烏ヶ山

1448m
2015.11.22
鳥取県東伯郡琴浦町・日野郡江府町


 “大山主峰の南側に位置し、遠くから見ると烏が羽を広げたような姿に見えることから、この名がついた。
ピラミダルな山容から、山陰のマッターホルンと呼ばれる。”(Wikipediaより)

平成12年の鳥取西部地震の際に頂上付近が崩落したため、三角点も消失し、「登山自粛」となっているようですが、
中国百名山の一つに数えられていることもあり、ホームページにはかなりの登山記録がのっています
安全を第一に行ってみることにしました…

カシミール3Dで作成

蒜山インターの前にある道の駅風の家で前泊し、
蒜山高原から快適な道路を通って、奥大山休暇村手前の
駐車場に車を止めました。
道路にに表示されている外気温は5度。
20度の温かい瀬戸内海に暮らす我々には
ちょっと辛い朝です。
駐車場から数分歩くと、鏡ヶ成キャンプ場の入り口につきます。
なんとそこに烏ヶ山の登山口標識が・・
登山自粛は解除されているのでは・・・
登山口は、烏ヶ山登山口標識を道路を挟んだ向かい側です。
登山口の看板は見事につぶれていました。
 落ち葉の敷き詰めたなだらかな登山道。踏み跡もしっかりしています。
笹が行く手を阻むようになると勾配がきつくなってきます。
勾配がきつくなって次第に息が上がります。
振り返った展望にしばし、疲れを忘れます。
烏ヶ山と思ったら、ダミー山頂でした。
ささやぶは気にならないのですが、
久々の山登り。
脚力の衰えが情けない…
そろそろ岩が出てきました。
ロープもつけられていますが、あまり新しくはない…
山頂手前の岩場。結構怖かったです。新小屋ルートには、ここが分岐になります。
岩場を越えるとようやく山頂が姿を現しました。
山頂手前の暗部。。崩落個所です。
親指ピークを思い出し、慎重に通ります。
山頂手前の最後の岩場。
ここにたらされているロープは上部で裂けていました。

登り始めて1時間半。烏ヶ山山頂に着きました。

大山がくっきり。すばらしい・・ 


二年前に上った親指ピークもくっきり

   
素晴らしい景色を堪能した後は、岩場に戻り北西の稜線を降りていきます。 
   
下り始めは急こう配です。ロープもありますがちょっとこわいです。 
  
ここ大山や親指ピークと同じく、崩落が始まっています。 
   
1230m手前で少し迷いそうになりました。行くなのロープ・・・ 
  1230ピークから少し戻って南東へ。
やがて行き道と同じなだらか道になります。
 
   
舗装道路に出ました。 
   
舗装路で一組。駐車場でも今から烏ヶ山に登るというパーティと出会いました。 

登りに1時間半、下りも同じくらい。休憩を含め、3時間半の山行きでした。
展望のすばらしさといい、変化にとんだ登山ルートといい、自粛と言われながら登る人が絶えないのもわかります。
私たちも素晴らしい景色に魅了されました。
でも、数か所に設けられているロープの耐久性もあわせて、十分注意しなければいけない山だと思いました。
でも、秋晴れの素晴らしい山に出会え、幸せでした。
やっぱり山はいい。ありがとう


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