アウトドアログ

冬の十種ヶ峰 初詣ツアー

2011.1.9
阿東町徳佐十種ヶ峰

 寒気が迫る1月9日。大安の日を選んで十種ヶ峰にやってきました。
 今回の目的は「めいちゃんの合格祈願」。お兄ちゃんの時にも訪れてその御利益は実感しています。そうなると来ないわけにはいきません。夫婦で山頂直下にある熊野神社に初詣です。 

 先日から到来していた寒波のおかげでふもとから十分な雪です。でも除雪はしっかりしてあって、野活センター下の大駐車場まではほとんど不安なくたどり着けました。
 11:30分のサイレンを聞いて駐車場を出発です。

登山道路入り口  クリ園  登山道路

 入り口を雪で封鎖された登山車道には十分な雪がありました。クリ園も真っ白で誰一人入っていません。新雪が道を覆って、動物の足跡も消えています。




















 出発から1時間45分で山頂肩に着きました。山頂肩の表示板の半分が雪に埋もれています。シールを貼るためにスキー板を外すと、ずっぽり膝まで埋もれてしまいます。
 そこから熊野神社まではきつい行程になりました。先人の踏み跡がなければルートを見失ってしまいそうな深い雪です。

肩から山頂を望む 登り始め 熊野神社に至る

 目的の熊野神社に着きました。鳥居は半分雪に埋もれ、祠は雪に覆われていました。雪の下から祠を掘り起こしてようやくお会いすることができました。夫婦2人で手を合わせ、めいちゃんの合格を祈願しました。


熊野神社 

 山頂まで雪がなければ直ぐなのですが、1m近い積雪が行く手を阻みます。右から回り込んで山頂に立ちました。普段は割と広い山頂ですが、左右からの雪でとがった稜線になり、細い山頂になっていました。

山頂直下 十種ヶ峰山頂  山頂近景

 手袋を外すと手が直ぐに痛くなってしまいます。のんびりできる状態ではないので急いで北東の稜線に進みました。踏み跡はなく視界も無く、とにかく雪庇に乗らないように気を付けながらスキー場の最上部に向かいました。環境の急変で歩き慣れたルートも見失いそうで恐ろしささえ感じます。

稜線からスキー場へ スキー場最上部 最上部近景

 スキー場最上部に到着したのは14:15分でした。歩き始めて3時間弱です。お湯を沸かして遅い昼食を取ります。いつものカップヌードルですが、これが最高に美味しい。体の中からぽかぽかと温まってきます。
 テレマーカーが1人自分たちの後を下ってきました。聞けば浜松から来たとのこと、テレマーカーの楽しみはやっぱり山なのでしょうね。シールを外して、今日の滑降の始まりです。

スキー場最上部から PARAマーク おくマーク

 締まった雪に細かい雪が降り積もり、まるで奥志賀高原のような斜面です。数時間の登りをあっという間に下りきります。1日登って一本のダウンヒル。これがたまりません。テレマークスキーを始めた頃は、下りの方が怖くて手強くて、登りと同じくらいの時間がかかりました。ようやく少し上手になりました。

 2人とも無事に健康にツアーを終えることができました。熊野神社にお参りできてめいちゃんの合格祈願もできました。今年もよい一年になりそうです。


わたしんちアウトドアレポート