おくちゃんのお花畑

近所でみつけました
地元に咲いていました
江田島でみつけました


春 3月から5月

ユキヤナギ
バラ科シモツケ属

4月廿日市

この季節よく見る花です
ショウマソウのように細くて白い花郡がきれいです

ユキヤナギを庭に植えると
家族関係が悪くなるという俗説もあるようです
ナガハシスミレ
1cm~
スミレ科スミレ属

4月廿日市

花の後にでた距(きょ)※
※花びらの後ろに見える突起部分のこと

が長いのでこの名がついたそうです
アセビ

4月廿日市

馬が食べて酔ったような感じになるので
馬酔木と名づけられています

葉や茎に有毒成分のアセビトキシンが含まれており、
馬がこれを食べると中毒を起こし、酔ったようにふらつくようになる
ミツバツツジ
ツツジ科ツツジ属

4月廿日市

枝先に3枚ずつ葉をつけるのでこう呼ばれています
この季節本当にきれいです
ミイロアミタケ
サルノコシカケの仲間

4月廿日市

三色の模様があるところから名前がついています
サルノコシカケとしてはきれいな類です
シキミの花
マツブサ科シキミ属

4月廿日市

この山はシキミ(シキビ)だらけでした
この季節だけ咲く白い可憐な花です
アラカシ
ブナ科コナラ属

4月廿日市

密生して生える枝葉が荒く硬いことから
この名がついたようです
シラガゴケ
シラガゴケ科シラガゴケ属

4月廿日市

名前の由来は見ての通り
ネーミングセンスいいですね
サカキ
モッコク科サカキ属

4月廿日市

この山はサカキの木もたっくさんありました
シキミ、サカキ、ヒサカキ、ウラジロ
あとゆずり葉があったらある意味コンプリートです
キブシ
キブシ科キブシ属

4月廿日市

ヌルデの虫えい(虫が作った虫こぶ)からつくる
五倍子(ごばいし)付子(ふし)※
の代用としてお歯黒などに使われていたそうです

※天然痘の薬やお歯黒として使用
  
家の周りで見つけた草花 春編 
スズメノエンドウ
1cm~
マメ科ソラマメ属

4月室積

カラスノエンドウより小さいことからスズメ
マンテマ
ナデシコ科マンテマ属

4月室積

和名の由来 産地が千鳥のマンテマに由来する
マンテマは江戸時代に渡来した植物マンテマンが略されて
マンテマになったらしい
ツルニチニチソウ
キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属

4月室積

ツルニチニチソウ(蔓日日草)という名前は、
花がニチニチソウに似ていてつる性植物であることに由来しています。

 ニチニチソウはキキョウ科
モッコウバラ
バラ科バラ属

4月室積

香りがキク科の木香に似ていることから命名

木香(モッコウ)
フリージア
アヤメ科フリージア属

4月室積

南アフリカで発見され
発見者の友人である植物学者がフリーゼという

明治の初めにオランダから輸入
フリージア
アヤメ科フリージア属

4月室積

和名で「香雪蘭(コウセツラン)」といい
雪を越えて咲くことや
蘭に香りが似ていることなどが名前の由来
グンバイナズナ
アブラナ科グンバイナズナ属

4月室積

種が相撲の軍配のような形をしているところ

ナズナ(ぺんぺん草)の実は三角形だが
グンバイナズナの実は平たく丸っこい

スパキラシス
アヤメ科スパキラシス属

4月室積

ギリシャ語の「スパラセイン(sparasein)」に由来し
「裂ける」という意味があります
花弁が切り裂かれたような様子や
つぼみを包む膜が細かく裂けていることに由来しています
カタバミ
カタバミ科カタバミ属

4月室積

カタバミという名前は
夜に葉が閉じて半分になったように見えるからとされます
半分食べたという意味もあるようです
オッタチカタバミ
7mm
カタバミ科カタバミ属

4月室積

カタバミよりも茎が立つ様子から由来
ムラサキカタバミ

4月室積

花の中心が薄い緑色だとムラサキカタバミ
濃い紫だとイモカタバミ(地下にイモのような根茎)
ナガミヒナゲシ
ケシ科ケシ属

ナガミヒナゲシは和名で「長実雛芥子」と表記します。
「 雛」には「小さくてかわいらしい」という意味があるように、
ナガミヒナゲシは丸みのある淡赤色の花を咲かせるのが特徴です。 

花径は2~5cmほど
で、花びらは4枚が基本です。

ポピーは同じヒナゲシの仲間ですが
ポピーの花は5cm~10cmと大きめです
 ポピー
ヒナギク
キク科ヒナギク属

4月室積

ヒナギク(雛菊)という和名は
花姿が小さく可愛らしいことに由来しています
花期が長いことから「長寿菊」「延命菊」などの別名もあります
デージーとも言われています
ユリオプスデージー
キク科ユリオプス属

4月室積

ユリオプスデージーの学名Euryopsには
「大きな目をもつ」という意味があり
花の形が大きな目のように見えたことから
つけられたと言われています


地元の山で見つけました 春編

カンアオイ
ウマノスズクサ科カンアオイ属


秋から春に里山の落ち葉の中でひっそりと開花します
ハート形の大きな葉を地面に着くように広げ
冬枯れの林床を彩ります
葉はアオイ(葵)に似ており
花は寒い時期に開花するので寒(カン)葵(アオイ)の名がつけられました
 カンアオイの花
スミレ
スミレ科スミレ属

この種のスミレをマンジュリカと呼ぶ場合もあるようです
マンジュリカとは満州のという意味です

食べられるようですよ
食べんけど
オオアマナ
キジカクシ科オオアマナ属

キツネノカミソリと同じで球根が有毒だそうです
食べんけど
ミヤマキンポウゲ
キンポウゲ科キンポウゲ属

金鳳花とはむっちゃキレイな花という意味です

ミヤマキンポウゲとは山地に咲くキンポウゲという意味だそうです
葉が細かく切れ込んでいるのが特徴です
低地のキンポウゲ(ウマノアシガタ)は花が1.5cm程度で小さ目です
日陰に咲くキツネのボタンもキンポウゲ科です
葉が3枚でボタンの葉に似ているけど違うので
キツネに騙されたという意味があるそうです

キンポウゲはどれも有毒です
食べんけど

江田島で見つけました 春編

マツバウンラン

4月
江田島
7mm

マツバウンランは、オオバコ科マツバウンラン属の一年草または二年草
葉の形が松葉、花がウンランに似ていることからこの名が付きました

              ウンラン
ツタバウンラン

4月
江田島
1cm

ツタバウンラン(蔦葉海蘭)は、ヨーロッパ原産の多年草で
日本では帰化植物として知られています
葉がツタに似ており
花が海蘭(ウンラン)に似ていることから名付けられました


オオバコ科ツタバウンラン属
カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)

4月
江田島
1cm

カラスノエンドウの名前の由来は
主に熟した果実(さや)が黒くなり
カラスを連想させることからきています


マメ科ソラマメ属
コメツブツメクサ

4月
江田島

マメ科シャジクソウ属の一年草 5㎜
シロツメクサに似ているが花が小さいことから名が付きました

 クスダマツメクサ 1~2cm
コマツヨイグサ

4月
江田島
2cm

夕方から早朝にかけて咲くため
宵を待つという意味でマツヨイグサと名がついています
月見草とも言われています

コマツヨイグサは花2~3cm
マツヨイグサは花5~6cm
オオマツヨイグサは花7cm

アカバナ科マツヨイグサ属
カタクリ

4月
弟見山

このカタクリの球根からとれるデンプンを
片栗粉とよんだ
イワカガミ

4月
弟見山

岩場に自生し、光沢のある葉が鏡のようだと
この名がついた
ヤマボウシ

4月
弟見山

4つの花びらが白い頭巾をかぶった
法師に似ているところからこの名がついた
イカリソウ

4月
十種ヶ峰

4つの長い花びらが船の錨に似ている
ヒメオドリコソウ

4月
十種ヶ峰

オドリコソウとよばれる白い花をつける植物に似ていて
少し小さい姿からこの名がついた
            
ショウジョウバカマ

4月
十種ヶ峰

中国伝説の生き物ショウジョウに似ている姿
葉の様子がハカマに似ている
ヤマシャクヤク

4月
十種ヶ峰

姿がしなやかで優しい様子をシャクヤクといい
山に生える姿からヤマシャクヤクという
ヒトリシズカ

5月
岡山県 船木山

静御前の舞姿に似ている姿から命名
フタリシズカ

5月
岡山県 滝山

静御前の霊が出てくる能の様子から命名
イヌコリヤナギ

5月
岡山県 滝山

ヤナギ籠を編むコウリヤナギに似ているが
役に立たないという意味
セイヨウツツジ

5月
岡山県 滝山

筒の花を意味するツツジ
コアジサイ

5月
島根県 船通山

アジサイとは
集(あつ)まる蘭色(さあい)という意味
アカショウマソウ

5月
鳥取県 鷲峰山

ショウマとは若い葉を水で晒して食用にしたことに由来する
シライトソウ

5月
鳥取県 鷲峰山

糸くずを束ねたような花の姿に由来
ヤマテマリ

5月
島根県 船通山

藪に自生して手まりのような白い花を咲かせることが由来
エンレイソウ

5月
島根県 船通山

延齢根草という漢方薬に似ていることが由来
ヨツバヒヨドリ

5月
島根県 船通山

ヒヨドリ花の仲間で葉が4つに開く姿から由来
タニウツギ

5月
島根県 船通山

谷間に生える茎の中が空洞な木

夏 6月から8月

ショウキラン

6月
鳥取県 三国山 

疫病神を追い払い、魔を除く神ショウキの姿に似ている
ササユリ

6月
鳥取県 玉峰山

葉が笹に酷使しているところから名づけられた
ヤマツツジ

6月
岡山県 泉山

筒の花を意味するツツジ
ハナニガナ

6月
岡山県 泉山 

茎や葉をかむと苦い花をニガナという
花がニガナより大きいのでハナがついた
ギンリョウソウ

6月
岡山県 山ケ上

退化したうろこ状の葉に包まれた姿が竜に似ている様子
ウツボグサ

7月
岡山県

花の姿が漆塗りの矢を入れるウツボに似ている様子
オカトラノオ

7月
岡山県 
ヒヨドリバナ

7月
岡山県
ヤマジノホトトギス

7月
岡山県
カワラナデシコ

7月
岡山県
ギボウシ

7月
岡山県
なんだろう

開花していました

キキョウ


です
きれい

キツネノカミソリ


ヒガンバナ系の多年草

8月
鳥取県

花の形がキツネのようで
日本刀のように鋭い様子から名がついたそうです

秋 9月から11月

これは
サルオガセ という地衣類で
霧がかかるような環境の森林の木に着生するそうです

9月
富士山
ハナゴケ と呼ばれる地衣類です
育つのに時間がかかり 一年で数ミリしか育ちません

9月
富士山
バンダイキノリ
産地の樹木上に生ずる樹上地衣類でブナに好んで着生します
おいしいようです

9月
富士山
富士山周辺に多く生息しているところから
フジアザミ
と名づけられています

9月
富士山
調べてびっくり
イタドリ
なのだそうです

9月
富士山
リンドウ

9月
ノハラアザミ

9月 
 コウゾリナ

茎の硬い毛から
髭剃り(ひげそり)よりつけられた名だそうです

9月
ヒキオコシ

シソ科の植物だそうです
大型になると
タイリンヤマハッカがあります

9月
ツリガネニンジン

9月
アキノギンリョウソウ

ギンリョウソウモドキともよばれます

9月
ミヤマタニソバ

そばなんだぁ

9月 
サラシナショウマ

オカトラノオと間違えましたが
オカトラノオは一本立ちで先っぽがシュッと細くなっています

和名のサラシナショウマは
茹でて水にさらして食べたことからついたそうです

10月
カラスウリ

熟すと真っ赤な実になります
カラスが好んで食べることからついた名のようですが
同じウリ科のスズメウリより大きいことにも由来しているようです

10月
オトコエシ

黄色い花は女郎花(オミナエシ)
オミナエシの優しい女性っぽい姿に対比してつけられたようです

10月
セキヤノアキチョウジ

花弁は1cmから2.5cm
これが1cm以下だと
アキチョウジになります

アキチョウジの由来は秋に咲く丁子型の花に由来しています
セキヤとは箱根の関所のことで
最初に箱根で調査されたことからつけられているそうです

10月
キセルアザミ

大きなアザミです
花の形が煙管(キセル)に似ていることが由来です

10月
マアザミ

キセルアザミの別名だそうです
アザミのアザは沖縄の八重山の方言でトゲという意味があり
トゲのある花という意味になります
ノアザミは春咲きます

10月
ミゾソバ

実がそばに似ていて
溝などの湿気のある場所に群生する事から名づけられました
葉の形が牛の頭に似ていることから
ウシノヒタイとも言われています

10月
モミジカラマツ

キンポウゲ科の多年草で
葉がもみじの形に似ていて
花がカラマツに似ているカラマツソウに似ていることから
名がつけられました

10月
ツリフネソウ

3㎝程度の大きさです
船が吊り下げられたような形をしています

10月
ヤクシソウ

葉の形が薬師如来の光背に似ていることや
かつて薬草として使われたことが由来だそうです

10月
アキギリ

春に咲く桐花に似ているところからつけられたそうです

10月
キバナアキギリ

鎌倉山の登山道の初めに群れで咲いていました
そこは満開でした

10月
ヨメナ

春の若菜が食用としておいしくて
花が花嫁のように美しいことから由来しています

10月
シロヨメナ

ヨメナとの違いは
ヨメナを横から見るとお椀の形に見えるそうです

10月
アキノキリンソウ

春のキリンソウはベンケイソウ科ですが
これは違うキク科の植物だそうです

密集して咲く様子からアワダチソウという別名もあります

10月
サザンカ

ボタンとの違いははらはらと花弁が舞い落ちる方がサザンカです

10月

山に自生している植物は
それぞれが一生懸命生きています。
その名前の由来を調べると
本当に面白い由来があります。
昔から人は山と一緒に生きてきたんですね。