ここは南米ヴェネズエラ。海岸線沿いを一時間奥に入ったカリブ海の入り江です。ホセというヴェネゼラーノが小さなショップを経営しています。リサとエンリケが相棒でここで働いています。1999年の12月に起こった大洪水で、営業停止を余儀なくされていますが、南米の明るい気質で、近い内にショップも店を開けるでしょう。
カリブ海と言っても、海の表情は気まぐれです。10m底の魚が水面から見える日があるかと思うと、のばした手の先が濁って見えない日もあります。潜り方も芯から個人主義で、ダイブマスターが逃げ切って船の上で一服していると言ったこともよくありました。とにかく、自分の責任で、好きなところを空気の許す限り潜るという潜り方でした。ダイブコンピュータもいいものがありませんから、気圧と水深と潜行時間と自分の空気消費量を計算して潜っていました。空気がなくなって、バディのオクトパスくわえて浮上したことも結構ありました。集団で潜るという潜り方は責任を預けて安心ですが、個人で潜るのも楽しかったです。
さて、カリブ海の海をご覧下さい。
オルカズダイブショップのチームリーダー、ホセです。とてもやさしくて、男の私でも何度でもあってみたいような気にさせる人でした。調子が悪くなった機材は、ほとんどその場で分解整備してしまいます。私たちの機材も、この人に組み立ててもらったようなものです。驚いたのは、水深25mまで平気で素潜りしてしまうことです。呼ばれれば一日何度でも潜っていました。 | |
ホセの相棒のリサです。かわいい女の子で、会うたびにキスをしてくれます。これが目当てだったわけではありませんが、これは楽しみでした。 | |
ナイトダイブで出会ったロブスターです。いっくらでもうようよしています。 | |
バタフライフィッシュ | |
魚影は濃いです。流れの速い岬を廻ったところですが、あたりを埋め尽くすくらいの魚が泳いでいます。 |