に行ってきました。

平成１３年１１月３日（土曜日）〜４日（日曜日）

場所　：　秋吉台家族旅行村

費用
入村料４人分　：　６，０００円
ハーモニカ代　：　４，０００円
中尾洞入洞代　：　４，０００円
オートキャンプサイト代　：　３，０００円
食費　：　３，０００円
お酒代　：　３，０００円
合計　：　２３，０００円

　ＦＭ山口の友だちからこのイベントの連絡があって、あいつのお薦めなら間違いはなかろうと家族総出で申し込みました。風間さんを村長として、日本全国で進められている「地球元気村」山口県大会です。
　日頃できるだけ人混みを避けてアウトドアを楽しんでいる「わたしんち」にとって、このように準備されたイベント的な催しにははっきりいって一抹の不安もありましたが、この２日間を終えて、結果的には非常に満足した２日間になりました。
　では、その様子を日記形式で紹介します。

　２日前からいそいそと準備をすませ、当日の朝を迎えました。ところが、窓の外は雨が降っています。天気予報も今日一日の雨を伝えています。今回のイベントにオートキャンプで参加しようとする「わたしんち」です。親しい友だちの家族も誘っているだけに、何となくブルーな始まりでした。
　向かったところは、秋吉台家族旅行村。新しくオートキャンプの設備も整え、山口県を代表する課外活動センターになっているところです。雨も一時小雨になり、受付本部で受付をすませました。次に向かったのは自分たちが予約しているオートキャンプ場です。

キャンプサイトは雨でしたが、反対にそのおかげか、広いスペースに数組のキャンパーしかいません。本部と炊事棟に近い最高のサイトを手に入れることができました。車の横にとりあえずタープを張り、自分たちの荷物は炊事棟に移動です。とりあえず落ち着いてビールで乾杯をすませ、サンドイッチで昼食をとりました。飲んで食べるともう雨は関係ありません。気分は地球元気村です。

　午後のイベントはたくさんの講座です。人数が集まらなくてなくなってしまった講座もありましたが、わたしんちは一緒に行った家族と、ハーモニカニスト「松田幸一」さんが講師の『ハーモニカ教室』に参加しました。

なんとも贅沢な講座でした。参加したのはわたしんち関係のメンバー７人と、友だちの娘をあわせて８人です。講師は松田幸一さん。机を車座に組み直して、松田さんを目の前にして手取り足取り教えてもらいました。講座で習った曲の中で、メンバーに一番人気だったのが「聖者の行進」です。この日、子どもたちは夜になってもこの曲を吹いていました。

充実したハーモニカの講座が終わって教室から外へ出ると、小雨が降る中ティーピィーテント（インディアンのテント）が建っていました。吸い込まれるようにして中に入って見ると、６畳間くらいの広い空間の中、なんとたき火をしています。「いいなあこれ。」と思いながら値段を聞いてみると、「今はキャンペーン中で安くなってますよ。このセットで２７万円くらいです。」という答えが返ってきました。自分で持つのはちょっと無理なようです。

クリームシチューとパスタで簡単な食事を済ませて、再び会場へ向かいます。あいにくの雨でキャンプファイヤーが中止になり、体育館でのコンサートになりました。わたしんちのメンバーはみんなでハーモニカを持って出かけました。 　松田幸一さんのハーモニカ演奏は素晴らしく、聞き惚れてしまいます。こんな人に短時間とはいえハーモニカの手ほどきをしてもらったのかと思うと、改めて感動してしまいます。

ハーモニカコンサート＆フリートーク＆キャンプファイアー		無料
内容	ＣＭ、ドラマ、映画他アーティストの作品に参加されている松田幸一さんによるハーモニカコンサートを開催。講師達とのフリートークもあります。キャンプファイアーを囲んで秋の夜長をみんなで楽しみましょう。
日時	３日（土）　１８：００〜２１：００
場所	秋吉台家族旅行村　キャンプ場
定員	なし

　子どもたちは、自分たちに直接教えてくれた人が、こんなにも素晴らしい演奏をするのかと感動したらしく、松田幸一さんを「先生！先生！」と慕っていました。小さなハーモニカから無限の音がでてくることに驚き、学校の音楽で多少自信を失っていたお兄ちゃんも、自分のお気に入りの楽器ができて、音楽に触れることに喜びを感じたようです。

リンク　Ａｒｉ　Ｔｉｍｅｓ

　夜のイベントが終わったら、夜空に星が見えてきました。キャンプファイヤーのオプションも行われるようでしたが、わたしんちはバーベキューの準備にいそいそとキャンプサイトに戻りました。
　お兄ちゃんのお友だち、ＴＡＩくんの誕生日をみんなで祝いました。ケーキは女の子達の手作りです。
　雨もやみ、たき火を囲んでの楽しい語らいはあっという間に時間が過ぎていきます。思っていたほどの寒さもなく、子どもたちは子どもたちで、大人達は大人達でそれぞれの寝袋にもぐり込みました。

次の日は天気も回復して気持ちの良い朝です。７時半という早い集合時間に多少とまどいながら、参加者全員で秋吉台へクリーン作戦へ向かいます。 　クリーン作戦というより、早朝のトレッキングと言った感じで気持ちの良いハイキングを楽しむことができました。秋吉台は思っていた以上にきれいでゴミも少なく、人間の道徳心はまだ失われていないんだなあと嬉しくなってしまいました。

　さあ、午後からは待ちに待っていたケービングです。

　カルスト台地のふもとに入り口はありました。ひっそりとした入り口の鍵を博物館の人が開けて、おそるおそる中にもぐり込みます。人が一人やっと通れるような狭い穴や、かけてあるはしごに足をかけて降りていくたて穴が続き、ヘッドライトに照らされた部分だけが視界に現れます。冬眠前のコウモリが目の前にぶら下がっていたり、つららのような鍾乳石に頭をぶつけたり、先頭を行く２人の男の子達は大喜びです。

泥だらけになって洞窟探検は終わりましたが、普段は入れない中尾洞に入ることができて、わたしんちの特におとーさんは大満足です。 　会場について、すれ違う人から「まー洞窟行ってきたんじゃねえ。大変じゃったねえ。」といわれたところをみると、メンバー全員相当汚れていたのでしょう。

　日頃はまったくと言っていいほど、イベント的なキャンプには参加しないわたしんちですが、今回ＦＭ山口の友だちの誘いで参加させてもらいました。結論から先に言うと、本当に参加して良かったと思うことができました。松田幸一さんのハーモニカ教室や、中尾洞へのケービンクなどは、個人的なキャンプではまず不可能な経験です。ＦＭ山口などの企業の企画力があって初めて体験できることです。
　来年も、この地球元気村にはぜひ参加するつもりです。
　わたしんちに、新たな楽しみが増えました。

記念撮影

わたしんちアウトドアレポート

穴場紹介