
 今日は車に乗って、山口県を4時半に出発して、夜中の3時半に長野県あずみ村に着きました。そして、車で走っていたときに、山陽自動車道と、中国自動車道と、名神自動車道と、中央自動車道と、長野自動車道を通りました。そして、全部で10県通って、車で800km走りました。たくさんの県を通ったので、サービスエリアもたくさん通りました。その日は、ずっーと車の中にいたので、すごーく疲れてしまって、車の中でいっぱい寝ました。山とかがいっぱいある県もあれば、ビルがたくさんある県もありました。山がないときは少しさみしくなってしまいました。
 通った県 : 山口県→広島県→岡山県→兵庫県→大阪府→京都府→滋賀県→愛知県→岐阜県→長野県



8月7日(水曜日)晴れ
 今日は、長野県あずみ村を、ちょっと車のトラブルがあったので、ちょっとおそめの7時10分に出発しました。沢渡で車を止めて、バスで8時から出発して、8時30分に上高地に着きました。そして、みんな自分の荷物を背負って、上高地を9時15分に出発して、次の目的地まで3時間くらいかかりました。そして、その次の目的地までは、11kmぐらい歩きました。
上高地 大正池
梓川 徳本峠入り口 横尾大橋 本谷川
涸沢ヒュッテ 常念岳 マイテント 涸沢から奥穂高を望む

 50分くらい歩いたら10分休けいをとって歩きました。そして、次の目的地の横尾大橋に12時25分頃つきました。そこでお昼ご飯を食べて1時間くらい休けいしました。私はものすごーくつかれて、ベンチで体を伸ばして寝ていました。とても気持ちがよかったです。
 そしてまた、1時30分から歩き始めました。歌おうと思って歌ったんだけど、坂がきつくて息がとぎれて歌えませんでした。だけど、一生けんめい歩きました。そして、本谷橋に着いてその橋を渡りました。一人ぐらいしか渡れない橋で、渡っているとき落ちてしまうんじゃないかとドキドキしながら渡りました。そこの橋の川のあるところで休けいして、水で顔を洗ったりしました。そしてまた出発しました。
 歩きながら、「休けいはまだかなぁ。」ってことばかり思っていました。そして、一生けんめいがんばって登って、やっと涸沢に着きました。そのときはもう、足の感覚がなくなっていて、体もだらーんとしていました。でも、ついてよかったなぁと思いました。
 その後、お父さんたちがテントを建ててくれたので、テントの中で着替えてゴロゴロしていたら、体がホカホカして少し元気になりました。その夜は、家族でチャウサークルをしてスパゲッティを食べました。とてもおいしかったです。その日はぐっすり眠りました。ついてうれしかったな。

8月8日(木曜日)晴れ
 今日は涸沢を7時55分に出発しました。「まだかなぁ。まだかなぁ。」って思いながら歩いていきました。そして、休けいしたときに、雪がいっぱいあったのでとてもびっくりしました。さわってみたらすごい冷たくて、手がかじかんでしまいそうになりました。お父さんが雪玉を投げてきたので、お兄ちゃんと雪玉が当たらないように必死で逃げました。そして、岩の坂で、足場と手のおくところを探して登りました。坂だったから落ちそうでとてもこわかったです。

朝日を望む 涸沢小屋 雪渓 奥穂高山頂

 そして、最初の目的地の穂高山荘に着きました。下を見下ろしていたら、テントがとても小さく、点みたいになっていました。そして、休けいして寝ようと思ったら、落ちるのがこわくて眠れませんでした。その後、11時30分に出発しました。穂高山荘までの坂もこわかったけど、奥穂高岳までの坂の方がもっとこわかったです。だからとちゅうで、「うわぁーん。」と泣いてしまいました。そしたらお父さんが、「びーびー泣くな!」と言ったので、私は泣きやみました。でも、「こわいよー。こわいよー。おちちゃうよー。」と言いながら登りました。そして、12時30分に奥穂高につきました。着いたらとても高くて、こわくて、放心状態になってしまいました。でも、お母さんたちが「よくがんばったのぉ。」って言ってくれたのはうれしかったです。そして、景色もきれいでした。

上高地を望む 涸沢を望む はしご場 はしご場

 でも、最初はこわかったので景色どころじゃありませんでした。だから、岩にしがみついていました。そして、奥穂高を1時に出発しておりました。帰りは全然こわくなかったのでちょっと不思議でした。そして、せっかく高いところに来たんだからこれをしなきゃと思って、「やっほー!!。」ってさけんだら、1テンポおくれて、「やっほー!!。」って、にている。とてもすばらしいこだまが聞こえました。私は、こだまって何だろうって思って、お父さんたちに聞いたら、「山の木の精が、いたずら半分でまねしているんだよ。」と、教えてくれました。そして、「芽衣を守ってくれているこだまがいるのかもね。」と言ったので、私は、自分を守ってくれているこだまがいると思ったら、うれしくて楽しい気持ちでおりました。お母さんも、「こんな素晴らしいこだまははじめて!!」と言っていました。だけど、下りるたびに、こだまは声が小さくなったりしました。そして、1時30分に穂高山荘について昼ご飯を食べました。そのあと、お店でみんなで自分のおみやげを買いました。そして、スタンプを押しました。
 それからしばらく休んで、2時30分にでました。そして、トイレに行っていなかったので、途中がまんができなくなるくらい大変でした。もう、いつつくかどころじゃありませんでした。そして、1回おさまったので、家族で雪のところを通って遊びました。雪を掘って、雪玉を作って、お兄ちゃんに投げたり、お母さんに投げたりしました。私も投げられて、背中とかが冷たくなりました。そして、手が冷たくなって赤くなりました。 

穂高山荘ベランダ 岩ツバメ お花畑 チングルマ

そして、その後に、たくさんの花を見ました。どの花もきれいでかわいかったです。とくにめずらしい花は「チングルマ」でした。かわいい白い花で、ふんだら3年芽が出ないそうです。とても小さな命だなあーと思いました。似た花とかもいっぱいありました。特に名前で、ミヤマがついているのが多かったです。中では、ミヤマクワガタゴマノハグサという花もあったのでびっくりしました。そして、チングルマの穂も見つけて、もう大満足でした。だけど、信州の山にいっぱいあるはずのコマクサがなかったので、少しがっかりでした。
 ついたら急いでトイレに行って、またゴロゴロして、ご飯ができて、チャウサークルをして食べました。その夜のご飯は、マカロニシチューでした。あたたかかったです。その日もぐっすりねました。とってもいいけしきだったなぁ。(~o~) 

8月9日(金曜日)雨
 今日は、涸沢から上高地に帰るので、涸沢を8時5分に出て歩きました。雨が少し降っていたので、カッパを着て歩きました。みんなで話したり歌ったりしながら歩きました。だけど、急な下り坂では、けっこう足に来て、足と腰がガンガン痛くなってしまいました。だけど、一生けんめい歩きました。そして、本谷橋に9時25分に着きました。荷物を下ろして足をのばしたらすっきりしました。そして、20分休んで9時45分に出発して、土があったので、「わぁ。土だ、土だぁー。」と、なつかしがりながら歩きました。今まで通ったところは岩だらけだったので、土がとってもなつかしく思えたんです。いろんな人たちが、私たちを見ておどろいていました。私は、「がんばったね。」と言ってくれたおばあちゃんと握手をしました。そして、多くの人が、「がんばってね。」「もう少しだよ。」と元気づけてくれたのでとてもうれしかったです。だから、がんばろうと思いました。
涸沢出発
 そして、どんどん歩いて横尾大橋に11時30分に着きました。もうクタクタでつかれていました。だけど、雨が降っていたので、横尾山荘で雨宿りをしました。ねころんで休みたかったのにぃーと、ちょっと怒ったような気持ちになりました。
 そして、12時30分に出発して、ペースになって、みんなのペースを確認しながら歩いたりしました。それから、1時間ぐらい歩いて、徳沢に着きました。そして、お店で雨宿りをして、荷物を下ろして体を休めました。そして、徳沢を出発して、ずーっと歩いて、明神に着きました。そして、みんなで、「ビジターセンターまでがんばろう!!」って言って、少し休んでまた歩きました。少し泣いたけど、なんとかがんばってビジターセンターに着きました。
横尾山荘

 そして、お父さんたちがテントを張ってくれたので、その中で晩ご飯の釜飯を食べました。もう、すごくおいしくて、この世のうまさとは思えないほどでした。がんばったなぁ。

8月10日(土曜日)くもり
 今日は、上高地から山口県に帰るので、朝早く起きて上高地を歩いて川や山を見ました。この景色とももうお別れだなぁと思うと、さみしかったです。

上高地 雲の穂高を望む 琵琶湖

 そして、8時50分にバスに乗りました。バスがトンネルを通るとき、かまとんと言う有名なトンネルがありました。信号がついていたのでびっくりでした。そして、9時30分に沢渡に着いて、そこから車に乗って帰りました。すっごく遠かったので、15時間15分もかかりました。途中で眠ったりもしました。つらいこともあったけど、楽しい山登りでした。

今度は、私の子どもと行きたいです。

おわり


わたしんちアウトドアレポート