H30.2.4
夜中に何度も目が覚めて 降りやまない雪に、わくわくが止まりません。 5時前には起きて、 来夢戸河内を出発。 除雪もできていない、 いこいの村広島への坂道を上がり、 車の中で、朝食をとりながら、明るくなるのを待って 7:15深入山山頂を目指し、出発しました。 |
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まだ誰も上がっていない道。 ラッセルは覚悟の上でしたが 今まで以上に雪は深く、 時間がかかります。 |
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かかとで踏んでつま先をあげていくラッセル。 セオリーは分かっていても雪が重くて膝が上がりません。 あきらめると つま先は雪から出ず、 どんどん雪の中に隠れていって、 やがて動かせなくなります。 |
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吹雪で尾根道もわからなくなります。 高い所、高い所を目指して、 必死でラッセルして進みますが 尾根を見間違えると 吹き溜まりに入って 動けなくなります。。 一番怖いのは、道を見失うこと。 登りではありえないと思いつつ、 外すと命取りなので、 「登山道は右だったのに。」という、 相棒の言葉にも、心の危険シグナルが鳴ります。 |
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登り | |
吹き溜まりで使い果たしてしまった体力。 後半は、50歩ずつラッセルを後退しながら進みました。 山頂近くは、突風で吹き飛ばされそうになりながら、 とにかく、高見を目指して進みました。 |
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登り始めからちょうど2時間。 ようやく山頂に到着しました。 いこいの村広島から深入山山頂まで、ほぼ1km こんなに長く感じたのは今回初めてです。 前半のラッセルで汗をかいてしまい、 ゴーグルは凍り付いてしまいました。 あきらめて外すと、顔が凍りついてしまいます。 見えなくても付けないと顔が凍る・・ と思ってつけたら 写真・ビデオにいっぱい手が入っていました。 |
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山頂 | |
奇跡のように 太陽が顔を出してくれました。 周りの情景を見せてくれます。 起伏、方向を確認し、 命の危険を感じる山頂から撤収します。 |
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下り | |
下りもラッセル 踏み跡をたどろうと思ったら、 降りしきる雪にかき消されていました。 ガーミンで慎重に方向をとりながら進んだら 雪崩になって雪に埋もれてしまいます。 自分の体を掘り起こすのに、時間がかかります。 写真・ビデオを撮ると、指が凍ります。 |
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10:15 1時間で下山し、 いこいの村広島で、眉毛まで凍った体を 暖かいコーヒーで溶かしたら、恐羅漢に向けて出発。 でも、慣れない雪に戸惑う車に阻まれ、 普段は30分で着くところを1時間半もかかり、12時に恐羅漢に到着しました。 |
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ここも吹雪でしたが、 スキー場なので、命の危険を感じることはありません。 |
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どこを滑ってもオフピステ それが楽しい。 すべてのコースを踏破します。 |
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PARA国設 | |
奥ちゃんカヤバタ | |
すべてのコースを踏破。 そして、最後はカヤバタです。 大好きなスタッフの人は、雪かきで大忙しでしたが、 深入山登頂の報告をして、 恐羅漢を後にします。 帰りも予想通り、スタックする車で渋滞になりました。 でも、いい山に登れて 幸せです。 |
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