k-ai とことこ旅 船通山
R6(2024).5.31
(せんつうざん)

1.142.3m
島根県と鳥取県の県境

Yamap データから引用


k-ai とことこ旅
2024年度 第4段

今回は島根県奥出雲町です。
登る山は2つ
玉峰山と船通山

玉峰山の麓の玉峰山森林公園キャンプ場に車を停めて



2024年5月31日(金)の朝一で
まずは玉峰山に登ろうと予定していたのですが
前日の夜半過ぎから予報になかった雨が降り始め
31日の朝は結構な雨が降っていました。
天気予報では午後から雨が止む予報
予定を変更して
少しだけ行程が短い船通山から登ることにしました。

船通山に向かう途中に
「奥出雲たたらと刀剣館」
がありました。
日本刀が大好きなお父さんの希望で行ってきました。


思いがけず相棒が感激していて
日本刀を作る魅力を分かち合うことができました。
こういう時間の使い方もいい!
買い物を済ませて昼前に船通山登山口まで来たら
雨が止んでいました。

お昼ご飯を車で食べて

さあ出発しよう!
12:00ジャスト

駐車場からすぐの登山口から登り始めました。
途中の分岐から周回コースになりますが
右コースは初心者向けで
左コースは健脚向けだと書いてあったので
お互いの足のダメージを軽減するため
下りを安全にしようと左から攻めて時計回りのコースにしました。
屋久島で見たような面白い木がありました。

9本杉みたい!
ヤマボウシだと思っていたのですが
帰って調べてみると
ヤマテマリでした。

かわいい花です。
15分歩いたところにキャンプ場がありました。

トイレも水場も炊飯棟ありましたが
オートキャンプでは絶対使えないコアなサイトでした。
広場に青々と茂っていました。

コゴミに似ていましたが
ゼンマイだそうです。
広場の奥にはやわらかいフキが茂っていました。

春先はフキノトウが咲き誇っていたでしょう。
もう間違いません。

ヤマテマリです。
珍しかったので写真を撮りました。

エンレイソウという花で
すでに花は終わっていましたが
鑑賞用にもなるなかなか珍しい花だそうです。
所々に避難小屋があります。
厳しい山ではないのですが
冬場を考えると険しい山になるのでしょう。
大岩に根を張るたくましい木です。

こういう景色が好きになりました。
二人で好きになったかわいい花なのですが
家に帰って調べても
名前が分かりませんでした。

次はもっと鮮明な写真を撮って名前を調べようと思います。
緑があふれるとても素敵な道です。
「天狗岩」
だそうです。

右の出っ張りが鼻なのかなぁ。
トリカブトがあちこちに茂っています。

秋は紫のきれいな花を咲かせるのでしょう。
もうすぐ山頂です。

いい景色です。
山頂直下のイチイの木です。
ここには幹回り6mを越えるイチイの木があり
この山の見どころになっています。

名前の由来
・・・伝説によると、鬼神が降伏した標(しるし)として、
イチイの木でつくった笏(しゃく)を仁徳天皇に献上した。
313年、仁徳天皇はイチイに笏をつくる高貴な木として「正一位」を授けたことから
「一位」と呼ばれるようになったという。
 国指定の天然記念物「船通山のイチイ」が自生している船通山は、
日南町多里から北西に約5km離れた島根県境にあり、『古事記』
などによるとこの山にはヤマトノオロチが住み、スサノオノミコトがこれ
を退治したという神話が伝えられる。
 標高1,142.5mの山頂部には「天狗の土俵場」と呼ばれる草原が
広がり、三種の神器「天叢雲剣アメノムラクモノツルギ」の出顕の碑が
あるほか、春には可憐なカタクリの花も見られる。船通山では、西側の
登山道周辺に自然林が残っており、ブナなどの落葉広葉樹林を中心に
多様な植物相が見られる。
 船通山の鳥取県側の9合目の南東の斜面に、天然記念物「船通山の
イチイ」が自生している。イチイはイチイ科に属し、ダイセンキャラボクと
同属であるので生態がよく似ている。
 イチイは柔らかい針葉をもち、常緑・雌雄異株で、この木は雌木で実
をつける。近くに雄木もある。樹高は4.3mとそれほど高くないが、積
雪と強風のためか、斜め下方に向かって扇状に広がる枝葉は22mに
もおよび壮観な景観を見せている。
 胸高直径約90cm、樹齢千年とも伝えられる巨木である。老齢巨木と
して有数であり、学術上価値が高い。

多分これがそのイチイの木だと思いますが
虫がすごくてゆっくり鑑賞することができませんでした。
最初のイチイが雄木なのか!


山頂に行こう!

山頂に着いたのですが
虫(多分蚊)がすごすぎて一か所にとどまれません。
写真をとったら逃げるように避難小屋に入りました。
避難小屋はトイレも併設してあって快適でした。
ここで泊まれそうな施設です。
虫よけをいっぱいふってようやく人心地つきました。
息子からもらったミルでコーヒーを挽いて
優雅なコーヒータイムです。
山頂に引き返しテラスから見える野草を観察しました。

春先には一面のカタクリが鑑賞できるようです。
ちなみにこれはイタドリでした。
山頂が霧に包まれ始めました。
ヨツバヒヨドリだというそうです。
株で茂っていました。
神話の舞台となった船通山です。
大天狗が相撲を取った広場がこれなのかな。
かすかに日本海が展望できました。

せっかくだから
ちょっといい顔で記念撮影!



タニウツギです。

山頂直下にたくさん咲いていました。
とってもきれい。
そうなると
イチイの木があちこちにあることがわかります。
緑がいっぱいでとってもいい景色
歩きやすい下山道です。
左回りのコースで大正解!
コアジサイがかわいい!
分岐まで下りてきました。
山頂の虫にはやられましたが天気のせいでしょう。

登りやすく下りやすい
とってもいい山でした。

船通山
獲得標高455m
歩行距離3.3km
歩行時間2時間54分(休憩含む)

いい山でした。


アウトドアレポート