四王司山・権現山・石山・勝山・平畑山・青山

しおうじやま・ごんげんやま・いしやま・ひらはたやま・あおやま
下関市
392m・317m・248m・361m・246.9m・288m
H22.3.6


カシミール3Dで作成

家をでるときは雨。でも、雨雲レーダーでは、10時半頃から夕方頃まで、下関地方には雨雲がかからない。
天気の回復を信じつつ、出発!!読み通り、下関に入る頃から雨は止み、雲の切れ間から陽射しも時折のぞきます。
高速を下関インターでおり、2号線を広島方面に進みます。長府トンネルを過ぎ、247号線へ左折。
セブンイレブン下関田倉店の看板のある交差点を右折し、住宅地を北上すると、勝山御殿跡に着きます。
左側の広い駐車場に車を止めて、登山開始です。駐車場から見える山々に胸が躍ります。
今日は、青山、勝山、四王司山の3つの山を登ろうと思っていたのですが、結果的には、倍になってしまいました??

トイレもある広い駐車場 勝山御殿跡。広い公園になっていました。
四王司山登山口にある登山マップによると、やはり三山縦走ができるらしい・・。
青山−勝山−四王司山と縦走しようと思い、舗装路を下って、差葉団地に入り、青山登山口を
探すも見つからず・・。下山してみると、入り口まで行っていたのですが、その時は分からず・・・
駐車場まで引き返し、逆コースで四王司山からせめることにしました。
しかし、ここで30分のロスタイム。遠方の上に雨で、それでなくてもスタートが遅かったのに・・
四王司山に登山し始めたのは、ちょうど12:00。ちょっと焦ります。
「四王司山 1590m・勝山登山口 340m」の標識から北東へ入ります。
この三山だけでなく、権現山、石山に至る道も、とてもよく整備されており、テープや、標識が至るところにあって迷うことはありませんでした。
地元の方がこの山々を愛され、楽しんでいろんなルートから登っていらっしゃるからでしょう。
四王司山への登山の途中、地元の登山客の方にお会いし、いろいろ教えていただきました。
「光からこられたのですか、それは、遠いところから、せっかくだから権現山と石山にも登って行きなさい。2時間ぐらいでいけますよ。」
えっ、三山(四王司山・勝山・青山)に二つのお山(権現山・石山)もついて五山。それが二時間で行けるなんて、何とお得な・・など考えた私は、やはり甘かったということをこの後思い知ったのでした・・・

毘沙門天社
山頂四王司神社 四王司山の由来

北東にある展望台からの眺め。山の向こうに関門橋がかすかに見える。その向こうは私のふるさと九州
ここでまた、先ほどの登山客の方と出会い、権現山・石山への道を丁寧に教えていただきました。
「石山まで行って帰ると、往復で一時間はかかるだろうね。青山にも行きなさるかね。懐中電灯
があった方がいいよ。」
権現山への道は下り坂、これを帰ってくるには登り返してくることになる。
全てを行こうと思うと、やはり二時間ではすまない・・・一瞬迷いました。
でも、新しい山と聞くと行ってみたくなる好奇心、優柔不断な性格、判断の甘さ、悪い癖です。
行ってみたい、その気持ちを抑えられず、ジェットコースターのような権現山への坂道を降り始めました。
「滑るから気をつけなさいよ。」かけてくださった優しい言葉と笑顔。心にしみます。
権現山(317m)

権現山から急な下りを降りて、竹山への分岐を過ぎると、石山への道はなだらかな稜線の道でした。
私の大好きな道です。やがて大きな岩が現れて来ました。石山が近くなってきたようです。

石山(248m)
山頂には標識らしきものが無く、確認はできませんでしたが、この風貌、地形からもまさしく石山でしょう。
岩の下は絶壁。ロッククライミングしていたのかなと思わせる痕跡も・・


覚悟はしていましたが、分岐までの登り返しは足にこたえました。息も切れ切れ、やっと、分岐に戻り勝山に向けて北西へ進みます。
展望ピークからみる勝山 ここの下りも結構豪快でした。滑り落ちそうです。


員光分岐。「勝山 750m 四王司山1100m」と書いてあります。

南へ。大王寺への道 勝山へは北西へ。 井田との分岐

山城・郭跡 急登が始まりました。足が上がらない・・・考えてみれば朝食を食べて7時間。初めてのハンガーノックかも・・・。 立派な大岩

勝山山頂(361m)

山頂は風が強く、どんどん体が冷えていきます。急いでお湯を沸かし温かいカップヌードルを体に入れると、パワーが戻ってきました。山頂西にある展望台で素晴らしい眺めを楽しんだ後は、いよいよ本日最後の山青山に向けて出発!

山頂直下にある四王司山と青山との分岐
ジェットコースター第3弾。
まさに転がり落ちるように降りていきます。
テープとロープが道案内をしてくれます。
大王寺との分岐
「青山1980m 勝山490m」
かつやま展望所から勝山を見る
雨と時間を気にしながらの縦走でしたが、この勝山−青山の縦走路はもう一度来てみたい・・そんな気持ちになる素敵な稜線の道でした。
 


平畑山(246.9m)

平畑山を過ぎると青山は目の前 田倉との分岐
「青山 810m 勝山1840m」
田倉との分岐から舗装路までの登りはすごかった・・・
舗装路に出ました。「青山630m 勝山2020m」

青山山頂(288m)
NTT無線中継アンテナに占領されていました。その門の前に三角点。
かすかに二八八という文字が見えました。
田倉分岐まで戻り谷を降ります。果たしてどこに降りるのだろうと思ったら、フェンスが現れ、建物が見えます。「しゃくなげ園」の一角らしい・・。そのまま道なりに行くと、差葉団地の一番西側の木材置き場のような所に出ました。朝ここまで来ていたのに・・・もう少し奥まで入っていれば、木に付けられた赤いテープに気づいていたかもしれないけれど、見つけられなかったからこそ、あの方に出会い、より充実したコースになったのだと思い直しました。
私は今回、差葉団地から入りましたが、帰りに調べてみるともう少し下の「四王司山頂・田倉バス停・御殿町バス停」の道標から左にはいると、右手に青山登山口の標識がありました。

今回は、予定外のコースになってしまい、ちょっと反省・・・でも、往復四時間かけてきたかいはあったと大満足の登山でした。勝山御殿跡に戻ると、広い公園を散歩するたくさんの人たち。
地元の方に愛され、守られているからこそ、この素晴らしいコースができたのだなと改めて思いました。
本当にありがとうございました。

タイムテーブル:

30分 5分  20分 10分 30分 15分 5分
勝山御殿跡
(駐車場
四王司山 展望台 権現山 石山 分岐 員光
分岐
12分 3分 27分 10分 5分 35分
ふるさと
展望台
勝山 青山との分岐 平畑山 舗装路に出る 青山 勝山御殿跡
(駐車場
休憩を含め4時間