感謝の菜の花マラソン

R5.1.8


2020年(令和2年)に参加した菜の花マラソン
あれから3年
今年開催されることを聞いて、喜び勇んで申し込んだものの・・・

3年前菜の花を走る前も
爪がはがれる
血便、腰痛、首の痛み
いろんな体の不調をかかえつつ何とか完走。

コロナでイベントがなくなってから、
3年間、毎日5km、週末10km~20km
月100~200kmのトレーニングをしてきました。
でも、2年前の冬から感じ始めた股関節の痛みに耐えきれず
病院、整骨、ネット
いろんなものに頼って
結論、オーバーワークだから走るのをやめないと痛みは治まらない。
と言われてしまいました。

この痛みを抱えて
菜の花を完走できない。
思い切って11月後半から2週間走ることをやめて
筋トレとストレッチに専念しました。

そこで気づいたことは、
ただやみくもに動くことは、自分の首を絞めること。
年を重ねている今
とにかく自分の体と向き合い、
自分の体を作らないと
なにもできなくなってしまう・・・

菜の花マラソンへの参加自体をやめるという選択肢も考えたけれど
やっぱり、できるだけやってみたい。

「やってみたら。」
背中を押してくれる相棒に甘えて
チャレンジしました。
朝6時に出発して
着いたのは2時半
8時間半もかかりました。
遠かった~
1人では、絶対にたどり着けない。。。。
まずは、受付もかねて記念品をもらいに行きました。
同じ場所で瀬古さんのマラソン講習が行われてました。
「4時間も5時間もかかってたら、きついだろう。」
3年前聞いた言葉が蘇ります。
あれから3年走り続けても
結局早くは走れないなぁ。
それから、今回は二人で下見に行きました。
10km、19km、35km
待ち合わせる場所を二人で確認。
今回走力に自信のない私は、
相棒のサポートが心の支えです。

びっくりしたことは、相棒の土地勘がすごいこと。
3年前も、私をサポートするために走り回ってくれていたことを実感して感謝です。

3年ぶりの指宿です。
道を覚えていることに自分でも驚きました。
下見の後、相棒と別れて3kmのジョギング
明日はこの景色を見たい。
  マラソン当日
いつものように4時半に起きて
いつもの筋トレとストレッチ
いつもと同じように… 
   
今回は8115人の参加
8時過ぎるとだんだんと人が集まってきました。。
8時にスタート地点に並んでから、スタートまでの1時間
相棒のおかげで温かく待つことができました。  

すごく温かい雰囲気でみんなが集まっていることに感動しました。
ウルトラマンが頑張っていました。
  スタートの号砲が鳴って、スタート地点にたどり着くまで4分58秒
そして10kmまで1:18:13
しっかり走れました。
相棒に会って、メンテナンスをしてもらって
いけるんじゃないか・・・
錯覚でした。
 
元気に出会えたよぉ。
そこから池田湖への下り。
開聞岳が見えてきました。
そして、15kmをこえてからふくらはぎの痛みが・・・
   とにかく、相棒に会うまでは
それが今回の心の支え。
19km地点で相棒に会えた時は、すでにへろへろでした。

思えば、イベントがなくなって3年
30km以上走ったことはなかった。
股関節の痛みを感じてからは
20km走ったことは一度だけ。。。

練習したことしか
できないよね。

走ってきた姿に感動しました。
相棒は素敵です。
とにかく、半分までは走ろうと決めていました。
この看板を見た途端
心はぽっきりと折れて
そこからは
ほぼ歩いてしまいました。
前回も一番きつかった20km~35km区間
何度も上り下りがあり、
ほとんどの人が歩いています。
私も、走ろうとすると太ももがピキピキして・・・
肉離れになると、そこで終わってしまう。
結局歩きました

時間制限にかかって回収されるのが怖くて
途中の足湯のサービスも心惹かれましたが、
20kmから35kmまで、給水以外止まらずに歩き続けました。
 相棒が車を停めた関門駅
ここで電車に乗った人もいたそうです。
   
35km 山川駅
ここまで来れた。
今14時半。
なんとか、回収されずにゴールできそう。
相棒と最後ゴールで出会いたい。
あとは、足を足を前に進めるだけ。  

地図を進む姿に感動していました。
出会えた時はなおさらです。
がんばってるなぁ。
最後の海岸の登り。
絶対着く。
そう思って、みんな足を動かしている。  
  今回、コロナ対策で私設エイドはかなり制限されていました。
でも、沿道のあったかい応援はかわりません。
バンド演奏も何か所かあって、本当にうれしかったです。

最近のコロナ事情を鑑みて、
隣県の熊本県が2月のマラソンイベントを中止
そうした中で、開催してくださったことに感謝です。 
(ここ
ゴールが見えてきました。
走りたいけど、動かない足。

練習したことはできる。20kmまでは、走れた。
でも、練習しなかった20kmから先は、
それまでずっと山を歩いてきた自分の足が支えてくれた。
歩くことなら、できるんだ。  
   そして、ゲートに入って最後
動け!自分の足
そう念じたら、動いた!

買い出ししていたら
間に合わない自分に気が付きました。
あわててゴールに向かったら
走ってやってくる相棒がいました!

走ってる!
すげぇ!
あとちょっとだ。
がんばれぇ!!
 
6時間56分。
なんとか時間内にゴールできました!  
   
そのあとは、砂蒸し風呂に入って、あったかいK-aiで相棒が用意してくれた夕食を食べて
ずっと応援してくれた娘と、電話で話して。
本当に幸せな時間でした。
翌朝は、朝7時にキャンプ場を出て、桜島SAでお土産を買って帰りました。
帰りも9時間
総走行距離1300km
付き合ってくれた相棒に感謝感謝です。

相棒のおかげで
鹿児島を感じられました。
楽しい3日間でした。
がんばったね。
いい時間をありがとう。
スタート 00:04:058
10km 01:13:21
20km 01:35:21
30km 01:44:05
40km 01:59:39
Finish 00:19:36
総時間 06:56:54

2019年11月下関海響マラソン 5:28
2020年1月菜の花マラソン 5:45

体力と気力で乗り越えていた3年前との違いを痛感しました。
3kmごとに悲鳴を上げる股関節をストレッチでごまかしながら走って
これで、本当に42.195kmいけるのかと絶望した12月
がんばればできるは、もうできない・・・
無理せず、やりたいことをやれる体をどうつくっていくのかが
これからの自分の課題。


でもゴールできたのは、
自分の力ではない。

健康だから・・・私を生んでくれた両親に感謝です。
私を応援してくれる家族に感謝です。
事故なく怪我無く、参加できたこと・・守ってくれる見えない力に感謝です。

そして、なにより、
多動な私を理解し、コロナ禍で私の背中を押してサポートしてくれた相棒
相棒がいなければ、参加することもできなかった。
本当に本当にありがとう。

このチャレンジをさせてくれた全ての人に感謝です。
ありがとうございました。

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