風をきって

wadachi:No5

H22.12.4

秋吉台カルストロード(山口県秋芳町)
         

 20年ぶりに復活した自転車です。やっぱり行ってみたくなるのは、20年ぶりのロードではないでしょうか。ということでやってきました「秋吉台カルストロード」です。

高速道路を小郡で下り、国道490号線を北上して「道の駅みとう」に車を停めます。自転車を組みながら昼ご飯を食べ、12:45分。まずは秋芳洞入り口に向かいました。

   
 道の駅みとう  国道435号線  目の前に見える「秋吉の壁」

 国道435号線沿いには整備された歩道があります。起伏も緩やかでとても走りやすい道でした。あっという間に秋芳洞入り口の大駐車場に到着です。駐車場手前の交差点から右折すると、そのままカルストロードに直結です。しかし、やっぱり気になるのは目の前に見える秋吉の壁です。20数年前にクラブの合宿で喘ぎながら登って以来、自転車で来るのは初めてです。行くしかないでしょう。

     
 秋吉の壁  垣間見える秋吉台  秋吉の壁終点

 登り始めてすぐに後悔し始めましたが、気持ちを奮い立たせてこぎ進めます。相棒ははるか先に進んでいます。こんなに長かったかと思うくらい登り詰めて終点に到着しました。
 

     
 展望台からカルストロードを望む  展望台売店付近  秋吉台を背に

 展望台までもう一汗かいて自転車を運びます。秋吉台の休日、家族連れでも賑わっていましたが、大陸からのお客様が多く国際的な雰囲気でした。秋のカルスト台地は爽やかな空気に包まれていました。
 さあそこからご褒美のカルストロードです。追い越す車や対面する車も少なく、自分たちでカルスト台地を2人占めしているような気分です。風を切って進みます。

     
 カルストロード  秋吉台ドリーネ  秋吉台石灰石群

 今まで行ったようで行っていなかった「長者ヶ森」です。今回初めて訪れることができました。長者ヶ森の鎮守様に子どもたちの幸せと芽衣ちゃんの合格祈願をしてきました。

     
 長者ヶ森全景  長者ヶ森近景  森の中

 改めて走り始めます。長者ヶ森からは基本下りになります。慣れないスピードにブレーキをかけながら慎重に下りますが、風を切る音が心地よい。

     
 カルスト台地  地獄谷  帰り水

 十二分に下りを楽しんだ頃に、大正洞が現れました。規模は小さいのですが変化に富んだ洞窟で、隣接してあるエコミュージアムもお勧めです。今回はちょっと先を急いで前に進みました。
 秋吉台サファリランドを左手に見て、県道から国道490号線に入ります。軽いアップダウンを一つ二つ超えて、出発地の「道の駅みとう」に着きました。

     
 県道32号線  国道490号線  道の駅みとう

 わずか3時間弱のサイクリングでしたが、その内容は充実していて着いた時は足がふらふらになっていました。とにかくまだ走れる!大学生の頃のような力は無いはずですが、足の衰えを感じずにすんだ、自分たちにとってもよい時間になりました。
 わたしんちに新しい楽しみができたというより、以前の楽しみがリニューアルされて戻ってきたようです。自転車はどんどん新しいタイプになっているようですが、自分たちは思い出と歴史とともに今の自転車を愛します。相棒とお互いの健康を喜び合いながら帰路につきました。

    走行開始時間:12:45    走行終了時間:15:30
                                    

わたしんちアウトドアレポート