大蔵ヶ岳

(おおくらがたけ)阿東町

834.4m

H21.4.27


カシミール3Dで作成

 前回2回の山も天候は今ひとつ。滑コースを歩こうと計画していた日曜日も雨。
今日は大丈夫かなぁ。一応晴れてはいますが、カッパをバックに入れ不安を隠せないままの出発です。

国道9号線を山口方面へ下り、バス停用路から、右折。
地福駅の前の道を過ぎ、線路を渡って、地福交番の三叉路を右に曲がると、大蔵岳神社の看板を見つけました。
大蔵岳神社に車を置かせていただき、竜笛の鳴り響く神社に登山の安全を祈願して出発しました。
緑のシャワーの中を、沢沿いに歩きます。時には、沢を渡り、沢を歩きながら・・・。。
昨日、一昨日と雨が続いたので、若干水量が多く、どの岩に足を置こうか迷うところもありました。

 沢を歩くこと、30分あまり、一枚岩を流れるきれいな滝を見つけました。これが滑滝??

滑滝を過ぎると、いずれ出会う権現窟を思わせる大岩の間を抜け、10分ほどで渓流分かれに出ました。
大根を思わせる、太い幹の木の側を通って、尾根に上がります。
檜林のジグザク急登を上がります。息が上がること15分。権現窟の巨大な岩屋が見えてきました。規模は県下最大規模と言われる権現窟。
荘厳な中にも絶えず響く水音に一抹の寂しさを感じました。
権現窟からはある程度ヤブ漕ぎを覚悟していましたが、きれいに刈り取られ、快適な山歩きでした。緑の木々の間に山の姿も見えてきました。 権現窟から10分ほどで
曽根ルートと合流。
山頂手前の展望広場を行き過ぎ、数分。
山頂です。
山頂から、笹がきれいに刈り取られた道を戻り展望広場で、大休止。山登りを再開して5つ目の山。
初めてお湯を沸かしてお昼ご飯を食べました。目を閉じて、静かな山頂に奏でられる鶯の生演奏に耳を傾けます。
曽根コースからも下りられるようですが、今回は見合わせることにしました。登りにはえらくて振り返ることができませんでしたが、下り道は尾根から徳佐の町の向こうに野道や高岳、十種ヶ峰を望むことができました。今年の夏も十種ヶ峰には何回か登らせていただくことになりそうです。
なぜ、山に登るのだろう。下りながらそんな言葉が心にうかびます。
そこに道があるから・・・。昔の私ならそう答えたかもしれません。
山に通じる道を見つけると、行ってみないではいられない・・・ 。高見を見つけて突き進む・・・。
5年前の山の登りはそうでした。
でも、今は??
山は元気をくれます。ただ黙って見守ってくれる・・。そんな山の大きさに癒され、パワーをもらえるから・・。
山の緑の中でで汗を流していると、それまで頭を占めていたいろいろなことが本当にちっぽけなことに思えるのです。
それと同時に、山に来れる幸せ。
健康に生んで育ててくれた両親。山を登る母さんは生き生きしてるねと言ってくれる子どもたち。
そんな家族への存在を、心から感じることができるから・・・・。
そして、「今日の山はどうだった?」と聞いてくれる相方と美味しいお酒がのめるから・・・。
たくさんの理由をこれからも見つけていきたいと思います。

○宮ノ原コース
                   30分     10分         15分   20分
          大蔵ヶ岳神社  → 滑滝  →  渓流分かれ →権現窟 → 山頂

          登り1時間1時間15分 、下り(宮ノ原コース) 50分

下り終わって、登山のお礼の参拝をしていると大蔵ヶ岳の宮司さんが出て、お祓いをしてくださいました。
帰りに娘へのお土産のリンゴパイを買ったお店でいただいたリンゴジュースにもパワーをもらい、安全にHomeまで帰ることができました。ありがとうございました。

わたしんちアウトドアレポート