水晶山・平家山

(すいしょうやま・へいけやま)岩国市

165.1m・150m

H22.12.10


カシミール3Dで作成

ホームページを作ろうとしてビックリ!なんと前の岩国山から一ヶ月もたっていたのですね。今年は冬のキャンプ・その他もろもろがあり公私ともにバタバタとしていましたが・・
気がつくと師走。今年最後のフリー登山かな・・・


桜ヶ峠
室の木側から平家山を攻めたかったのですが、今日も適当な駐車場を見つけることができず、先日岩国山から林道に出た所の桜ヶ峠からスタートすることにしました。
赤いおべべのお地蔵様に登山の無事をお願いしました。
桜ヶ峠から朝露の残る畦道を下りて、川沿いに進み、大谷峠に上がりました。大谷峠右手の山際にいらっしゃるお地蔵様に手を合わせます。
左手の建物の横にある山道から登山開始です。入ってしばらく行くと峠があります。右に上がっていきます。
今朝は、この冬一番の冷え込みだったとラジオで言っていましたが、10時をまわると陽射しも出て、温かくなってきました。採石場を見ながら明るい尾根を上がります。

水晶山北ピークより岩国山方面を望む

水晶山山頂
 大谷峠から15分ほど、さほど登ってもいないのに、こんな展望を拝んでもいいのだろうかと思うほど、素晴らしい展望で、錦川と岩国市街地が冬の陽射しに輝いて見えました。
 ふと見ると、三角点側の木にこの山の名称に関する但し書きの看板がありました。『防長山山野へのいざない第1集』には、源氏山のところに水晶山と書かれていましたが、大谷山が正しいのでしょうか。水晶山(岩倉山)と紹介されているHPもあり、この山の正式名称は不明瞭ですが、共通項の水晶山で呼ばせていただくことにしました。
しばらく景色を楽しんだ後、今度は平家山に向けて南西に下りていきます。山頂直下の一つ目の鉄塔を右側から回り込み、二つ目の鉄塔は左側から通過して、滑りやすい道を下りていきました
室の木と大谷を結ぶ林道に出ました。
林道から水晶山への登り口 平家山へ←とかかれた看板
シダの刈り取られた谷間の道は、直ぐそこに市街地があるとは思えないほど静かで少し怖いくらいでした。
これは下りではすべるだろうと思う道を上がっていくと、鉄塔の建つ明るい稜線が見えてきました。
平家山西のピーク 東に向けて行くと、鉄塔の先に平家山が見えてきました。

平家山山頂
その展望は圧巻でした。足元に広がる町並み、海、そして色づいた山々、青い空を見ていると時を忘れてしまいそうです。
帰りはちょっと寄り道をしながら、奇岩を眺めつつ下りていきました。
室の木側から上がるのは、本当にえらいだろうなと思うような急坂です。
どんどん足元の町並みが近くなって、竹林を回り込み、道路におりました。
家と家との間の細い道を北に向けて上がっていき、橋を渡ると落ち葉の敷き詰めた素敵な林道が大谷峠まで続いていました。
大谷峠手前。今日の山歩きが終わってしまう・・
標高と山のすばらしさは比例しない。そのことを確認する今日の登山でした。
広がる展望、市街地が直ぐ近くにあるとは思えないよく踏まれた山道、立ち並ぶ奇岩。
そして集落と集落とを結ぶ山道が残っていて、そこに、昔から峠を行き交う人々を守ってこられたお地蔵様がとてもきれいに祀られていること・・。室の木の民家に下りた時、話しかけてくださった地元の方の笑顔とともに、そこに住む人々のやさしさに触れ、心が温かくなったそんな冬の登山でした。

      8分      15分           10分           25分        15分      15分         8分  
桜ヶ峠  →  大谷峠 →   水晶山山頂  →  平家山←看板   →   平家山 →  室の木  →   大谷峠  → 桜ヶ峠  
 
                                                                   
(休憩を含め2時間)