YSSK東部地区冬季野活研修会

2007.1.27(SAT)〜28(SUN)
めがひらスキー場(初日)
十種ヶ峰(2日目)


2日目「十種ヶ峰山麓広場」


初日

 昨年度に引き続き、今年度も開催されました「東部地区冬季野外活動研修会」です。テーマは山スキーですが、積雪不足で初日の研修はめがひらスキー場に場所を移動して行われました。
 午前中に集合し、午後からめがひらに入りました。
 アルペンスキーやテレマークスキー、それぞれが思い思いのスキーを履いてゲレンデに立ちます。アルペンスキーチームは、高速リフトで思う存分スキーを楽しんだようです。テレマークスキーチームは、ファミリーゲレンデでターンの練習をしました。ヒールフリーのスキーは不安定で、テレマーク姿勢はなかなかバランスが取れません。なだらかな斜面で子どもたちに混じって、ひとつずつひとつずつターンをくり返しました。
 後半は、高速リフトでめがひら山頂まで一気に登り、2kmのダウンヒルを楽しみ?ました。アルペンチームと再会して、19時までわいわいとにぎやかな研修です。

 夜は、改めて十種ヶ峰に戻り、ほっと小屋でプチ新年会を開きました。ほっとの子どもたちと造った山小屋は、ランタンの光で皆を照らします。今日のスキーを振り返り、明日のスキーの計画をたてて、のんびりと時間が過ぎていきました。
 その日から降り始めた雪が深々と降り積もり、明日は十種ヶ峰山頂を目指すことができそうです。

2日目

 朝目が覚めると、十種ヶ峰周辺は一面の雪世界です。積雪なんと40cm。昨日はあきらめかけていた山頂征服ですが、今日は挑むことができそうです。
 アルペンスキーチームも、山仕様(テレマークスキー・クロスカントリースキー・スノーシュー)に履き替え、野外炊事の準備を整えて出発しました。

 スキー場を横切り、クリ園をかすめて方丈原へのトレールを進みます。雪が深くラッセルしながら進まなくてはいけませんでした。先頭を交代しながら黙々と前へ進みます。

 方丈原は不思議な世界でした。枝々に雪が降り積もり、まるで霧氷のように木々を覆っています。スキーの雪を踏む音に、時折枝を跳ね上げて雪がおどります。

 途中の駐車場でお昼ご飯になりました。雪上炊飯です。お湯を沸かして温かい飲み物とカップヌードルで空腹を満たしました。
 山頂への登山道は、深い雪に覆われていました。板を担いだり、シールを貼ったりして、全員が山頂までスキーをあげました。山頂までの積雪は70cm。深い階段も雪の下です。


山頂到着!

 さぁ!5時間かけて登ったあとは、待ちに待った?ダウンヒルです。ゲレンデの最上部まで注意深く降りて、そこから中腹部まで思い思いにシュプールを描きます。大きな人型をつけながら降りてくるメンバーもいました。

 全員が野活に戻ったのは午後5時。スタートから7時間が経過していました。一日あえいで1本のダウンヒル。これが山スキーの醍醐味です!テレマークターンには練習が必要ですが、自分の足で稼いだダウンヒルは最高です。
 雪を楽しみ、自然を楽しむための素敵な道具だと思います。
 暖かい笑い声で研修が終わりました。来年度も、冬期の研修を開催する予定です。山スキーに興味を持たれた方は、ぜひ参加してください。

 今回参加されたメンバーの皆さん。お疲れ様でした。


わたしんちアウトドアレポート