恐羅漢山−台所原ツリースキー

(おそらかんざん)

1364.4m

H21.12.30


カシミール3Dで作成

雪がふるのを首を長〜くして待った11月。
年末になってついに待ちかねた大寒波がやってきました。
29日は家族で今シーズン最初のゲレンデスキーを楽しみ、
今日は秋から計画していた台所原スキーツアーにトライ!!

国設スキー場の最上部までリフトで上がり、シール装着。
下は雨だったのですが、ここでは雪に変わっていました。
寒さに手がかじかみます。
山頂への急坂もシールを着ければ大丈夫。サクサクという雪の音を楽しみながら登ります。・ ウサギの足跡が至る所に・・
並んで歩いてみました。
国設スキー場の上の分岐。秋にはこうでしたが・・今回こうなっていました・・そして年明けはもっと・・・
リフトを降りて15分。今シーズン最初の山頂。今年はツアーで何度か訪れることになりそうです。
秋の下見の時とは全く違った景色。
ガーミンで位置を、コンパスで方向を確認し、ツリースキー開始!
秋にはたくさんの人と出会った道も今日は全くひとけがありません。
雨なのか、雪なのか、霧なのか分からない白いもやに包まれた世界は人を拒絶しているかのようでした・・・
木々の間を縫うように下りていくツリースキーは久しぶり。時々はいるテレマークターンがうれしい・・

こけてしまうのも、これまた楽しい。今日の空は泣き顔模様。
何度もコンパスで方向を確認しながら、無事台所原に着くことができました。
夏山と違い、景色や地形で現在地を確認できない冬山の難しさを痛感しました。雪山に入る前に、下見をしておいて本当によかった。
山頂から1時間半。お昼近くなっていましたが、風がないところまで林道を進むことにしました。
雪をかぶった山々に囲まれた林道は静かです。

結局林道終点まで歩いて昼食タイム。雪が雨に変わり
体感温度は氷点下。あまりの寒さに立ったまま、体を動かしながら食べました。    
ここから稜線までは急な登りです。降りしきる霧雨にずぶぬれになりながら、体を冷やさないために黙々と登ります。

雨の冷たさに心が折れかけた頃、目の前に現れた古木。神秘的な風景に心がしんとしてきます。
林道終点から約20分で稜線に出ました。稜線の道はアップダウンもなく、まさに歩くスキーを楽しむことができました
夏焼峠(夏焼けのキビレ)

秋色の夏焼ルート


雪景色の夏焼きルート
秋には、快適に下りた夏焼きルートも、狭いアップダウンの雪道に結構時間がかかりました。
ずぶぬれの体とがくがくになった足。
かやばたゲレンデから聞こえる音楽に、人里に戻って来れたことを実感しホッとしました。

雪に覆われた景色に現在地を見失ってしまう雪山の難しさ。
天候の急変に伴う体感温度の低下。
シールを手に入れた今では、登るより下りに時間がかかるということ・・
私たちが目指しているツアースキーに向けて、今回得たものは多かったと思います。

2009年の最後のスキーを、ツリースキーで終えることができたことに感謝して、
今度は子どもたちと念願のスキーツアーに・・・。
次なる夢に思いを馳せながら、雨からぼた雪に変わったスキー場を後にしました。

             15分          1時間半        50分      20分   30分       25分            
国設スキー場リフト → 恐羅漢山頂 → 台所原平 → 林道終点→稜線 → 夏焼峠 → かやばたゲレンデ
                                              休憩・昼ご飯も含め約4時間半
                                                


わたしんちアウトドアレポート