(がびさん)
116.9m
H15
地元で何度も登っていた山ですが、山と呼ぶにはあまりに慣れ親しんでしまって山歩きという意識すらありませんでした。しかし、某書籍に名山として紹介されており、その瀬戸内海を一望できる展望の良さに改めてレポートを作ることにしました。
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今回の入り口は室積小学校裏のフィッシングパークからの入り口です。標高0mからの登りなので、山の高さそのままが標高差となります。コンクリートで固められた小道をぐいぐいと魚見山目指して登っていきます。海風がとても気持ちがよかったです。
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ピークを2つ越えると、杵崎(きさき)神社が現れます。毎年開かれる相撲の土俵は草に覆われ、ひっそりとした雰囲気がいい感じでした。ここの鞍部から西に下りると、日本で数カ所しかないクサフグの産卵地にでることができます。毎年その時期になると、クサフグの群れで海が真っ黒に染まり、波打ち際はその精子で白く濁って壮観なドラマが広がります。
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峨嵋山山頂には、皇太子殿下の御来登記念の石碑が建ってありました。2等三角点をさわってさらに先を進みます。神社から山頂までの西側の断崖には水晶のとれる秘密の場所があります。自分が子供の頃は何度も通って、断崖にへばりついて水晶をとっていましたが、今はもう足場も崩れ、危なくて子どもたちに伝えることはできません。私自身が臆病になっているのかもしれません。
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附属小学校の裏手の山に、今までなかった石碑が建っていました。石碑には、「日和山跡(推定)」とあります。昔ここが島だった頃、大きく2角山として愛されていたようです。日和山から先は海岸まで下りです。鼓ヶ浦を見下ろす岬からは室積湾が一望できます。入り口からここまで約2時間の行程。季節を感じながらのんびり歩くにはとてもいい山で、やはり隠れた名山でした。