下関チャレ・プレ踏査

H22.6.19 /9.4 /9.18 

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@道市−大了寺−中山渓−中山−歌野ダム湖 H22.6.19
早朝、アブニールに集合しそこからモービルで移動。轡井分校を確認し、道市の分岐まで運んでもらい、そこから、歩き始めました。
下チャレ1日目(※草案)MAP
北西に伸びる点線の道に入り、標識に従い左手の坂を登っていくと、谷が広がっています。この谷を左右に分かれて進みました。
 谷の右(東側)を進む方がよいようです。山と山との狭い谷間に入ると、大了寺の標識がありました。
そこから最初は谷をつめていましたが、倒木が多かったことと、この時点では、尾根に上がらなくてはいけないと思いこんでいたので、中電の巡視路になっていることを見込んで西の尾根に取り付きました。
程なく中電鉄塔に出ました。この鉄塔奥から北西にコンパスをふり尾根を進みます。
尾根道は、踏み跡や目印があり、とても快適だったのですが、植林の急登を登り終えると、方角が変わっていることに気がつきました。
引き返す勇気。大切ですね。もう少し行ってみようと進んでいると、完全に違うと思う頃は引き返せなくなってしまいます。私たちが目指していた尾根と違うことは明らかですが、ここまで来たら位置を確定するためにもこの尾根を下りることにしました。
やはり、大分西にふってしまったようです。大了寺の分岐のすぐ近くまで下りてきました。
中山渓との分岐に来ました。振り返って下りてきた道をみると、雨上がりに木漏れ日が光っていました。
分岐から中山渓に向けて右折。最初は川の左手を歩いていましたが、途中で川を渡りました。そのまま涼しい水音を聞きながら進み、池の所から再びモービルに乗り西中山登山口に向かいました。
川沿いの西中山から歌野ダム湖に抜ける山道の入口に到着。再び歩き始めました。
川沿いの林道をしばらく進むと、正面の急登の尾根をはさんで左右に踏み跡が見えます。左手の道はすぐに荒れ加減になっているので、右手の川沿いの道を尾根を回り込むように進みます。
コンパスの向きは北から北西へ。多くの谷の道がそうであるように、歩きやすい所もあるのですが、倒木や落石で道がふさがれている所もありました。
谷がつまってくる頃、左側の明るい稜線が近くなった来ました。ここから稜線に上がります。
稜線に上がると、テーピングがあり南北に踏み跡が延びています。目的地に近い北方向へ進み尾根を下りましたが、道に出る所が絶壁になっていました。
北へ延びる道 南へ。鞍部から西にふって、こちらはなだらかな尾根を伝って道路に下りることができました。
歌野川ダム湖
最初の大了寺の道といい、この歌野ダムに出る道といい、どうも釈然としません。
ルートを明瞭にするために、逆戻りすることにしました。
ダム湖側の車道から、もう一度稜線に上がり道をつなぎます。今度は反対側の谷から下りて、最初の分岐の左手の道とつながりました。
西中山の登山口に戻り、今度は大了寺と道市をつなぎます。先ほど見つけた分岐から南東へ向けて進むとしっかりとした踏み跡があり、やがて、鞍部に到着しました。そこから谷を右手に見ながら下りていくと、最初の谷間の道とつながりました。
309ピークの反対側のピークにも上がり、朝通った道にでました。こうなっていたのか・・。
地図読みはまさにパズル、そして奥が深い。
A道市−大了寺−中山渓−中山−歌野ダム湖−京ヶ嶽下 H22.9.4
暑い夏が終わっても、今年はシーズンオフではありません。これからまた一つのチャレンジが始まります。今日は6月に歩いた道を再確認することと、華山から貴飯に至る道を踏査することが目的です。
雨模様だった前回と違い、今回は強い陽射しが照りつけています。今年の夏は本当に暑い・・
下チャレ2日目(※草案)MAP
道市分岐から北西の谷へ。今度は迷うことなく、谷間の道を進みます。ここに来るまでも道沿いの田や谷に7月の大雨の痕跡が生々しく残っていました。この谷沿いの道も不安でしたが、道をふさいでいた倒木が押し流され、道はしっかり残っていました。
今回は迷いがなかったのと、思ったより歩きやすい道だったので30分ほどで鞍部に着きました。
鞍部を下りていくと、大雨の傷跡は生々しく残っていました。
やがて大了寺に着きました。ここからは、モービルで移動し、西中山登山口から歌野に向けて出発します。
西中山登山口からは、右手に川を見ながら、高速道路のような快適な林道を進みます。尾根をはさむ分岐からは右手へ。左手の谷は先日踏査しましたが、最後にシダが群生しており、谷のドンツキから左手の尾根に上がるのは結構厳しい道でした。
ここも先日の大雨の爪痕が残っており、谷沿いが倒木で埋め尽くされ、両側によけるしかないところも何カ所かありました。
左手の稜線が明るく見え始め、ここが最も近いだろうと思われる所から上がっていきます。ここまでも、そしてここにも赤いテープが至る所にあります。
稜線に上がり、西にふってそこから南へ下り、鞍部からダム湖へ向けて尾根を西におります。
ダム湖沿いの車道に着いた時には、汗びっしょりになっていて、冷たい飲み物が身体を洗い流してくれました。
そこから宿泊予定地の施設を見て、素敵な藁葺きの清流庵から橋をわたり、華山に向けて谷を上がっていきます。
所々倒木が道をふさいではいますが、道ははっきりしていて迷うことはなく、おおむね歩きやすい道でしたが、天まで昇っていくような横木の階段はしびれました。
稜線に上がり、とりあえずほっとひといき。ここまで約300mアップ。しかし、ここから更に200mアップしなくてはいけません。
西嶽に向かう小ピークからみた展望
西嶽への分岐。
この木立が守ってくれなければ、きっと干上がっていたでしょう。
東嶽山頂を望む
東嶽山頂に向かう車道へ出る手前の木陰で昼食をとり、東嶽に心を残しつつ、京ヶ嶽へ向かいました。しかし、境界の道は直ぐ横にできた車道ができたためか、とても歩きにくく、結局ほとんど車道を歩くことになりました。
ここで3時を回っていたので、本日の踏査はここまで。この先の下山道と今回拝めなかった東嶽山頂は次の踏査の楽しみに取っておくことにしました。
B京ヶ嶽下−貴飯 H22.9.18
 全ての山道を踏破すべく、やってきました下関。
まずは先日心を残した東嶽山頂で、素晴らしい展望を堪能した後、いよいよ京ヶ嶽の稜線を下りてみます。
先日の踏査最後に確認した京ヶ嶽南の下山口。上がってみると、地籍杭と鹿よけのネットが続いていました。地籍杭は一つ向こう側の尾根にもついている場合があり、目印にすると、逆に迷うことがあるかもしれません。この鹿よけのネットは見事なぐらいこの稜線のあちこちに張り巡らされていました。それだけ被害が甚大なのでしょう。
稜線の道はとても歩きやすかったのですが、所々支尾根が出ているので、方向をしっかり確認しながら進みます。
536ピーク
境界の道をそれ、稜線を南西へ。大藤に向けて下りる。三本+一本の目印を付けました。
大藤へ稜線の中程で、尾根が鶏の足のように3本に分かれています。ここで二手に分かれて踏査してみました。結果、中指が大事という結論に達しました。
いったん下に下り、奥野ルートを検証し、やはりこの稜線ルートが最良であることを確認し、もう一度三本テープからみんなで踏査しました。下りる直前、谷をまたぐように通る所は若干迷うかもしれませんが、尾根筋と方向を見失わなければ、道は快適です。ふと見ると、鹿のフンがたくさん落ちています。張り巡らされた防鹿ネットといい、なんだか鹿の足跡を辿っているかのようです。
鹿だけでなく、やっぱりいるんですね・・。
鋭い爪痕がその存在感を物語っています。
道に下りる手前では、多少ジグザクに道を選びながら、この間伐展示林の看板のある谷の横に出ます。
☆鶏の左足コース 深い伐採林が行く手を阻んでいました。
☆奥野コース
川棚越への林道も結構荒れていました。
ごめんなさいといいながら、民家の横を抜け谷沿いの道にはいると、見事な石組みと猪よけがしっかり残っていました。昔から、地形と自然と一体化して暮らしていらっしゃる所なのですね。
防鹿ネットに絡まった鹿の角の骨
自然とそして人々の営みを感じることのできるすばらしルートを踏査できて、本当に楽しかったです。
そして、このルートがどのようなコースになるのか。
ルートからコースへ。そこには人の想いが折り込まれてきます。
コースの中で子どもたちが何を感じ、何を学ぶのか・・
素敵なコースになるのだろうな。そんな思いで下関を後にしました。
下チャレ3日目(※草案)MAP