大峯山・西大峯山

1039.8(1050)m・1009.9m
2016.8.3
広島県廿日市市



カシミール3Dで作成

弥山に登って二日後、
恒例の夏のキャンプに今年は半分の日程で参加させてもらいました。
これで、体力的には完全復活!

そろそろ社会的復帰も考えていかなければ…
新しい一歩には、やっぱり不安と迷いが渦巻きます。
頭の中がもつれた毛糸みたいになったら、
体を動かそう!!

廿日市インターをおりたら、県道30号線を北上、さらに42号線に左折、294号線に右折するときには
信号のところに看板もありました。
ただし、表示は“大峰山”
あれ??
その後の表示も違っていたので、ちょっと不安でしたが、
無事大峯山登山駐車場にたどり着きました。
きれいなトイレもありました。
アスファルトの急坂をおしゃれな別荘?を見ながら上がっていくと、
貯水槽があり、ここから山道に入っていきます。
すぐに横木の急登になりました。
木がお日様から守ってくれているのに、汗が滝のように流れます。
ベンチがありましたが、汗でぐっしょりの私が座るとどうなるかは、
この間の弥山で経験済みなので・・・座れません
とにかく登る、登る
頭は真っ白何も考えられないのがいいのかも・・・
登り始めて1時間。
横木の階段も終わり、少しなだらかになってきました。
そろそろ、山頂も近いのかな。
と思っていると・。・・
突然横のクマザサがゆれました。
あれ??とお互い顔を見合わせて…
数秒後、向こうのほうが、踵を返して去っていってくれました。
気配が消えるまで、しばらく待ってあとはダッシュ!!
無我夢中で進んだので、あっという間に三角点につきました。
ここが地図上の山頂1039.8m
そこから数分先に進むと、大岩があります。
ここが事実上?の山頂1050m
西大峯山が見えます。
後半ダッシュしたので、一時間10分で着きました。
水分補給をしながら、この先を考えます。
さっきの道は通りたくないし、西大峯周りで帰ろうか…
もちろんそこにもいることが考えられるので、
カウンターを片手に、タブレットの音楽を大音量でかけながら行くことにしました。
峯太郎ブナ
下の看板を読んで感動しました。
ブナは、ある程度育つまでに、100年以上かかるので、林業向けではないといわれてきましたが、
実は、ナラなど他の木が育ち、地面に栄養がいきわたったのを確認して
最後にその枝を伸ばし始めているのだそうです。
その意味で、“アンカー”ともいわれているとか…
森もおもいやりと譲り合いで豊かになっていくのですね…。
道はササに覆われていますが、踏み跡はしっかりしており、
テープも短い間隔でつけていただいているので、とても歩きやすいです。
ただ、ぬっと出てきそうで怖い・・
笹岩への分岐。ここで道を外すことはしたくないので、行きませんでした。
正直言って大峯山より私はこの縦走路が大好きです。
本当に、山歩きしているなという気がします。
テープがなかったら迷ってしまいそうな
広い鞍部から登りに入りました。
山頂も近そうです。
 下山口との分岐。滝コースの入り口です。
この中を歩ける幸せ。
西大峯山山頂です。
分岐から45分ぐらいでした。
吉和冠、十方山が見えているはずですが、どれがどれだか??
長居は危険です。すぐに下山しました。
先ほどの分岐地点に戻り、今度は南へ。
すぐに植林帯になりました。
七人墓。どんないわれがあるのでしょう。
橋を渡ると、田園風景が広がっていました。
下山開始から45分。
全行程ら3時間ぐらいでした。
お昼の音楽を聞いて、人里に帰って来たことを実感しました。
ホッとしたら、久々に水浴びしたくなりました。
靴と靴下を脱いで足ディップ。水が冷たくて痛いくらいです。
ディップをすると、体にこもっていた熱がすーっとひいていきます。
そよそよ風が流れる畦で、お昼ご飯を食べました。
そして、アスファルト道をのんびりと最初の登山口に戻りました。
15分ぐらいだったでしょうか。

今回あってはいけないものにあってしましました。
冒険に危険はつきものですが、
危険を予知し、それを回避する努力をしなければ冒険とは呼べません。
今まで以上に意識しなければと、自分を戒めました。

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