新春恒例恐羅漢ツアー

2016.1.2〜3


毎年、お正月は恐羅漢で家族スキー
これがこの数年のわたしんちの恒例行事だったのに・・
信じられないほどの暖冬で、恐羅漢は年内わずか3日間だけのオープン。
お正月は、スキー場も、予約していたペンションもクローズ。。。。
修士論文の締め切りを間近に控えた兄ちゃんは、大学に戻ってしまい、
でもあきらめきれない父ちゃん、母ちゃん、妹の三人は
一縷の望みをかけて、恐羅漢へ向かいました。

2時過ぎに恐羅漢に到着。
キャンプ場前に駐車して、うっすらと雪のついた斜面を上がり始めました。
お正月で栄養満点になった体から滝のような汗が…
「登って降りて遊ぼうね。」と言っていたのに、
誰ですか、立山の上まで行こうなんて言い出す人は・・ 
 でも、やっぱり行ってしまうのがわたしんち。
 
 立山上部へ。いつも仲良しの二人です。
 母さんは疲れきって、雪の中で眠ってました…
でもこの日少しでも滑れていてよかった。
その日は、いこいの村広島の温泉で溶けて、K-aiで宴会。温かい夜をすごしました。

翌日は、いよいよ恐羅漢山頂に向けてスタートです。
予定では、ごほうびルートをシールをはいて上がって、稜線をテレマークのはずでしたが・・
嫌な予感は林道入り口の秋の林道を見た時からしていました。

   
秋色の登山道。
どこまでいっても・・この風景が続いていました。
ごほうびルートは、藪に覆われ到底上ることはできませんでした。
予定を変更し、夏焼のキビレから古木まで行こうということになりました。

ここまでずっと板を担いでいたので、結構ヘロヘロでしたが、
稜線を板を履いて滑るという夢を捨てきれず、
父ちゃんは二人分の板を担いで80mアップです。 
 
 しかし、神様はそれほどいじわるではありませんでした。
稜線まで上がると、雪が・・・
ここまで板を担ぎ上げたかいがありました。
深くはないですが、道を選びながらも板を履いて歩ける幸せ。
 
そして今年も古木に出会えました。 
 
 久々の古木は、藪に覆われていました。
下は去年のお正月。
本当に雪があるのとないのではこんなに景色が違うのですね。
でも、兄ちゃんのお礼を言うことができました。
 
  
 
 そして、板を履ける喜びに、古木までという最初の予定をまた変更。
やっぱり山頂を目指してしまうわたしんちメンバーでした。
   
 
 山頂への鞍部も、いつもとは全く様子が違いました。
 
 去年のお正月
  
 今年
 ようやく11時半。山頂到着。えらかっただけに達成感満載です。
 
 下は去年のお正月。
2mは違いますね。
 
 
 お約束のカップヌードルタイム。心も体もほかほかになります。
 
 でも、この風景はやっぱり最高。山はいい。
 
 帰りは山頂下の鞍部から立山に抜けることにしました。
しかし、この道がまたえぐかった。
再び、板を担ぎます。
 
 
 ようやく立山最上部へ。えっ???ここが昨日と同じところ・・
目を疑いました。
 
 
 スキー場はすっかり春になっていました。
昨日わたしたちがつけたシュプールがわずかに跡を残していました。
 
 春の野原でひと休み
 
 
 この斜面が雪で覆われる日を待っています。
  
今年もハードな始まりになってしまいました。
体はボロボロですが、心はかえって元気になりました。
体が動くと心も動く・・
私んちの原点ともいえる新春登山になんだかとってもうれしくなった一日でした。

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