(のどうやま)徳地町
924.4m
H21.5.10
カシミール3Dで作成
目に映る若葉を楽しんでいたのも束の間。初夏を思わせる陽射しが降り注ぐようになりました。そろそろ夏のキャンプに向けて、踏査も始まります。
百名山を登る機会も少し減ってくるかな・・。と言うことで、今日は相方と二人、熊出没の噂も名高い野道山を目指しました。
@野道山
国道315線から県道123号に入って、7分ほど静かな山村の道を走ると、道の左手に野道登山口の看板を見つけました。この手前の広場に車を停めて、登山開始です。 | 今回は登山以外にもう一つ目的があります。それは、最近手に入れたGPSの機能を確かめること。経線・緯線を入れた地図を片手に現在地を確かめながら進みます。 | 登山口から50分。地図上の道とは少しずれた(?)位置で林道終点。山道に入ります。 |
山際に続く道は、狭いところもありますが、踏み跡もしっかりしていて間違えることはありません。何度も谷を巻きながら少しずつ高度を上げていきました。 | 南西に823のピーク | コンパスの方向が南東に変わると植林地帯になりました。登るべき尾根筋を探しながら進みます。 |
狭い山際の道から少し開けた鞍部に出ると看板を見つけました。ピーク737を結ぶ尾根筋から上がるようです。 |
北西に十種ヶ峰 | 野道峠から上がる道 | カタクリのきれいだった 弟見山 |
懐かしの莇ヶ岳 |
思い出の飯ヶ岳 | |
野道山−三ヶ峰縦走
景色を堪能した後、もう一つの目的地三ヶ峰に向けてスタートしました。
縦走路は笹に覆われていました。 | 相方命名:人生いろいろ松 | 933ピーク。縦走路は約3km。まだ先は長い |
933のピークからこれでもかというほど下り鞍部へ。登ったり下ったりが足にきます。山頂下の笹もなかなか手強く、笹の花粉でくしゃみがとまりません。ついつい下を向いて歩いていると、相棒の姿を見失ってしまい、慌てて踏み跡を探しました。 |
野道から1時間40分。ようやく三ツヶ峰に到着しました。 |
十種ヶ峰 | 弟見山 | 高岳? |
ここから仏峠へはコンパスを南にふっていきます。958のピーク付近からブナ林も見られます。樹齢百年を超えると思われる立派なブナの木もありました。 |
958ピーク・展望ピークからの下りは足に来ました。あの頃中学生だった子どもたちにとっては、辛い登りだったろうななどと今更ながら思ってしまいます。 | ||
仏峠に下りて車道を歩いていると、「佐波川源流」の標柱と三ツヶ岳の登山標識を見つけました。帰って調べると、ここから本谷を詰めて野道との縦走路につながっているようです。 |
2時間 1時間40分 1時間 30分
野道登山口 → 野道山 → 三ツヶ峰 →仏峠 →野道登山口
相方はGPSと地図、私はコンパスと地図を見ながら谷や尾根から現在地を推測しながら歩きました。相方と歩くと本当にコンパスワークの勉強になります。夏のキャンプに向けて少しずつスキルを確認しアップしていかなくてはいけません。
毎年夏は楽しみでもあり、緊張するシーズンでもあります。今年も暑い夏になりそうです。
久々の長い山歩きで棒になった足を引きずりつつ家に帰ると、子どもたちからの嬉しいプレゼントが待っていました。
初夏の陽射しと笹の花粉の洗礼を受けた充実した一日を、さらに幸せなものにしてくれた母の日でした。