石鎚山

(いしづちやま)
1982m
愛媛県
H25.5.26


標高差グラフ表示

カシミール3Dで作成


5月最後の土日。
6月は夏のキャンプの踏査に追われる日々で、レジャー(?)の登山は
当分おあずけになるのだろうなぁ・・・ということで、
思い切って来ちゃいました、
西日本最高峰石鎚山
土曜日の午前中に、平日できないそれぞれの用事を済ませ
午後三時から家を出たので、
今回は、最もポピュラーで最短距離の土小屋コースで登頂を目指します。
前の日は、道の駅で楽しい宴をし、
翌朝8:20土小屋の石鎚神社にお参りをして、登山スタートです。

駐車場は、観光できている人、登山を目的をする人。いろんな人たちの車で、いっぱいです。今回は、最短距離の土小屋コース。登山道完備ということで、ルンルンの登山のはず・・・
でしたが、そうはいかないのがわたしんちですね。

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来る前にいろんなホームページで調べたように、たくさんの登山道が石鎚山に向かってのびています。石鎚山の人気のほどを思わせます。

車道左側の登山口。山頂まで4.6km。約2時間です。

 

登山道はとても、よく整備されています。きつい登りもなく、ほとんど汗をかくこともなく、ブナ林を楽しみ、さわやかな山の風を感じながら進みます。

 

そしてやってきました東稜への分岐。土小屋入り口から3km。
ベンチ3の後ろの斜面を右方向に登って、南尖峰に向けて直登するコースです。
快適でルンルンの登山道から外れ、ヤブ・岩コースを選択してしまうのが、わたしんち・・・悲しい性です。

踏みあとを見つけながらよじ登っていくこのコースの方がワクワクしてしまう・・・。困ったものです。
稜線に上がるとササが現れました。まだそれほどササが伸びていなかったので、ヤブコギというよりも、ササをかき分ける感覚が久々で楽しい。
 そして、南尖峰が目の前に現れました。
野性味あふれる風貌にほれぼれします。
あの岩と岩の間のササを上がっていくのだな。コースをトレースします。
思ったより、道ははっきりついていて登りやすい。ただ雨が降ると、滑りやすくなるだろうなぁ。 
 
登りきって後ろをふりかえるとこんな感じ・・・・ 
   
 そのあとも、岩の間のササ道歩きがありましたが、ササがあるからむしろ足下が安定しているのかもしれません。
 
先行者が見えてきました。
   
 岩山登りが始まりました。先行者を途中でかわし、岩に取り付く感覚を楽しみながら登ります。

そして、いよいよ墓場岩と言われる最後の岩登りです。ザイルアップの準備をされているパーティもありました。三点指示を意識しながら一歩一歩上がります。

   
墓場岩を回り込むと、とがった岩の尾根道になりました。両側は絶壁です。慎重に道を選びながら歩きます。 
 
 天狗岩、弥山が見えてきました。あー、終わってしまう・・・
 
 南尖峰
 
 天狗岩が目の前に・・
とがっているようですが、左手にササの中に迂回路もありました。
無理に岩の先を歩かなければ安心です。
   
 天狗岩到着。ここが石鎚連峰最高峰です。
   
 天狗岩から弥山へ。最後の岩場を回り込み、上がります。墓場岩を経た後なので、鎖はいらないか・・・


11時過ぎ、弥山到着。弥山より天狗岩を望む

“石鎚山は山岳信仰(修験道)”の山として知られる。
日本百名山、日本百景の1つであり、日本七霊山のひとつとされ、霊峰石鎚山とも呼ばれる。石鎚山脈の中心的な山であり、石鎚国定公園に指定されている。
正確には、最高峰に位置する天狗岳(てんぐだけ、標高1,982m)・石鎚神社山頂社のある弥山(みせん、標高1,974m)・南尖峰(みなみせんぽう、標高1,982m)の一連の総体山を石鎚山と呼ぶ。
三角点は、天狗岩や弥山には設置されておらず、弥山の北西にある1,920.63mのピークに三等三角点「石鎚山」が設置されている。神社の敷地を避けたものと思われる。”     『wikipediaより』

 山頂の神社で家族の健康をお祈りさせてもらい、古いお札も納めさせていただきました。
スリリングでコアな東稜コースから、たくさんの人のあふれる山頂はちょっぴり違和感を感じましたが、
これまでのルートの楽しさを反芻しながら、定番のカップヌードルを食べ、通常の土小屋ルートを降り始めました。

普通の降りるはずだったのに・・・通行止めだった三の鎖はスルーしましたが、ついつい・・岩場を下ってしまいました。


先ほど通った山々を反対側から眺めながらおります。圧巻です。

   

上り下り、休憩・昼食を含め5時間。まだ余力が残っている感がうれしい・・名残惜しい南尖鋒を目に焼き付けて下ります。
ちなみに余力が残っているのと錯覚だったと、翌日のサイボーグになった体が教えてくれました。久々の岩登り、やっぱりきけました・・・


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