わたしんち目指せ名山100選
937.3m
山口市徳地町
H21.5.3
滑(なめら)コース
カシミール3Dで作成
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2009年のゴールデンウイーク。帰省した息子が合流して、久しぶりにわたしんちフルメンバーで山歩きができました。コースは、先日夫婦でトライし、天候の悪化で断念した「飯ヶ岳滑(なめら)コース」です。
滑林道を詰める途中に「滑の三本杉」に立ち寄り、圧倒されるほどの迫力で、深い時間の流れを感じました。
砂利道を10数分詰めて、林道終点につきます。すでに数台車が止まっています。靴を履いてスパッツを着けて出発です。
滑(なめら)の国有林はいまだに手つかずの自然が残っていました。なめらの由来は、面白い木肌を持つ赤松でした。まるでウロコがはがれるかのような滑りそうな表皮の赤松が群生していて、なるほどこれが滑(なめら)だなと感心しました。
登山道は稜線を登り始め、時折現れる「ユウレイ茸(ギンリョウソウ)」や「イワカガミ」が目を和ませてくれます。左右の山肌は笹がうっそうとしげり、ヤブ山を語っていましたが、登山道はしっかりと整備され歩きやすい道になっていました。
登りの登山道の左手、北側の稜線沿いに「滑松」の群生が見え、不思議な景色に心を奪われます。後ろの景色を振り返りつつゆっくりと山頂を目指しました。
登り始めて1時間半。飯ヶ岳山頂到着です。
北西に十種ヶ峰を望む | 北に三ヶ峰・高岳を望む | 北東に弟見・莇ヶ岳を望む |
下りは山頂から東の稜線を下り、本州最南端のブナ林を下りていきました。ブナ林は日本本来の山の姿。薄い緑のシャワーを身体に浴びながら穏やかな時間が流れます。
基本的には沢に沿って下っていきました。途中しばらく沢下りを楽しみ、改めて滑(なめら)の登山道に合流しました。
息子と娘は「山が好き!」と言ってくれます。小さい頃からわたしんちのメンバーとして山を歩きつめ、今では体力も親を越えて、自分から山を愛し始めてくれているようです。子どもたちに先導される日も近いかなと、夫婦で目を細めました。
緑のシャワー ブナの森
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