初深入山スキー

広島深入山
H25.12.28


暮れも押し迫った28日。
こんな時にも雪山に行く私たちをお許しください。
でも、年末にできるだけの仕事は全てすませたし、大掃除もできるだけやりました。
だから、やっぱり行っちゃいます!5月に下見に行った深入山へにトライです。

5月砥石郷山に行った帰りに立ち寄った深入山。
斜度はあるけど、いこいの村広島から山頂まで1km。
アプローチは短めで、1時間ぐらいで登れたからな…
そう思って登り始めたのが2時過ぎ。登山をするには遅すぎました。
積雪1m50cmの登山をなめてはいけません。

   
登っている間にも雪はどんどん降り積もり、最初はあった踏み跡もなくなって、全くの新雪状態。
ラッセルで膝まで埋まるところもあり、苦戦しました。

 なにしろ、登り始めが遅すぎた…相棒から言い渡されたリミットは4時。
いっこうに前に進まない足と、どんどんたまる疲労。焦り・・
登っても登っても見える新たな丘。あの丘を越えたら山頂であってほしい…

祈るような気持ちで、ひたすら足を前に進めました。
   
   
リミットの4時を過ぎました。「降りよう」と相棒から言われるのを覚悟して進んだ先に・・・

見えた。山頂だ!


   
山頂は猛吹雪で、おそらく氷点下10度以下。
シールを外すために手袋を外すとあっという間に手の感触が無くなります。

カメラのレンズも凍てつき始め、
ここに長居をすることは危険だと防衛本能が告げています。

夏に見た360度のパノラマは雪に覆われ、ホワイトアウト寸前です。
登りきった喜びを感じる間もなく、山頂を5分ほどで撤退しました。
   
5月には、様々な山が一望できた山頂 

   
 山々を記した看板の後ろも吹雪に覆われていました。
今回発見したことがあります。それは、膝まで埋まってスキー板が見えなくてもターンができるということ。
見渡す限りの大雪原はどこを滑ってもAll OK。
こけると自分の手足を探すのに苦労しましたが、
ふわふわの雪が本当に気持ちよくてやみつきになりました。
チョー楽しいんですけど… 

登りは2時間。下りはわずか15分で下ってしました。
冷え切った身体を温めるべく、そのままいこいの村広島の温泉へGo!
これができるのもいいですね。
そして、その後はホームベースである恐羅漢へ。
いつもホカホカお鍋で暖まって、しんしんと降り積もる雪で、雪だるまになった車の中でねむりました。


 
翌日は、もう最高のコンディション。
8時前から、シュプールのついていない新雪を滑りまくりです。
9時には国設もフル稼働に成り、チャンピオンコースにもトライしました。
 
奥ちゃんin立山(動画)

大好きなブナ坂に移動してみると、私たちも含めなんとテレマーカーが8人もいました。
初対面でもすっごく親近感を感じてしまうテレマーカー。 

ファットスキーで新雪を気持ちよさそうに滑っている川部さん。
華麗なテレマークターンの伊藤さん、田村さん。

少し前までは、そんな方達に声を掛ける勇気がなかったのですが、
最近は、同じ楽しみを知っている仲間としてお話しできるようなって、うれしいです。

年明けは、家族で雪山に行くぞ-!


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