わたしんちアウトドアレポート

卒業旅行 in 大山

2011.3.19(SAT)〜21(MON)
鳥取県だいせんホワイトリゾート

一日目

 ついにこの日がやってきました。長かった受験の苦しみを乗り越え、春から大学生として新生活をスタートするめいりん。その門出を祝う卒業旅行。
たいやきはクラブの都合で不参加。出発直前の東北での大地震。一時は断念しかけたのですが、一年以上がんばっためいりんの寂しそうな顔に、急遽行き先を変更して決行することにしました。
「旅行に行けるんだ!」と喜んだ笑顔に涙が出そうになります。楽しもう!!

 5つあるエリアの中から、まず連絡リフトに一番近い中ノ原エリアを攻めてみることにしました。
広いゲレンデに心が弾みます。
しばらく初級・中級コースの第1リフト・第3リフトで足をならし、上級コースの第4リフトへ。
一瞬足がすくみましたが、めいりんも見事にテレマークターンを入れてクリア!!

めいりんテレ

 中ノ原の上級コースをクリアした後は、アイスクリームタイム。一週間お母さんをしてくれていためいりんは少しお疲れ。
父さん・母さんも卒業旅行実現にちょっと早い乾杯です。
少し休んで元気を回復した後は、いきなり国際エリアの上級パラダイスコースに挑戦です。かなりの斜度にコブコブの斜面・・・。
「こわ〜い」といいながら、途中からテレマークターンをいれはじめるめいりん。
上手になったなぁ〜。
 
パラダイスの後は、リーゼンコースへ。
斜度がきついこのコースにスピードテレマークの父さんは大満足!!
めいりんも難なくテレマークでクリア。
「楽しいかも〜。」
満面の笑顔が頼もしく見えます。 

リーゼンコースから降りてくると、すっと空気が冷たくなって夜のとばりが近づいているのを感じました。5時に止まるリフトにぎりぎりまで乗って、エンジンフル回転の一日目を終えました。
宿でのおいしい夕食と、ゆったりくつろげるお部屋で、お母さんのまぶたはあっという間に閉じてしまいました。

2日目

 今日は朝から雨の予報。でも、滑れるだけ滑ろうとゲレンデに繰り出しました。最初に昨日の中ノ原エリアでウォーミングアップをした後、一休みをして、豪円山エリアからクロカンコースに入ってみました。
ブナ林がすてきなクロカンコースをおしゃべりをしながら進みます。今年購入したばかりのビーコンの練習もしっかりできました。

 

 クロカンコースから国際エリアの第1リフトで再びゲレンデへ。ロッジ大山で休憩タイムをとりました。体調不良で、昨夜あまり眠れなかっためいりんは爆睡。
父さんと母さんで何本か滑りましたが、その頃から天気は怪しくなってきました。リフトを激しく揺らす強風。
案の定、昼食を終え、スキー場に戻ったときには、強風のためすべてのリフトが止まってしました。

しかし、ここでめげるわたしんちではありません。
「まだ、滑りたい!」というめいりんの声に力を得て、皆が次々とスキー場を後にする中、ゆるやかな第1リフト周辺で、自力リフト運行です。
風で飛ばされながら、上がったり下りたり・・・。テレマークだからできる荒技です。
最初は心配そうに見守っていた係の方が、あきらめたようにリフト乗り場から姿を消されたあとも、ストイックなわたしんちスキーを楽しみました。
しかし、ますます勢いを増す強風に身の危険を感じ、3時前、しっかり体力を使い切り、スキー場を後にしました。

 

3日目

昨日は少し早めに休んで、しっかり体力回復したわたしんち。今日はいよいよ最終日です。広い大山ホワイトリゾートを制覇すべく、雨が上がることを信じて、スキー場に向かいました。

 今日はいきなり国際エリアに突入です。
センター4に乗って、超上級のチャンピオンコースの上は、
昨日のパラダイスコース以上の威圧感を感じました。
 

めいりんテレマーク                 父ちゃんテレマーク
 

 母さんテレマーク

悪天候のためか広いゲレンデを滑る人は殆どなく、わたしんち専用ゲレンデで、最大斜度30度、標高差466m、滑走距離1600mのこの難関コースは、わたしんちのお気に入りになってしまいました。

 

それまでずっと私たちの後ろからついてきていた娘が、「先に行くね。」とすっと滑り出していきました。
娘の後ろ姿に成長と旅立ちの日が近いことを実感しました。
めいりんを喜ばせようとやってきた旅行でしたが、めいりんのたくさんの笑顔に私たちの方が元気づけられました。
スキーも心の器ももうすぐ私たちを越えていくのでしょうね。


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