わたしんちアウトドアログ

恐羅漢ツリースキー

2010.02.06
恐羅漢山〜旧恐羅漢山

カシミール3Dで作成

 今シーズンからゲレンデスキーは控えめにして、数年ぶり(5年ぶり)にスキーツアーを再開しようと、年内から恐羅漢の稜線から西斜面をごそごそ歩いていました。このマップはそのコースとGPSのポイントです。
 今回歩いたコースは、旧恐羅漢への稜線と、折り返して夏焼のキビレまでのツリースキー、そしてキビレ手前の古木ポイントから東の斜面のツリースキーです。

 国設スキー場からリフトを乗り継いでゲレンデ最上部へ向かいます。稜線の取り付きでシールを履いて恐羅漢山を目指しました。恐羅漢までは15分です。でも、この15分でゲレンデとは全く違う雰囲気の雪山になります。

国設第2リフト降り場付近 ゲレンデから稜線へ 恐羅漢山頂

 恐羅漢山頂からコンパスを南南西に取り、旧恐羅漢を目指します。この間の稜線がわたしんちのお気に入りで、鞍部に広がる雪原は音のない静かな世界です。今回は特に人が踏み入れた跡が無く、バージンスノーを2人占めでした。
 しかし、ここは数年前に稜線を外して北斜面に落ち、数日遭難したグループがあったところで、起伏と目印のない世界は感覚を狂わせます。GPSで現在と目標を確認しながら、コンパスで方向を修正していきます。

 恐羅漢山頂から約45分で旧恐羅漢山頂へ着きました。以前は板を抱えてよじ登った最後の急登も、シールのおかげで体力のみの勝負になりました。
 山頂の三角点と標識を掘り起こし、恐羅漢山頂を確認しました。

旧恐羅漢を望む 旧恐羅漢山頂 恐羅漢を望む

 35分で恐羅漢まで引き返し、そこでシールを外します。ここからほとんど登りはありません。待ちに待ったツリースキーの始まりです。山の稜線は変化に富んでいて、木立が行く手を遮ったり、いきなり雪だまりにスキーを取られたり、一度転倒したら柔らかい雪にスキーも体も潜ってしまってなかなか起きあがることができません。
 夏焼のキビレまでスキーを進めて、新しいルートを開拓しようと鞍部の古木まで引き返しました。

 踏み跡のない、ましてや行ったこともない尾根を滑り降りるのは実に不安です。しかし、その不安も一気に消し飛ぶほど素敵な雪が私たちを待っていました。障害物の少ないコースで斜面も変化に富んでいて、2人で声を上げながら滑り降りました。あっという間の10分。見慣れた林道に合流しました。このコースは「ごほうびルート」と名付けました。

 ツアーの終了を惜しみながら、かやばたゲレンデに到着しました。9:30分にリフトを降り、かやばた到着は13:30分です。わずか4時間のコースでしたが、変化に富んだ大満足コースでした。
 スキーを外してお湯を沸かし、いつものカップヌードルとコーヒーで昼食です。テレマークスキーを始めて7年。上手になったとは言えませんが、自然雪でターンが踏めるようになったことでコースのバリエーションが広がりました。今シーズンはもう少しごそごそできそうです。


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