　昨年から下見を行い、温めていた砥石郷山スキーツアーがついに実現しました。元日に家を出発し、２泊３日ペンション立山に連泊して、中一日で砥石郷山ツアーをする計画です。

　早朝の立山ゲレンデはかちこちに固まっていて、細皮には難しいコンディションでした。子どもたちは１年ぶりのスキーにもかかわらず、身体が覚えているのでしょう、きれいなテレマークを決めています。
　立山ゲレンデ、ブナ坂チャンピオンコースとじっくり２時間練習したら、子どもたちの足はぱんぱんになっていました。雪もやわらかくなってきたし、そろそろお山に向かいましょう。

１１:１５分。ザックを背負ってシールをつけて、カヤバタゲレンデから出発です。

　いつもは、古木ツアーからの帰りの林間を、今回は往復します。
　登山者の足跡は、古木への分岐から谷を登っていました。そこから先は踏み跡がありません。風景や斜面の様子から林道を探りながら進んでいきました。

　キビレからほぼ東にコンパスをあわせて、最初のピークを目指します。想像していたより木立が乱立していて、枝をかき分けるようにして登っていきました。ところどころ木立がまばらな雪原が出てきますが、それも長くは続きません。帰りの滑りがきつそうだなぁと思いながら空を見上げると、真っ青な空が見えました。

　１１６６のピークまで登ると、先行していた登山客に出会いました。スノーシューを履いて林間を軽快です。これも雪山の楽しみ方の一つです。お互い写真を撮り合って元気にわかれました。

１４:１５分。出発してから３時間。ようやく砥石郷山山頂に到着しました。

　砥石郷山頂は真っ白い雪原です。東北東には雪をかむった深入山が見えました。ゾンデ棒を突き刺してみると、積雪は２ｍ近くありました。めいちゃんは山々に手を合わせ、今年一年の願掛けをしています。お山の力をもらって、きっといい一年になるでしょう。
　雪に寝転んだり、雪をぶつけたり、しばらくのんびり山頂を楽しみました。

　山頂からの下りは、楽しむと言うより一生懸命下りました。木は多く雪は重く、なかなか難しい下りでした。登りと同じくらい時間をかけて、１６:４５分にカヤバタゲレンデに到着しました。しかし、ものすごい充実感です。夫婦の夢の一つが家族で実現できて、満足感いっぱいです。

　次の日はゆっくりゲレンデを楽しみました。昨日の疲れが多少足にきていて、休憩しながらのんびりゆっくり滑りました。
川部さんにも出会うことができて、新年のあいさつもできました。

　ずいぶんときつい思いもさせているだろうに、子どもたちはそれでも「来てよかった。山は楽しいね。」と言ってくれます。子どもたちを連れてきているのではなくて、子どもたちについてきてもらっているのですね。自分たちは本当に幸せだと実感しました。今年も一年、きっといい一年になります。


立山ゲレンデ	ブナ坂ゲレンデ	ブナ坂ゲレンデからの滑降


もうすぐ１１６６ピーク	砥石郷山をバックに	恐羅漢をバックに