GW k-aiでとことこ山歩きPart4
三徳山 投入堂

900m

H31.4.29
鳥取県三朝町


カシミール3Dで作成

二上山を後にし、三朝町へ。
ずっと行ってみたかった三徳山投入堂を目指しました。

泣き出しそうな空に「降らないで」と祈りながら
歩き始めたのは、11:20
慶雲三年(706年)、
この地を訪れた修行者が法力をもって
お堂を手のひらほどに小さくして、
断崖絶壁の岩窟に投げ入れたことから
その名がついたといわれる投入堂
三佛寺の参道、急な階段を上がります。
納経所まず入山料400円を収め、更に参道を進みます。
途中で、お坊様と観光客との方とのやりとり。

「投入堂に行きたいんですけど・・」と、おしゃれないで立ちのご婦人。
「えっ、その恰好じゃ行けませんよ。
 ほれ、あんな恰好じゃないと。」
とお坊様に指さされた私たち。
どう反応すればいいのかな。
本堂横の登山受付所で登山料400円を支払い、入山届に記入。
「六根清浄」と書かれた和袈裟が登山者の証です。
しかし、死亡事故もあった危険な個所もある投入堂への登山には、
ここで、いくつかのチェックがあります。

① 凹凸のある靴・・そうでない人は700円で藁草履を購入しないといけません
② 服装・・・登山に適した服装(ズボン・手袋など)であること、ただしストックは禁止
③ 一人での登山禁止・・・一人で来た場合はどこかのグループに入れてもらうこと。
④登山時間は8時~15時
⑤登山中は飲み物のみ、食事は禁止。

あのお坊様がおっしゃっていたのは、こういうことなのかと納得しました。
六根とは、
人間の感覚器官である眼・耳・鼻・舌・身・意(心)を指し
六根清浄とは、霊山に登ることで、俗世間の汚れを落とし、心身ともに清浄になる。
最初の荒戸神社から始まり、
今回の山登りは、神様との関わりの中で登らせていただいているなと感じながら、
登り始めました。
11:40 宿入橋を出発
早速始まる木の枝をよじ登るかずら坂の登り。
私たちは楽しいけれど、
「こわい、こわい」
と言いながら登る周りの女性。
こんな言葉、言ってみたい。
文殊堂が見えてきました。
こんなところに、どうやってこの資材を運び入れたのでしょう。
我慢できずに歩かせてもらいました。
娘に言ったら怒られそう。 
 
 地蔵堂
相棒も一緒に上がりました。
   
鐘楼堂で鐘を突かせていただきました。 
馬の背、牛の背を経て 観音堂へ。  
岩の中に造られたその荘厳な姿に
自然に手を合わせ、頭を垂れます。
観音堂の先を回り込むと
現存する神社建築で日本最古級ともいわれる投入堂
がふいにその姿を現しました。。
狭い登山道に次々に訪れる人々。
あまり、ゆっくりは見られなかったけれど
その姿を拝めたことが、本当にうれしくてありがたいと思えました。 
下りも結構スリリング。
雨が降っていたら本当に怖いと思います。
13:00 宿入橋に帰ってきました。
駐車場に帰るころ、雨が落ちだしました。
守っていただいているなぁ。

今日の宿は、道の駅湯の川。
ひかわ美人の湯で、さっぱりして島根のワインで乾杯!

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