子ども用カヌー新艇誕生


前回制作した子ども用カヌーの改良艇が完成しました。

第1号艇の問題点

 その1 : ボトム部からガンネルまでの高さが意外に高かったため、横風の影響を受けやすかった。

 その2 : ボトム部の曲線が制作しにくく、接合にある程度の技術を要する。

 その3 : 波切り部の加工が難しい。

 その4 : ガンネルの曲線が美しくない。

 その5 : シート部が高く重心が高いので、バランスが悪い。

改良点

 その1 : 全体的にガンネルまでの高さを低くした。

 その2 : ボトム部を1枚板の曲線加工から、3枚板の張り付け加工にし、加工の簡略化を図った。

 その3 : シートを数センチ低く加工した。


制作過程

 コンパネから各部品を切り出す。ジクソーが活躍する。コンパネが2回あれば、十分部品が切り出せる。
 切り出された部品。
 バウ部、スタン部を組み立てる。
 ボトム部を最初に骨組みを組み立てて、サイドのベニアを張っていく。ボトム部とサイドのベニアは、4mmベニアがたわみが少なく加工に適している。
 シートはボトムの裏から、直接真ちゅう釘13mmで打ち付ける。高さは1号艇より低め。
 サイドのベニアの打ち付けを完了。先端部分をかんなで削って整える。
 バウ部が完成したら、同じ行程でスタン部を組み立てていく。
 サイドを打ち付け、全体像が見えてくる。
 ガンネルの縁に、内側と外側から、5mm×10mmの木を貼り付けていく。
 木ねじの仮止めであいてしまった穴を、丸材を差し込んで埋めていく。乾いた後はヤスリで表面を加工する。

 完成でーす。

曲線もきれいで、満足した仕上がりになりました。全体的にこぢんまりした小さい艇ですが、バランスのとれた美しい艇です。これから、この艇に防水塗料を塗るか、FRP加工をするかは、使用目的と制作者のこだわりでしょう。


こだわり

やっぱり、FRPでしょう!
クラスのみんなで取りかかりました。

まずは汚れを取って! 内側を塗りましょう。 よーし。できたぞ。 制作者・・・

興味のある方は連絡をください。設計図等の情報をお渡しします。

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