2014.8.11~12
大分県久住町
白口岳(1720m)・稲星山(1774m)・中岳(1791m)・天狗ヶ城(1780m)・久住山(1786.5m)・星生山(1762m)・沓掛山(1503m)
高低グラフ一日目:長者原~法華院温泉
高低グラフ二日目:法華院温泉~白口岳~稲星山~中岳~天狗ヶ城~久住山~星生山~沓掛山~牧ノ戸峠
朝5時半に光を出発。 下関でお父さんと別れて、二人で長者原を目指します。 母さん一人で運転するのは初めてで、ちょっと緊張しましたが、それでも、10時には、牧ノ戸峠に着き自転車を置いて、長者原へ。 お昼ご飯を食べて、12時に雨ヶ越えで法華院温泉に向けて出発しました。 とてもいいお天気で、三俣山をはじめ、九重の山々がくっきりと見えました。 |
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めいちゃんはこれがツボだったようで、しばらく笑いが止まりませんでした。 母さんの帽子に乗っかって、しばらく一緒に歩いてくれたトンボさんです。 |
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この間はどろどろだった道。 このところ雨が続いていたので、 今回は始めからスパッツでガードしていたのですが、思ったより道は乾いていて とてもさわやかな風が吹いていました。 |
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この間は、ここでカッパを着ました。 このところマラソンをして、身体をつくっていたいためいちゃんは絶好調!! |
少しずつ高度を上げて、雨ヶ池に到着しました。 ここまで来るのに、汗びっしょり。、 足取りの軽いめいちゃんの背中が頼もしく見えます。 |
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木道の間にかわいいお花を見つけました。 看板に書いてあったのに、思い出せない・・・ |
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坊ガツルが見えてきました。 こころなしか、この間よりテントが少ないような・・ |
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長者原から法華院温泉までは、5.4km。 林道に出てからは0.7km。 ここが一番長く感じました。 |
法華院温泉に着いたのが14時半。2時間半でつけました。初日にしてなかなかいいペース。これなら明日は…・
テントを立てて、温泉に入って、ビールを飲んで、アイスを食べて ご飯を食べてもまだ5時。。 その頃には、たくさんの人が上がってきて、坊ガツルはやっぱり色とりどりのテントで覆い尽くされてきました。 何もすることがなくなって、ぼんやり山の夕暮れを見ている時間が一番好きです。 肌寒くなってテントに入ったらすぐに寝てしまいました。 |
二日目。前の日が早かったので、二人とも朝4時過ぎには目が覚めました。
雲は出ていますが、多分天気は大丈夫。
九重連峰が待っています。
5時50分出~発
法華院温泉から鉾立峠までは1km ここにも、木道がありました。 緩やかな登りでアイドリングです。 |
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白口谷を通って中岳に行くのが、距離的には一番近いかな・・ と思っていたのですが、前日法華院温泉で聞いたとおり、 平成22年の土石流で、ここは現在通行禁止になっていました。 |
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20分で鉾立峠が見えてきました。 なかなかいいペース。 白口谷が通れなくなった今。 中岳方面に行くには、まず白口岳に上がるしかありません。 |
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時折雨がぱらつきますが、そんなこと気にならないほど急登でした。 鉾立峠1360m→白口岳1720m 1300mの窪地から1700m級の九重山地に上がるのは やはり一筋縄ではいきません。。。 母さんは息も絶え絶え・・ でも、めいちゃんの歩みは確実です。 |
7時30分。鉾立峠から70分で最初の山、白口岳に到着しました。余裕たっぷりのめいちゃんです。
大船山 | 中岳方面 | 稲星山 |
雲は垂れ込めていますが、山頂は360度のパノラマで、九重の山々がおいでおいでをしているかのように、くっきりとその姿を浮かび上がらせています。
ここで母さんから提案です。“この山々を巡ってみない?”
おそるおそる提案しましたが、めいちゃんからの返事は“ここまで来たら行くしかない!”
めいちゃんもわたしんちの血が騒いだようです。
先ほどの白口岳の登りに比べれば・・・あっという間に
8時20分。35分で稲星山に到着しました。今日会った二人目の人に写真を撮ってもらいました。まだ人はまばらでしたが、だんだん・・・
続いて中岳へ・・ 白口谷はやはりこちら側にも通行止めの看板がありました。 九重最高峰の中岳。この登りもなかなかです。 |
9時5分。30分で、九重最高峰中岳に着きました。人も増えてきて、この九重連峰が人気の山であることを再確認しました。
見渡せば山・山・山。その美しい山肌に見とれてします。
9時25分。4つめの山天狗ヶ城。まだまだ元気?
御池と書いてみいけと呼ぶそうです。とてもきれいな色をしていました。 山の尾根に続く登山道をたくさんの人が歩いてくるのが見えます。 |
10時5分。ここまでの道が結構えらくて・・・カメラを構える余裕がありませんでした。山頂はたくさんの人であふれていました。
人気の山なんだと今更のように思いながら、二人にとっては、九重連峰の一つです。
ガスが上がって、写真に納めることはできませんでしたが、登ってきた4つの山々とその道をたどることができる山頂は素敵です。 |
久住分かれ | 避難小屋とトイレ |
登山口が分からず、あきらめかけた時、星生山への登山口を見つけました。ザックを置いて、痛み出した足をなだめつつ登ります。 |
11時50分。6つめの山星生山に到着しました。空荷でもさすがに足にきていました。登りガンガンのめいちゃんについて行くのが精一杯。
山頂には奇岩が多く、ついついはりついてしまう母ちゃんです…
二人で歩いてきた道を見ながら互いをたたえ合います。 すがもり越えの道から立ち上る硫黄ガス。やっぱり温泉に入って帰ろう。がんばったごほうびです。 |
ザックを置いたところでお昼ご飯を食べて、帰路につきます。 朝6時前から歩いて7時間を過ぎ、次第に無口になってきた二人。。 |
13時45分。ついに7つめの山沓掛山に到着
歩いてきた道のり。でも、見えないあの山の向こうから来たんだよね。
14時15分。牧ノ戸峠にゴールしました。
コンクリートの下りが8時間歩いた足にとどめを刺しましたが、
めいちゃんは最後まで笑顔でした。
山々に囲まれる幸せ。
娘の笑顔を見ながら登れる幸せ。
応援してくれた父さん、兄ちゃん。ありがとう。
その幸せをかみしめ、久住星生ホテルで温泉につかりながら熟睡した母さんでした。