地図もあえて大きいままで表示しました今回の恐羅漢ツアー。
大恩あるかたとそのお仲間の2人の山家と一緒に登った恐羅漢です。
昨年もこの企画はありましたが、雪が少なく泣く泣くキャンセルになりました。
今回は豪雪の1週間後。
雪の質はともかく、積雪量は十分です。
2人は下関から4時間かけてやってきました。
集合場所は牛小屋駐車場です。
9時30分
ここからカヤバタゲレンデをかすって、夏焼けのキビレへトレールをたどります。
山家2人はスノーシューを身に着けます。
自分たちは板にシールを貼りました。
カヤバタゲレンデです。 ここから夏焼けのキビレまで夏登山道をたどっていきます。 |
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シールを張ったテレマークスキーはある意味無敵です。 結構な斜面をぐいぐい登っていきます。 |
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出発から一時間。 夏焼けのキビレに到着しました。 乱れた息を整えて、西に方向を変えて稜線を登り始めました。 |
雪の状態は、表面が多少固まって内側が柔らかいモナカ雪です。
これは下りがやばいかも・・・
登り始めの斜面は勾配がきつくて手ごわいです。 しかし山家4人。 ジグを切ることもなく直登できました。 |
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恐羅漢の頂が見えてきました。 思ったより近くに見えますが、 ここからがなかなか遠い道のりでした。 |
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わたしんちのパワースポット 古木まで1時間。 なかなか手ごわい雪です。 |
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天気はおおむね曇ベースでしたが、時折晴れ間が顔を出します。 雪は前日の雨でしまっていて、 板もスノーシューも深く埋まることはありません。 しかし、登りがきつい・・・ |
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急登を2つ登って、山頂直下の鞍部が近づいてきました。 高度が高くなって、樹氷が現れ始めました。 |
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山頂直下の鞍部から雪の稜線が垣間見れます。 きれい |
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あと少しで山頂です。 古木から鞍部まで1時間。 そこからさらに20分の恐羅漢山頂です。 |
恐羅漢山頂!
12:30分
リフトを使えば割と楽に行ける山頂ですが、
自分たちの足でたどり着いた感覚は別物です。
先週は掘り起こした標札が顔を出していました。
深入山が見えます。 | 十方山方向だと思うのですが・・・ |
板のシールを外す間休憩をとって、 再び旧恐羅漢に向かって歩き始めました。 |
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すでに12時を越えていましたが、 旧恐羅漢山頂までたどり着かなければお昼はきません。 恐羅漢山頂直下の雪原はいつ来ても素敵です。 |
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雪原から旧恐羅漢が見えてきました。 近くに見えますが、ここから下った鞍部が難しいのです。 |
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振り返って見た恐羅漢山頂です。 | |
ほとんど山頂なのですが・・・ GPSで確認します。 |
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山頂に到着しました! 13:30 お腹がすいたことも忘れてしまいそうです。 |
これは、数週間前の旧恐羅漢です。
同じ場所ですが、この標識は雪に埋もれて掘り出せませんでした。
お昼ご飯は、斜面で風をよけて雪を掘りました。 お湯を沸かして体を温めます。 |
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旧恐羅漢と恐羅漢の鞍部は、 雪に視界を遮られるかガスがかかるかすると危ない場所です。 先週もボーダーが一人1泊2日遭難しました。 5年前も複数人のボーダーが2日間遭難しています。 |
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登ったルートを下りなおして古木からルートを東に取ります。 慎重に方向をとりながら、下りの目印 「百本杉」 まで降りることができました。 すでに午後4時。 足も腰もふらふらです。 |
2年越しの恐羅漢ツアーが実現しました。
雪は固いモナカで、一人は割れた雪に足を取られてターンが踏めず、
一人は雪が割れず表層を滑り落ち、
スキーにとってはいい雪ではありませんでしたが、
自分たちの足で歩いて山頂まで行けたことは大きな喜びです。
最高のツアーでした。
一緒に歩いてくれたメンバーに本当に感謝です。
かわのさんの写真館