おくちゃんのお花畑

とことこ旅 隠岐の島
2025.5.24

オキシャクナゲ

シャクナゲは高山に自生する常緑低木樹で
一つの枝に複数の花が咲くことが多く
白やピンク、赤、紫など色も豊富で
品種によっては色が組み合わされることもあります
名前の由来は尺(約30cm)に満たないことから尺なしが変化し
石楠花と呼ばれるようになったからといわれています

隠岐の島島後の大満寺山一帯を中心とした稜線や張出した尾根の部分
谷沿いの岩石地などに多く生息している隠岐特有の植物で大変貴重なものです
ヤマツツジ

ツツジの和名のゆらいは
花が筒状に咲く様子から
また連なり咲く様子から「続き咲き」や「綴り茂る」といった言葉から生まれています
漢字で「躑躅」と書くのは
思わず足を止めて見惚れてしまう様子を表しているからという説もあります
毒のある品種があり
羊がそれを食べて足元をよろけさせてしまうことから
本来は「羊躑躅」と呼ばれていたという説もあります
ギンリョウソウ

ギンリョウソウは葉緑素を持たないため全体が白色で
暗い森の中にひっそりと咲いていることから
別名「幽霊茸(ユウエイタケ)」とも呼ばれます
銀色のうろこをまとった竜という様子が名前の由来です
モミジガサ

葉が開く前は傘のように折りたたまれていて
葉が開くとモミジの葉の形に似ていることから「モミジガサ」と名づけられました

なかなかお目にかかれない山菜というイメージでしたが
かき分けないと進めないほど群生していて驚きました

ヤブレガサ

早春の雑木林でやや乾いたようなところに群生しているのを見かけます
見た目そのまま破れた破れた傘のような姿が名前の由来とされています

ウワバミソウ

「ウワバミソウ」という植物の名前は
野生でウワバミ(大蛇)」が出現しそうな場所に生えていることに由来しています

いっぱい生えていました
エンレイソウ

エンレイソウという名前は
古くから薬草として用いられてきたことから来ていると考えられます
漢字で「延齢草根」と書くことから
寿命を延ばす薬として使われていたのでしょうか
ヒトリシズカ

静御前がたたずんでいるような様子から名前がつけられました
可憐な花です
オオイワカガミ

イワカガミに比べて葉が大きく
葉の表面が鏡のように光沢があることからこの名前がついています
ニガナ

ニガナの「苦菜」という名は
その名の通り茎や葉を傷つけると苦みのある乳液が出ることからきています
この乳液は舐めても毒性はありませんが苦みは強いです
エンゴサク

エンゴサク(延胡索)という名前は
漢方薬の生薬である延胡索(ヤンフスー)に由来します
延胡索は中国で古くから薬用として用いられてきた植物の根をさします

エンゴサクは青や紫が多いのですが
これはきれいな黄色でした
オオバタケシマラン

タケシマランとは
葉が竹のようなところから名前がつけられています
タケシマランより葉が大きいのでオオバタケシマランと呼ばれています

ランと呼ばれていますがユリ科の植物で蘭ではありません
カジイチゴ

カジイチゴという植物の名前の由来は
葉の形がカジノキ(クワ科)に似ているためです
カジイチゴは海岸や沿岸の山地に自生する半常緑低樹で
別名キイチゴ、トウイチゴ、エドイチゴとも呼ばれます
ヤツガタケムグラ

名前の由来は
八つ手のような葉の付き方と生育環境から来ていると考えられます
やや湿った環境を好み群生することもあります
ラショウモンカズラ

ラショウモンカズラという名前ですが
羅生門で切り落とされた鬼女の腕に花の形が似ているということから来ています
カコノソウ

カコノソウの名前は
その花の色や模様が鹿の子絞りに似ていることから
付けられたとされています

鹿の子(かこのこ)絞り
サイハイラン

この名前の由来は
その花の咲き姿が武将が軍勢を指揮する際に使った
「采配(かいばい)」という道具に似ていることから来ています

采配(かいばい)
ツルタケダマシ

食べられるツルタケ
に似ているが消化器系の強い毒性を持っている
こわー
シロハツ

だろうという程度です
シロハツモドキやシロタマゴダケには強い毒性があり
むっちゃ似ているので素人には判断できません
とくに
シロタマゴテングタケは死亡例があります

こわー
スエヒロタケ

世界中に分布するキノコだそうですが
人に感染して肺スエヒロタケ感染症を起こすそうです

こわー

隠岐の島は本土とほとんど植生が同じでした
シキビもサカキもユズリハにも会えました

オキシャクナゲは見事だったなぁ