山口県下関市
R元.11.3
前日下見を兼ねて会場へ。 うどんを食べて、福引きもしました。 そして、帽子をゲット。 さい先いいかも・・ そして、もう一つ私に元気をくれる大きな原動力。 広島から娘が応援に駆けつけてくれたのです。 いつの間にか、親を心配して守ってくれるようになったんだね。 本当ありがとう。 |
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朝6:22の臨時列車海響マラソン号で下関へ。 列車の中も、駅もランナーだらけ。 1万2千人が参加する大会なんだ。 と実感しました。 |
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いよいよ始まるんだ。 | |
7:30からEブロックのスタート位置に並びました。 今回、大学時代の友人も夫婦でエントリー。 昔から変わらず笑顔の素敵な友です。 この日は小雨のぱらつく曇り。 相棒と娘が近くで待っていてくれたので 最後まで上着を着ていることができたけど それでも、一時間待つのは長かった。 この一時間が“冷え”という 恐ろしい魔物を、体に棲みつかせてしましました。 |
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スタート位置はS、A~Eに分かれています。 8:15のブロック閉鎖に間に合わなければAの人でも、 Eの後ろに回されます。 とにかく人が多い。 もう数回参加している人の話によると、 このまま7km地点までは この行列状態で進むらしい。 これまで前半にペースを上げて走ってきた私。 前半は、ペースが上げられないと聞いてショックでした。 |
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8:30 号砲とともにスタート。 話の通り、ぞろぞろとほとんど歩くくらいのスピードで進みます。 すっかり体が冷え切っていた私は、さっそく最初のトイレに駆け込みました。 何とか列に戻ったものの、なかなか自分のペースで走れない。 ようやく、6分台で走れるようになったのは7.7㎞の折り返しをすぎてからでした。 みもすそ川手前に救急車到着。 他人事ではない… 私も後半はいつそうなってもおかしくない状態になりました。 10㎞地点を1:12で通過。 目標は1:05。 この遅れを取り戻したい。 海峡メッセ前。 ゲストランナーの猫ひろしや道下さんを含むS軍団は軽やかな走り |
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友人夫婦も安定したペースで通過したそうです。 | |
私も海峡メッセ前を通過。 遅れを取り戻そうと必死に走るけれど、 この後、またトイレに。。。。 この日のトイレは4回。 行列に並び、終わって列に戻るのに5分。 それを繰り返すうちに、汗が冷えて、足が重くなってきました。 20km地点。 2時間22分。目標2:15 |
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26.8㎞ 長州出島 まだ余力がある。すごいな。 |
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一方私は、足を前に運ぶのがやっと。 スタートから出島まで応援に追いかけてきてくれた相棒と娘の顔を見るのを 心の支えに走りました。 30㎞通過タイム 3:47 目標タイム 3:40 出島でマッサージをしてもらいたかったのですが 長蛇の列で、待っていたら回収されてしまうと思い、 断念して折り返しました。 二人に荷物をお願いして、のこり12km。 何とかゴールしたい。 沿道には走れなくなった人、回収車を待つ人が大勢いました。 もうペースなんか言ってる余裕もなく とにかく、足を前に進めるだけ。。。 でも、彦島に入り、35㎞地点で、 だましだまし動かしていた足が、ガチガチに固まってしましました。 右足、左足、ふくらはぎ、太もも 交互に足がつって ついに歩いてしまいました。 そこから40㎞地点まではみんな大変そうでした。 私を含め足を引きずりながら歩く人、沿道に倒れこむ人。 でも、このままずっと歩いていたら36.9㎞か40.3㎞の関門で回収されてしまう 足のこわばりが収まったら走り、 固まったら歩くの繰り返し。 5時間半のペースランナーの方が 大きな声でみんなを鼓舞してくれます。 あの人を見失わなければ、ゴールできる。 わかっているけれど、足が思うように動いてくれない。 40㎞通過 5:12 目標タイム4:55 今まで走ってきた自分のために ゴールで待っていてくれる相棒と娘のもとに 這ってでも、時間内に帰りたい。 |
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友人夫婦はだいぶ前にゴール 待たせてしまってごめんなさい |
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41km地点からは、このまま足が折れてもいい と思って走りました。 この日初めて?自分のペースで走れた瞬間でした。 |
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5時間28分33秒でゴール 目標タイム5時間10分 相棒と娘の顔を見て 安心して、嬉しくて。 今まで、練習はずっと一人だったから、 今日は、一人じゃないと思えた。 二人が待っていてくれたから、本当に心強かった。 ありがとう。ありがとう。 |
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本当はお祝いのお店をとっていてくれたのですが、 私の体がボロボロだったので、おうち居酒屋してくれました。 二人のやさしさに包まれて幸せな夜でした。 |
マラソンを始めて、気づいたことがありました。。
それは、私はメンタルが弱いんだということ。
登山や、サイクリングは好きなこともあって
体力さえあればなんとかなっていた。
でも、マラソンはメンタルが機動力。
練習は、ブレーキをかけようとする自分との戦いでした。
天気が悪い、きつい、体調が悪い。
いろんな理由を見つけて走ることを止めようとする自分の心の弱さが
一番の向かい風、敵でした。
でも、今回時間内にゴールできたのは、
足がつっても、再び走り始めることができたのは、
絶対ゴールするという強い気持ちがあったから。
2200㎞の練習の日々があったから。
がんばったね、私。
でも、歩いちゃった。
次は一度も歩かないで走りきりたいな。
そのために、クリアしなければいけないこと
それは、自分の体調管理。
マラソンを始めて
“冷え”、肩こり、腰痛、血便、足の爪の剥離etc....
次々に起こった体のトラブル。
いろんな病院に行ったり、ネットで調べたり、本を読んだりして
対処してきたけれど
本番でこんなに苦しめられとは・・・
でも、体調管理も実力のうち。
まだできることはあったはず。
海響マラソンのゴール
一年かけて積み重ねてきた練習で達成できた。
でも、夢は半分。
完走。その半分を達成するために・・・
また、始めよう。