高手山

(たかてやま)周防大島町

422.1m

H22.10.27


カシミール3Dで作成

頂海山を下りて、大島大橋まで戻り、
広域農道を上がります。
文珠山への三叉路を直進し三蒲方面へ。
木屋原集落に下りる車道から、
天浄寺へ向けて下りる車道までの間に登山口があるはず・・
高手山? 樹木に覆われた白い手すり
車をカーブ手前右側の路肩に駐車し、ガイド本に書かれていた白い手すり・作業道を探しますが、白い手すりは道沿いに数カ所着いていて、どれも樹木に道がふさがれています。
GPSで位置を確認しても、このあたりから南に向けて尾根を上がっていけば高手山に着くことは間違いないと思われるのですが、登山口が確認できません。ガイド本にも“登る人も稀なヤブ山”と書かれていたので、十分予想はしていたのですが・・
何カ所か上がってみて、薄くなった赤テープがついている手すりからトライしてみることにしました。
パイプハウス跡? 手すりに沿って上がります
ヤブをかき分け進んでいくと、なんとテープがありました。ここでいいのかなと一瞬期待しましたが、やがて、テープは完全になくなり、とにかくコンパスの方向を見失わないように上がります。傾斜が急で、カメラを出す余裕もありません。ひたすら頭上の高見を目指して這うように登りながら、昔、氷室で同じように斜面をはい上がった時のことを思い出しました。
なんとか尾根に上がると、石組台座がありました。その先は平坦尾根がしばらく続き、再び赤テープがついていました。
平坦尾根をしばらく行くと、植林帯谷にでました。別世界のような道はすぐに終わり、旧町境の尾根に出ました。
ここから左に尾根をつめますが、眼前は笹藪に覆われています。しかし、ここでも、左手にあるテープに従って、ヤブをかわすことができました。再び、急斜面を上がります。
いろいろ頭で考える余裕もなくなり、ひたすら足を前に出すだけです。
この笹藪を抜けると山頂につける?
高手山山頂
椋野小学校の「旅立ちの集い」と木に下げられた標識が人の気配をかろうじて残していました。
帰りは赤テープがどこまで続いているのか検証してみることにしました。しかし、GPSで位置が確認できなくなった頃から見つけることができなくなり、再びコンパスで方向を確認しながら尾根を外さないように下りていきました。
下山の途中で見つけた大きなスズメバチの巣。ハチのいる様子は無かったのですが、迫力がありました。
急な尾根を下りていくと、最初の登山口よりやや西、次の手すりの所に出ました。あの赤テープは比較的新しかったので、きっとどこかにつながっているのでしょう。
山の中で方向を示してくれるコンパスの大切さ。
大峰で、地図にない道を見つけて、コンパスと地図だけで散策していた頃を懐かしく思い出しました。
                                                 (登り40分・下り25分)