2年越しの実現!恐羅漢ツアー

H29.2.18
恐羅漢



カシミール3Dで作成

地図もあえて大きいままで表示しました今回の恐羅漢ツアー。
大恩あるかたとそのお仲間の2人の山家と一緒に登った恐羅漢です。
昨年もこの企画はありましたが、雪が少なく泣く泣くキャンセルになりました。
今回は豪雪の1週間後。
雪の質はともかく、積雪量は十分です。

2人は下関から4時間かけてやってきました。
集合場所は牛小屋駐車場です。
9時30分
ここからカヤバタゲレンデをかすって、夏焼けのキビレへトレールをたどります。
山家2人はスノーシューを身に着けます。
自分たちは板にシールを貼りました。

カヤバタゲレンデです。
ここから夏焼けのキビレまで夏登山道をたどっていきます。
シールを張ったテレマークスキーはある意味無敵です。
結構な斜面をぐいぐい登っていきます。
出発から一時間。
夏焼けのキビレに到着しました。
乱れた息を整えて、西に方向を変えて稜線を登り始めました。

雪の状態は、表面が多少固まって内側が柔らかいモナカ雪です。
これは下りがやばいかも・・・

登り始めの斜面は勾配がきつくて手ごわいです。
しかし山家4人。
ジグを切ることもなく直登できました。
恐羅漢の頂が見えてきました。
思ったより近くに見えますが、
ここからがなかなか遠い道のりでした。
わたしんちのパワースポット
古木まで1時間。
なかなか手ごわい雪です。
天気はおおむね曇ベースでしたが、時折晴れ間が顔を出します。
雪は前日の雨でしまっていて、
板もスノーシューも深く埋まることはありません。
しかし、登りがきつい・・・
急登を2つ登って、山頂直下の鞍部が近づいてきました。
高度が高くなって、樹氷が現れ始めました。
山頂直下の鞍部から雪の稜線が垣間見れます。
きれい
あと少しで山頂です。
古木から鞍部まで1時間。
そこからさらに20分の恐羅漢山頂です。

恐羅漢山頂!
12:30分
リフトを使えば割と楽に行ける山頂ですが、
自分たちの足でたどり着いた感覚は別物です。
先週は掘り起こした標札が顔を出していました。

深入山が見えます。 十方山方向だと思うのですが・・・
板のシールを外す間休憩をとって、
再び旧恐羅漢に向かって歩き始めました。
すでに12時を越えていましたが、
旧恐羅漢山頂までたどり着かなければお昼はきません。
恐羅漢山頂直下の雪原はいつ来ても素敵です。
雪原から旧恐羅漢が見えてきました。
近くに見えますが、ここから下った鞍部が難しいのです。
振り返って見た恐羅漢山頂です。
ほとんど山頂なのですが・・・
GPSで確認します。
山頂に到着しました!
13:30
お腹がすいたことも忘れてしまいそうです。

 これは、数週間前の旧恐羅漢です。
同じ場所ですが、この標識は雪に埋もれて掘り出せませんでした。

お昼ご飯は、斜面で風をよけて雪を掘りました。
お湯を沸かして体を温めます。
旧恐羅漢と恐羅漢の鞍部は、
雪に視界を遮られるかガスがかかるかすると危ない場所です。
先週もボーダーが一人1泊2日遭難しました。
5年前も複数人のボーダーが2日間遭難しています。
登ったルートを下りなおして古木からルートを東に取ります。
慎重に方向をとりながら、下りの目印
「百本杉」
まで降りることができました。
すでに午後4時。
足も腰もふらふらです。

2年越しの恐羅漢ツアーが実現しました。
雪は固いモナカで、一人は割れた雪に足を取られてターンが踏めず、
一人は雪が割れず表層を滑り落ち、
スキーにとってはいい雪ではありませんでしたが、
自分たちの足で歩いて山頂まで行けたことは大きな喜びです。
最高のツアーでした。
一緒に歩いてくれたメンバーに本当に感謝です。


かわのさんの写真館


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