恐羅漢山−台所原コース

(おそらかんざん)

1364.4m

H21.10.31


カシミール3Dで作成

いろいろなことがあり、しばらく山から遠ざかっていました。
明日から11月という土曜日。
体が動くと心も動く。その一歩に恐羅漢へやってきました。

白一色の風景しか知らなかった恐羅漢。
赤や黄色に彩られ、秋の装いの山は見違えるようでした。
折しも、センターハウスでは植樹祭が開かれており、
とても賑やかでした。
これから登る立山ルートにも、点々と登っている人たちの姿が見え、これからの道順を示してくれています。
いつも誰にも出会わない登山に慣れきっている私たちは少々戸惑いながら、スタートしました。
いつもは軽快に滑り降りる道は登るにはなかなか苦しい・・ スキー場最上部。
ここからの景色は季節を問わず素晴らしい・・
最上部から山道へ。秋の日がまぶしい。 稜線手前の国設スキー場との分岐。 稜線の分岐点。

冬は一面の銀世界。広い雪原を登っていく山頂までの道は、
季節が変わるとまるで違う山を登っているかのようでした。
低い立木の間を縫うように進んだ先に現れた恐羅漢山頂。
そして、いつもと違うのは、たくさんの人人人・・・
山頂で写真を撮り終わり、早々に台所原へ。山頂から数分稜線を夏焼峠方向に戻り、台所原とかかれた標傍からブナ原生林の森を北西に下ります。
足元にも見上げる先にも、色とりどりの木々が心を和ませてくれます。そして真っ青な空・・。
そして山の空気を胸一杯に吸い込むと心が洗われるような気がします。まさに命の洗濯ですね。
下ること50分。台所原。中ノ川山・天杉山との分岐。 左の標識から5分ほど行った先にある台所原平。
中ノ甲との分岐。ここから北東に延びる林道へ
    


金色に光るホウボウの木

この台所原林道は急な登りもなく、クロカン感覚でのんびり上がって行けそうです。
ここを山スキーで歩く日を思い、心が躍ります。
林道終点。台所原平から約30分。 ここから稜線までは山道を約10分。
入り口に赤いテープがありました。
台所原まで50分も下ったのに・・と思うほど、稜線には喘ぐほどの登りもなく戻ってきました。
落ち葉の絨毯の敷き詰める稜線。ずっと歩いていたい・・。
稜線から、南には恐羅漢山頂 北東には砥石郷山

夏焼峠(夏焼けのキビレ)

秋色の夏焼ルート
センターハウス前の案内図 牛小屋高原エコロジーキャンプ場

マムシグサもお色直し

山の彩りが、心にもほんのり灯りをともしてくれました。
生きていることは生かされていること・・・・。
山の澄んだ空気と鮮やかな色合いが心と体に染み渡るようでした。
それを感じることのできる幸せ・・。
これからも“いのちいっぱい”それを感じていきたい・・
そう思える山が私はやっぱり好きだな。

センターハウスで、とてもいい地図を購入することができました。
今まで恐羅漢−旧恐羅漢の縦走ルートしか知らなかった私たちですが・・
今日の台所原ルート・夏焼ルート以外にも、
砥石郷山から田代に抜け、牛小屋谷ルートで周回するコースがあることが分かり、更に夢は広がります。

“早く雪ふらんかなぁ・・”ほとんど一年中聞いている相棒のこのセリフを
今日は二人で連呼しながら、山を後にしました。

         40分           50分        40分    15分        30分                 
センターハウス → 恐羅漢山頂 → 台所原平 → 稜線 → 夏焼峠  → センターハウス
                                              休憩・昼ご飯も含め約4時間半
                                                


わたしんちアウトドアレポート