堂ヶ岳
(どうがたけ)
588.4m
H21.8.27
カシミール3Dで作成
雁飛山を下り、近くに堂ヶ岳があることが分かり、ここまで来ることもそうそうできないと思い、
もう一つと欲張ったのが、運のツキ。自分の体力不足を思い知ることに・・。
石柱渓駐車場の看板から坂道を登り、細い道を進むこと十分あまり。 中の坪橋かなとおぼしき小さな橋の横に立派な看板が・・。間違いなく、ここが堂ヶ岳登山口。 消防機庫の横に車を置かせてもらい、歩き始めました。 |
選挙放送の流れる畑を通り過ぎ、 陽射しの照りつける林道を進みます。 目の前の堂ヶ岳が遠く高く見えたのは決して 気のせいではありませんでした。 |
|
消防機庫から十分足らずで、林道終点。 登山道はさらにこの柵の向こうに 続いているようです。 この柵の前も駐車可能です。 |
柵の向こうも広い林道が続いていました。じゃりじゃりと小石の多い林道を次第にきつくなる勾配に喘ぎながら進みます。道の横の小川のせせらぎが心を和ませてくれます。。 |
竹林が現れてくると、目の前に通行止めを表すようなテープが。ここから右手の山道へ入っていくようです。 ここから登りが本格的になり、欲張ってしまった自分を後悔しはじめました。 |
急な谷を登りきり、やっと尾根道へ上がった頃には、すでにへろへろになっていました。 この主尾根を登り切れば山頂。 頭では分かっているのですが、何しろ足が上がらない。 写真を撮る余裕もなく、上を見上げる余裕もなく、 どこまでも続くかと思われる急登を、登るというより 止まるとくじけてしまいそうだから、足を前に出すことだけを考えて進みました。 久々に感じる限界との戦い。この登りはきつかった。 |
ようやく山頂到着。三角点にタッチすると、山頂手前の日陰に座り込みました。
ここも山頂は木に覆われ 展望はありませんでした。 木々の間にに見えるのは 堂ヶ岳の東峰でしょうか。 さすがに触手が伸びませんでした。 |
|
帰りは少し余裕が出て、 写真を撮りながら 転げそうな山道を慎重におりました。 行きには目に入らなかった大岩も 見つけることができました。 |
。 |
久々に限界を感じた山登り。林道の横の小川で顔を洗うと、気分もさっぱり。
身体は疲れているのに、気持ちは元気になる。これだから、山登りはやめられない。
今年もいろんなキャンプに参加させていただいて、夏が終わることに一抹の寂しさを感じていた私ですが、
山はいつもそこにある・・。久々の山登りで次のチーズを見つけました。次はどの山に登ろうかな。
登山に伴うリスク。安全を確保してこそ冒険。その安全の線引きをどこでするか。
この登山に来る途中、相棒と話したことを思い出しました。
安全を守るためにスキル向上を目指すこと。
そして何より山に癒され、私自身が元気になるために、
これからも私の山登りを続けよう。そんな思いで山を下りました。
8分 22分 10分 20分 登り60分・下り40分
消防機庫 → 柵 → 山道へ → 尾根道 → 山頂